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太陽光パネルリサイクルのニュース振り返り~2023年第3四半期~

2023年も後半に入りましたが太陽光パネルのリサイクルに関連して、多くの企業や自治体で新しい取組みやリサイクル事業開始などのニュースが報じられています。

今回の記事では、2023年7月から9月までの主な取組み事例やニュースを紹介していきます。


7月

丸紅(株)と(株)浜田が、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクルで新会社「リクシア株式会社」を設立、使用済み太陽光パネルの買取販売サービスを開始。

桜木総建(株)が、太陽光パネルのリサイクル施設を竣工。

ふくしまエネルギー・環境・リサイクル関連産業研究会が、関連企業7社による太陽光パネルのリサイクルのワーキンググループを発足。


8月

宮崎市・ソーラーフロンティア(株)・出光興産(株)の3者による「ゼロカーボンシティみやざき」の実現に向けた連携協定を締結。

https://www.solar-frontier.com/jpn/news/2023-0719-press.html

宇城市では、DOWAエコシステム(株)・アクトビーリサイクリング(株)と市内にリサイクル工場新設で立地協定を締結、将来の太陽光パネル処理も視野に。

新見ソーラー(株)が、廃棄太陽光パネルから太陽光パネル再生に成功と発表。

協和商会(株)が、いわき市に太陽光パネルリサイクル装置を導入、リユース・リサイクル事業を開始。https://www.city.kawasaki.jp/280/cmsfiles/contents/0000148/148304/SDGs_p6.pdf


9月

大坪GSIが、PVパネルリサイクル工場を竣工。


まとめ

国による検討会や自治体によるリサイクル設備導入の補助事業など、行政レベルでのリサイクルへの取り組みが引き続き継続されており、太陽光パネルのリサイクル事業に参入する企業も着実に増えています。

一時期の様に太陽光パネルのリサイクル・大量廃棄のニュースを大手メディアが取り上げる機会が少なくなっており、SNSでも一時期に比べ関心が収まっている感触です。
一方で、リサイクル施設の導入は全国に広がっており、2023年9月時点で既に50社を超える事業者によりリサイクル(中間処理)が行われています。

今後も全国各地で導入が進むことが確実であり、リサイクル施設の更なる普及が期待されます。


その他、太陽光パネルのリサイクルに関するさまざまな情報やニュースについては、こちらからご覧いただけます。


参考資料