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チケットやタスクを整理する

ツールやプロジェクト移行時に整理する

 昨日の続きです。Redmine→バックログに移行したときのチケットの整理について書きましたが、チケットやタスクの整理について書きたいと思います。

 システム移行は整理のチャンス!ってこれ自体は移行の鉄則ですよね。弊社でも、大量のタスクが積みあがっている状態でしたので、移行後の世界を考えた時に、古いチケットを移行するというのは考えられませんでしたので、移行時に思い切った整理を行いました。

システム移行はやりません!

 まず情シスのなかでこれを前提として宣言しました。こういうときは性格として、具体まで立てる前に「こうしたいと思います!」って言っちゃいます。そのうえで下記の計画を立てました。

・Redmineの運用終了を宣言する
・運用中の各プロジェクトで新規チケット起票を取りやめる日を宣言する
※起票後の案件はいったん継続とする
・Backlogでの運用を開始する
・1か月ほど並行稼働する
・残っていたチケットを整理する(1か月ほど)
・Redmineを参照のみにする(運用対応)
・旧Redmineのバックアップを取ってリソースを削除する

 運用終了と別ツールへの切り替えについては、これは決まりきった告知手順があるので大したことはありません。問題は各プロジェクト側。
 今回、更新が長らくされていないプロジェクトについては、一定期間をおいて廃止するということを告知時に伝えてありました。ので、告知なし。

並行稼働期間中の動き

 並行稼働期間中は、ゴリゴリチケットのおそうじをやっていきます。

・稼働していないチケットのクローズ
・Redmineで新規起票されたものの取り締まり
・親チケットの移行(手動移行で立て直し)

あたりをやりながら、情シスメンバーにもBacklogに慣れてもらいます。
一日数百のチケットをクローズした日も。
 こういったおそうじは、現場担当者よりも機械的にやれる人の方が向いていると思います。今回はこういった作業が早いマネージャークラスが率先してやりました。すると現場の方でもあわてて動き出すという流れ。

 悩まされたのは、アウトソーシング先のベンダーで、運用都合で立てられているチケットの移行です。大きな機能にひもづいているものはよいのですが、担当者が誰もいないようなタスク類について、これは誰が依頼して誰が見てるんだ?みたいなことがわからないと移行ができません。もうこれは仕方がないので、私の方で一件ずつヒアリングして用途をたどって担当者やプロジェクトとのひもづけをしていきます。これがしんどかった。。。

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これで1年かかりましたが、すべて整理が終わると、すべてのチケットやタスクに管理者がひもづいている状態となりました。

バックアップについて

 チケットには、過去のやり取り(開発時の証拠)なども残っています。めったに見ないですが、残すべきと判断しましたが、この保存をどうしよう?となりました。

 最初は一括保存しようと思いましたが、プロジェクトごとに作業するのは大変。さらに添付ファイルとの紐づけも大変。このためにプラグイン導入していろいろやるのも避けたい。

ということで最終的にはバックアップを取って、何かあればリカバリすることにしました。

ユーザについても、これでリソースを削除してしまえばログインできなくなりますので、消さず。何かあればこれで復活するということで。
 あとは、時が経過すると誰もログインできなくなるのが心配ですが、誰もいなくなったころにはさすがに廃棄でよいと考えています。

 ちなみに、プロジェクト着手から完全廃棄まで2年。長い道のりでした。





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