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｢めちゃくちゃ土屋直武に会いたい｣
ドマステの配信も終わり、私はふとそんなことを思った。蒼葉を演じた土屋直武はどうやらティボルト役などで名高い立石俊樹と同じ事務所で、尚且つAVESTというアイドルグループをやっているらしい。立石俊樹のいるIVVYの弟分的な感じなのだろうか。リリースイベントと称して社蓄のヲタク(私)顔負けのスケジュールで連日タワレコで歌ったり踊ったりヲタク回転寿司を対応したりしているらしい。
インターネットの世界で生きて早十数年、この位はお易い御用である。
｢めちゃくちゃ会えそう！今月中にはもう1回会えるかも！｣
そんなことを思ったりもした。しかし、そうは問屋が卸さない。ヲタクは社畜でヲタクであった……。

今月のリリイベの日、全部無理っぽい。

そんな絶望を突きつけられ数日、微かな希望を胸にAVEST公式HPのスケジュールを開いた私は、思わず唸った。
｢あとのまつり展(暴太郎戦隊ドンブラザーズの展示会)行く日、イベントあるじゃんね｣

この好機、逃しちゃいけない。そんなことを思い、私は無事Oshi fes(以下推しフェスと表記する)に向け準備を始めることとなる。以下、ヲタクが推しフェスでぐちゃぐちゃになるまでを記していく。

【推しフェス前】

日付の問題もあったが、推しフェスをあえて選んだのにはそれなりに理由がある。私はもともとジャニーズのヲタクだった。ジャニーズの現場で散々学んだ｢大衆に紛れてれば何となく楽しめる｣が、推しフェスの方が叶うのではなかろうかと思ったからだ。大衆に紛れれば緊張感もそれなりに紛れるし、何より個を殺せる。勝手が分からない初陣の人間にとって見ればピッタリのイベントである。しかし、問題は直ぐに降り掛かってきた。

●指名入場特典って何？

数多の現場に参上してきたヲタクであっても、地下アイドルに関してはズブの素人。ギリギリに公開されるこのような特典やタイムテーブルなど、慣れない地下アイドル運営のお作法にやきもきする毎日を過ごした。

●怒涛、六連勤×２
前記の通り社畜のため、労働基準法スレスレの企業で日々ヲタクは搾取されている(給料と業務内容と人間に文句がないため辞めるに辞められない)。二年目ということもあり、研修がまだまだ山積みで、推しフェス前の二週間は連続で六連勤を強いられることとなった(つまり推しフェスは六連勤後やっと訪れた休みの日ってワケ！！！)。当然、気張ってはいるものの、身体は疲れていた。

【推しフェス当日】

いざ当日。
いや、めっちゃ雨予報じゃないか

ちなみに、推しフェスは雨天決行である。つまりコンディションは最悪。そんな中、蓄積された疲労が判断力を鈍らせていった。
まず当日のスケジュール(予定)を記載していく。

当日スケジュール(予定)
10時：ニチアサ視聴終了、家を出る
11時：渋谷HMVで開催されている暴太郎戦隊ドンブラザーズの展示「あとのまつり展」を見る
見終わり次第、渋谷か池袋あたりを散歩。歩いてそちらの方向に向かってもいいかも。
16時：推しフェス入場、知らない地下アイドルのステージをぼーっと見る
17時05分：AVESTのステージを見る。泣く
終了後、池袋散策、ご飯を食べる。
20時前後：再入場、特典会へ
終了後、帰宅

余裕のある、趣味の散歩も兼ねた十分なスケジューリングであった。しかし、実際はこうである。

当日スケジュール(実際)
10時：ニチアサ視聴終了、家を出ようと思うが仮面ライダーギーツや戦隊キングオージャーが面白すぎて10時に身支度が完了しておらず、10時過ぎに出発
11時：ただでさえ遅刻をしているのに日曜日、渋谷の人込みはすごく、到着に時間がかかる。当然入場列に並ばされ、進みの悪いなかみほちゃん人形を食い入るように見る。それ以外はさらっと
13時：池袋のTheaterMixaでやっている「アグレッシブダンスステージDEAR　BOYS」をマクドナルドに行く感覚で観劇。一つ隣の席にフォロワーがいる
14時40分くらい：腹を空かせていたためフォロワーとサイゼで駄弁る。その後、アニメイトで硬質ケースを買おうとするが、ヲタクの行列に辟易とし、退散
16時40分くらい：推しフェス入場、雨が強まっていく
17時15分くらい：AVEST登場、本日の雨のピーク
17時40分くらい：雨もひどいので、東京芸術劇場や周辺施設で雨宿り、硬質ケース購入、寒気が襲う
18時：ミスドで腹ごしらえ。イートインというとその量に店員に若干引かれる。
19時40分：事後物販に並ぶため再入場、まだ歌ってる
20時：特典会
終了後帰宅

ば～～～～～～～～～か

なに、ディアボって。突然。
雨予報がが全てを狂わせたと、とても思います。予定のスケジュールを見てもらうとわかるが、非常に｢晴れ｣に頼った予定を組んでいる。私は元々散歩が好きであるため、休みの日は晴れたら散歩をするというのが常であった。あまり知らない土地であるし、ダラダラ歩きたいなという気持ちが、雨によって打ち消されたのである。という理由と、ドマステの効果でめちゃくちゃ2.5次元舞台に行きたかったという思いが重なった結果、標的となったのがDEAR BOYSという舞台であった。まあディアボの話は置いておいて、濡れ鼠ヲタクと土屋直武さんの接触の話をして終わろうと思う(めんどくさくなった)。
※こっから先メモ書きをそのまま掲載になります！！読みにくいよ！

ヲタク、荷物多すぎてドタバタする。しかし土屋さんは待てる男なので｢全然大丈夫ですよ〜｣と待ってくださいました。神か
そして｢ドマステで演技が素晴らしくって｣とお話をするとドマステのことを話すと｢ありがとうございます〜｣と言って下さり、インライで言っていた鮮度の話もしました(ここ喜んでくださって嬉しかったです)。
さらに、一番気になっていたファンデーション！！！！やっと聞けた！！土屋直武のあの美肌はどこから？と、使ってるファンデーションを聞くと、NARSのリキッドファンデを使っていると教えてくれて。｢崩れないって聞いて、一緒の使いましょ！｣と。泣くぞ
そして素人ヲタクは指名特典を忘れていたことに気づきました。恥を忍んでスタッフにきき周り、もう一度接触の機会を得ました。死ぬが
｢また来ちゃいました💦｣と言うと｢あー！｣と笑顔でお手手を、ふってくださり。こんなヲタクにいいんですか？
ツーショを撮ったあと、実に自然にスマホを折りたたむヲタクに対して｢あ、そのスマホ｣と直武くん。
ヲタク、スマホヲタク晒す(パカパカパカパカ威嚇)
｢今の3年くらい使ってて、変えようと思ってて、僕カメラとか好きなんですけどどうですか？｣｢だからXperia！Xperiaいいですよね。カメラだったら、これより上位種の方がいいかも｣
｢いやほんと、Androidユーザーなのうれしくって｣
｢これからもAndroid使っていきましょ〜！｣とばいばい。

……スマホのヲタクでよかった

追記:スマホのヲタクとして、認知されていました。NARSと土屋直武のおかげでめちゃくちゃ肌の調子がいいです(6/21)。