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呼吸を観る


ヨガのクラスに行くと、『息を吸って』や『吐いて』など呼吸のガイドをよく耳にすると思います。

Yogaは呼吸があってこそなので、呼吸がなければ"Yogaではない"と言っても過言ではありません。

Yogaで呼吸を大事にするのは、呼吸は体や心、意識や精神と全てに影響を与えていき、Yogaの最終目的である、SAMADHI(サマディ/自分の意識を自分に繋げること)に深く関わっていくからです。

※ SAMADHI(サマディ)に関しては、また改めて記事にしたいと思います。



そもそも私達人間は、呼吸をしなければ生きていられません。呼吸は生命活動そのものなのです。

そんな大事なことなのに、学校でも社会でも呼吸については殆ど学びません。
 
呼吸は吸気(吸うこと)、呼気(吐くこと)、保息(止めること)の3つで構成されており、私達人間は1日に約2万回の呼吸をしていると言われています。

その2万回の、ほんの一部にだけでも呼吸に意識を向けることで、体や心、意識や精神にも大きく作用します。

そのことをYogaでは教えてくれていますし、科学的にも実証されています。

吸う息は交感神経に作用し、吐く息は副交感神経に作用し、吸う息と吐く息がバランスよく整っていると自律神経が安定します。

呼吸を止めることを意識的にすることもありますが、日常での多くは無意識の状態で止めてしまっていることが殆どです。
 
例えばゲームに集中している時や、パソコン作業のタイピング、写真を撮る時、硬い瓶の蓋を開けるときや、キャベツの千切りをしている時など意外とあるんですよね。

無意識での保息回数や時間が増えると、心身に余分な緊張を与えてしまい、ストレスに繋がります。

ふぅ~っと息を抜く溜め息や、深呼吸をする時というのは、大抵保息していた後に行っていることが多いです。

私達の体はバランスを保つ方向に向かって動いてるので、無意識の中でも呼吸を使い分けています。

これは精密機械以上の素晴らしい機能だと思います。

しかし、ストレス社会の現代では、保息回数と時間が増えてしまっているため、日常生活の中ではフォローしきれなくなり、心身に不調を抱えている方が増えている現実もあります。
 
病院に行くまでではありませんが、こんな症状感じたことありませんか?

▪️疲れやすい
▪️冷えやすい
▪️ネガティブ思考になりやすい
▪️体に痛みがある
▪️不眠がある
▪️むくみやすい
▪️凝りを感じる
▪️便秘がち


些細なことでも積み重なったり、放っておいたりしていると、不調ではなく病気につながっていく可能性もあるので、呼吸を意識して変えていくことが、予防にもつながっていきます
 
どんな方でも出来る簡単な呼吸を一つお伝えしますので、気が付いた時に試してみてください。

朝、昼、夜といつ行っても良い呼吸法です。

【腹式呼吸の1:2の呼吸法】

① 楽な姿勢で座り、背骨を伸ばします。
② 瞼を閉じるか鼻先を見つめるか落ち着く場所に視線を向けます
③ 鼻から4カウントで吸ってお腹を膨らませます
④ 吸い切ったら1カウント間を置きます
⑤ 鼻から8カウントで吐いてお腹を凹ませます
⑥ 吐き切ったら、次の4カウントで吸ってお腹を膨らませます。
③~⑥を繰り返し行うだけです。


回数は5回、10回、15回、20回...と回数を増やしていくのがオススメです。
 
日常生活では、胸式呼吸をしていることが多く、ストレスや疲労などで更にその呼吸は浅くなりがちです。

短い胸式呼吸では、吸い込んだ空気が肺の中にまで到達せずに吐き出される為、肺には炭酸ガスなど不要な物質が溜まります。

この状態が続くと、血液循環が低下したり自律神経失調症を招くことになります。

一方、腹式呼吸は鼻で息を吸いながらお腹を膨らませ、吐く息でお腹を凹ませて腹圧をかけるため、胸式呼吸より呼吸のリズムが自然とゆっくりになります。

腹式呼吸は横隔膜が上下に動き、この横隔膜に自律神経が密集しているため、吐く息を意識的にゆっくりすればするほど自律神経を刺激し、副交感神経が優位になり、リラックスしていきます。

また横隔膜が上下することで内臓も動かすことができるので消化力が上がるなどのメリットもあり、上記で挙げたような症状も少しづつ改善されてくると思います。
 
快適な体や心は、呼吸が安定してこそ得られるものです。

今まで何気なくしていた呼吸に意識を向ける時間を増やして、快適な呼吸で毎日を過ごしましょう♪

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