入札セミナーに参加した際、国の入札参加資格申請のためには、個人事業主の登録が必要との話だった。

起業するとなると、登記の手続きなど色々と難しい書類を書くイメージがあり、約款とか？素人にできるのか？という漠然としたイメージを持っていた。
しかし、個人事業主として商売を始めるにあたっては、とても簡単らしい。
基本的には「屋号」を決めてしまえば商売ができるのだ。
そして、管轄の（近所の）税務署に、この屋号で私は税金を青色申告で提出しますよ、と言う届出を出せばそれだけなのだ。

届出に当たって、インターネットで検索したところ、会計クラウドソフトの「freee」で書式を作成するネット上のフォームがあり、そこに屋号と住所氏名、マイナンバーを入力すれば書類が作成できてしまった。なんと、それもタダでできてしまうという。これはやってみなければ分からない衝撃の事実だった。

加えて、国の入札参加資格申請にあたっては、「税金の滞納が無いこと」、と言う条件がつくので、税務署で税金の滞納が無い証明書を合わせて発行してもらえばそれで入札参加に申請に必要な書類が揃ってしまう。

自分の場合、29年間サラリーマンをやっていて、年末に会社で年末調整の書類を提出するぐらいしかやったことがなく、税務署に確定申告に行ったことなど無かった。初めて税務署を訪問して、開業の届出の提出と、税金の滞納がない証明を発行してもらった。
拍子抜けするぐらい簡単なものだから、感慨も何もなかったが、これで入札参加資格の申請ができることになった。