ポルノグラフィティの歌詞はサイコー!

わたしはポルノグラフィティが好きだ!
岡野昭仁の声が好きだ!
新藤晴一のギターが好きだ!顔も好きだ!
何より歌詞が好きだ!

先日参戦した20周年ライブの熱がさっぱり冷めないので、今回はわたしが好きなポルノグラフィティの歌詞3つをご紹介します。3つに絞ったのは、そこまでしないと際限無くお話しまうのと、わたしが考察下手だからです。それでは、レッツゴー!

1.君はボイルした 時計の皮むきに
ただ夢中になっている
─ネオメロドラマティック

わたしにはさっぱり意味が分からなかったけれど、ニュートンが研究に没頭して卵と時計を間違って茹でてしまった逸話が元になっているそう。へぇ。個性を世の中に奪われ埋もれていく主人公。自分の知りたい真実から遠ざかったところで黙々と日々を過ごすことに熱中して周りが見えなくなっている様は、なんだか皮肉な歌詞です。
サビはかきくけこまみれで、昭仁氏の歌い方も相まって滅茶苦茶スピード感に溢れているのが楽しい。声に出して読みたい日本語。カラオケで歌うと想像よりもゆっくりで逆に焦る。

行こうか逃げようか 君が望むままに
幸か不幸か ネオメロドラマティック

そもそもネオメロドラマティックってなに?ネオ(新しい)ドラマティック(劇的)メロドラマ(大衆向け恋愛劇)?新しくて劇的なのに一般化されてしまっているのも没個性的で悲しいことかしら。

2.月を飼うのと真夜中に
水槽を持ち出して窓辺に置いた

窓の外に水を捨てた 月を空にかえした
─月飼い

は~~~???????何を食べればこんなに綺麗な天才的発想に至る???
恋人との死別の曲です。文字通りの歌詞なら。みんな読んで。もう連続ドラマにしてほしい。泣く。
東(日の出=生命の始まり)から漕ぎ出したカロンの舟に乗って西へとおだやかに向かう彼女を、長い年月をかけてゆっくりと追いかける主人公。彼女が遺した唯一を手放すまでに、彼はいくつの夜を越えたのだろう。エモなんて安い言葉では表せない。好き。

3.Love,too Death,too
小さく紙に落としたピリオドから
愛した人よ そこに残した想いを見つけて
─Love,too Death,too

エゴの塊。愛と死と同等に語られる程の想いを点1つから読み取れと。無理難題。
しかし、愛も死も終わりがあるから輝くとするならば、愛や死を語る文章も終わりがあるからこそ誰かに何かを伝えられる。かもしれない。

わたしはポルノグラフィティが好きだ。
おじさんだとか、まだ活動してるんだとか言われようとも、わたしはポルノグラフィティが好きだ。ボーカルの頭頂部が怪しかろうと、ギターが自分の誕生日会最中に寝てしまおうと、それも込みで好きだ。ライブグッズで餅つきセットや防災セットを売ろうが何だろうが揺らがない愛だ。…防災セット今の時代滅茶苦茶ニーズあるからもう1回作ってくれないかな。
20年間全力疾走してきたこのバンドは、これから先も解散しないんじゃないかなぁ、沢山曲を作ってくれるんじゃないかなぁと漠然とした安心感がある。
ファンはみんなポルノグラフィティが好きだけど、ポルノグラフィティを1番愛しているのはきっと彼ら2人なのだと思う。
彼らが愛する彼らのバンドがいつまでも輝けるよう願うばかりである。

とりあえず全国民、ポルノグラフィティの歌詞を読んでくれ。

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