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空の飛び方

https://www.amazon.co.jp/空の飛びかた-ゼバスティアン-メッシェンモーザー/dp/4895726886

ふらりと立ち寄ったCafeで見つけた絵本。
2度読みしてしまったくらい、奥深い。

ペンギンは空を飛ぶことができない。誰もがそう思っている。
でっぷりした胴体に退化した短い羽。物理的にも絶対不可能。
でも実は、ペンギンは空を飛ぶことができる。
それは練習したからでも訓練したからでもなく、自分が飛べると気づいた時に飛ぶことができるのだ。

いやいや、ペンギンは実際には飛べないっしょwww

という大人気ないツッコミはちょっと置いておいて。

誰もが本来持っている潜在的な能力。でも、周りと比較して自信を失った時に、自分にはその能力はないと思い込んでしまう。
そして、既に持っている能力にも関わらず、再びその能力を身につけようと、それはもういろいろ見当違いな努力をしまくる。
そして、最終的にペンギンを飛ばせたものは。
ロケット花火でも凧でもなくて、仲間が悠然と大空を飛ぶ姿。

あ、そうじゃん。ぼく、飛べたんだった。

そう思えた時に、自然とペンギンは羽ばたき、悠然と空へ飛んでいく。

仲間の存在は大きい。
自分もいつかそういう存在になれたらいいな、と思う。

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