しなしなになったにんじんと芽が生え始めたジャガイモを早急に使い切りたかった。そういえば以前ガレット風のものを作って挟んだらおいしかったので再び作ることに。

千切りスライサーでそれぞれをスライスしてみたら思ったより大量にできてしまったが、ある程度厚みがあってもホットサンドメーカーでプレスしてしまえばいい塩梅でカリッと焼けるだろう、と思った俺が間違っていた。
なかなか中まで火が通らない。
慌ててフライパンに移して焼きなおす。具材を広げてみたらお好み焼きくらいのサイズになった。そりゃあ中まで火が通らないわ。
なんとか火が通ったのでフライパンの中で適度なサイズに折りたたみ、パンに挟んで再びホットサンドメーカーに戻す。ガレットの折り方が雑だったためパンからはみ出した具材がコンロの火に引火。焦げ臭い台所。

なんとか完成させてかぶりついてみると、味は悪くないが具材の食感が悪い意味で「外はサクサク中はしっとり」だった。

「もったいないから全部使おう」
「洗い物をなるべく増やさずにホットサンドメーカーで完結させよう」
「パンのサイズに合わせて具材を切らず、折り曲げてパンに収めよう」

タイパ・コスパを考えて楽？得？しようと思ってやったこと全てが裏目。まるで人生みたいだ。