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【note版】ビンテージグッズで過去にフライバック「イギリスの戦闘機お披露目祭」

まだまだゴールデンウィーク真っ只中、むしろお楽しみは週末に向けてこれからさ、という方も多いのでしょうか。東京は例年のこの時期にしては珍しく、まるでロンドンのような?あいにくの雨模様で肌寒かったそうですが、わが家は早くも今年初のお庭バーベキュー(関連記事)を解禁しました。よい塩梅に焼き上がり、さぁ皆で「いただきま〜す!」となったところでさすがはイギリス🇬🇧

雨が降ってきて終了〜♪速攻でサンルームへ移動する羽目になりました。きっと、こんなふうにいつ降ってきても大丈夫なように?ついてる家が多いんだろうなぁ・・。だいぶ気候もよくなってきたとはいえ、まだまだ天気が安定するのはやはり来月頃のようです。あの抜けるように澄んだ青空と、カラッとした空気の夏が待ち切れないので、今回はひと足先に、これからの季節にイギリスで増える地域のおり、フェアの模様をお届けします。

※以下は他媒体に掲載中の記事から転載(自著)した、過去のものです。noteには私の個人的な記録として一部割愛、再編集(くだけた文調や写真のキャプション、絵文字など)したものをお届けします。フルバージョンの原文はこちらをご参照ください(2019年9月9日執筆分)。

ロンドン南部サリー州のケンリーで、9月8日「ヘリテージ(Heritage)・デー(伝統文化遺産?継承の日?!)」と称した、レトロな飛行機のレプリカや軍用車などが展示されるフェアがありました。

飛行場の歴史

見渡す限りの原っぱに飛行機雲が映えるケンリー飛行場は、イギリス防衛省による所有地で、現在でも王立空軍が使用しています。

第二次世界大戦、特に英国空中戦(Battle of Britain)時まで、イギリスの主要な軍事拠点の一つとして活躍してきた飛行場でしたが、その後は特に注目される事もなく、いっときは向かいの土地所有者が一部を埋め立ててしまった程、軽んじられていました。

熱心に聴き入る親子

それが一転、2003年に地元の空軍クラブによる提案で、この貴重な基地跡を今後将来、未来永劫に現状を維持すべきである、と飛行場の保全に取り組むようになりました。行政自治区は、埋め立てられてしまった土地も地主に戻すよう求め、周辺地域の住民も募金活動などで協力し、今やこのようなお祭りを毎年開催するほど活気が戻りました。

会場までの景色も圧巻

遠くにテントが並ぶ会場に着くまでの間、既に二つの飛行機が展示され、グライダーを体験できるスクールもありました。

遠くに飛行機がかすかに見える

当日は気温も上がり、完璧な晴天に恵まれました。澄み切った青空に緑の芝がとても気持ち良く、ジョギングやサイクリングを楽しむ人も多かったです。イギリスでは公園といえば芝生が基本で、小さい子が自転車の練習をする場所を探すのに苦労するのですが、こちらは滑走路という場所柄?コンクリ舗装の道があり、地元の子連れファミリーにはよく知られています。

ビンテージグッズが並ぶ会場内

普段は侵入禁止の滑走路を通り抜けてお祭り会場に到着すると、生演奏のバンド音楽が聞こえ、中は予想以上の賑わいです。ステンドグラスで飾られた一角を通り抜け、左右に地元の博物館や飛行場クラブ、蜂蜜や絵画の販売店といったブースが並びます。

初めて見た寄付制

子供向けに、回るティーカップやトランポリンなどが設置されているコーナーもありましたが、料金はこの規模の遊具にしては珍しい、箱にいくらか入れる寄付制でした。

素顔(ぼやかしなし)はイケメンダンディおじ様でした😍

さらに進むと、軍用のジープが数台並んでいます。軍服に身を包んだ人達もにわかに増えだし、数人に取り囲まれじっくり話し込んでいるグループもあります。

実際に使われていたホンモノ!100年以上前でしょうから、ビンテージではなくてアンティークですね🤔

戦時中からずっと保管されてきた物でしょうか。鍋や食器、空き瓶からタワシまで、当時の様子が偲ばれる品々が公開されており、興味深かったです。

これがそうか・・✈️

そして本日の目玉、戦闘機スピットファイアの登場です。Spitfireとは、癇癪持ちという意味で第二次世界大戦期に活躍した戦闘機です。ボディと翼に大きく描かれる、的矢のような二重丸が特徴的です。飛行機をバックに自撮りをしている人など、さすがに人気でした。

お袋の味⁈イギリス人の定番サンドイッチ

人手の割りには食べ物の出店が少なく、サンドイッチ店、カフェバー、アイスの屋台とそれぞれ一種類ずつでどこも長蛇の列。

夏でもジャンパー着込んでる人がいるところがイギリス・・実際、日陰とかすぐ寒くなります

慣れている人たちは芝生でシートを広げ、ピクニック状態の家族も沢山いました。レトロな時代を意識してか、アバのダンシング・クィーンなど懐かしの名曲がBGMとして流れる事が多く、あちこちで踊って皆ノリノリです。なかにはどこかの出店者かと見紛うほど立派な組み立て式テーブルや、アウトドアチェアを何脚も並べ、誕生日会を開くという斬新なグループもありました。

生演奏が贅沢✨

さて、売り切れ続出のサンドイッチ店に小一時間ほども並んで苦労して手に入れたサンドイッチはなんと、中にイングリッシュ・ブレックファースト(関連記事)でお馴染みの大豆煮込みとウインナーが入っているホットサンドで、これまた斬新!beans and sausage とありましたが、こんなのは後にも先にもこれっきりなのでは、と思えてならないほどレアな商品でした。と、思いきや、イギリス家庭では定番の「家庭の味」なんだそうです。

縦写真、かつ食べかけ⁈失礼・・🙇‍♀️当時は衝撃でビックリしました🤣

上記の過去記事は、特にゴールデンウィークと関係ありませんが、空模様やウキウキした人々の様子、現場の雰囲気がこの時期にピッタリかなと思って載せました。いまと違って、写真の中の空に飛行機雲がたくさん写っています😲皆さんのゴールデンウィークはいかがですか(でしたか)?よろしかったら過ごし方をコメント欄で教えてくださいね。

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