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40代情シス女子、改めて在宅勤務の功罪について考えてみる

在宅勤務が転換点を迎えていると思います

 これは、弊社もそうなのですが、全体的に「うーん、やっぱり在宅って生産性を下げるからみんな出なさいよ」っていう方向に向かっていると思うわけです。

 アメリカの動きの方が先行していて、日本はコロナウイルスの5類になるのにともなって、この4月くらいから徐々に規定とか変えてるんじゃないかしら、と。

 弊社だと、こんな感じですが、まあわからなくはないと思います。

・管理監督職はできるだけ会社に出なさい
・それ以外の人も週半分は会社に出なさい
・育成が必要な職位の人は基本的に会社に出なさい
・パートタイムの人は在宅禁止

やっぱり問題はコミュニケーション

 まあここだと思うわけです。この記事にも書きましたけれど、最初の頃は「顔が見えない」「やっていることがわからない」ので、相手が言っていることがポジティブに言っているのか実は心象を害しているかみたいなことがわからなかったりして結構困っておりました。

 でもそれが、いろいろ試行錯誤しつつ、今では1 on 1などは、リモートの方がやりやすいななんて思ったりしています。

 ちょっと声かけて15分いい?みたいなやつですね。

在宅だと部下の様子が見えないぞ問題

 そしてこれですね。これ自体は割と私は気にしていて、部下が仕事をしているかみたいなところはチケットの動きを見たり、時々よびかけてレスポンスがあるかどうかを見たりしています。

 あまりにレスがなかったり、態度があいまいだったりするときには、出社しているタイミングを合わせて話をしたりしています。

純粋に、コミュニケーションを取り続けるだけで
人って刺激になるじゃないですか
在宅が悪なのではなく、ちゃんと見ていない上司がアカンのです

一人で集中したい仕事は、圧倒的に在宅が有利だと思います

 そしてこれですね。やっぱり集中できるんですよ。これは本当にそうで、マネージャーの書類仕事とかって、人に見られたくないとかありますからね。

 あと純粋にめちゃめちゃ忙しいので邪魔されたくないんです。出社していると休みも多少ずらせますが、出社していると、休みはずらせても、ご飯を食べる場所がない、というか、周囲が仕事をしているなか食べるのは気まずいし、外に出ると暑い(´;ω;`)。

マネージャーの仕事の一つは、人を動かし、育てること

 そして、まああれこれ書きましたが、最後に忘れてはならんのはここだと思うのです。

 マネージャーって、戦略を考えたり、状況を見据えたりみたいなことをすることが多くて、そこだと一人の方が圧倒的に集中できるんですよ。

なんというか集中したいときにワーワー言われると
めちゃめちゃストレスフルですよね

 なので、一人で考える時間を取れた方が、短期的には成果が出せます。
 でもそれだとダメなのかなって最近思うようになってきました。

 ドラッガーなんかを読んでいると「マネジメント」と「リーダーシップ」という言葉が良く出てきますが、いずれも「人を動かす」ことであり、そのためには人と接しないと、動かないんですよ。

そのためにはどうしても、潤滑油的なことが必要で、本人が望む望まないにかかわらず、ちょっとずつリアルなコミュニケーションを取って行くことは必要なのかなって。

 こういうのって、本当に正解はなくて、家のほうが集中できるから家にいたいとか、でも、レスが帰ってこない、なら会社に来いとか、あの人の方が在宅で許可されているのがずるいとか、モヤモヤを生みがちな世界だとも思いますので、気を付けつつ、空気を読みながら、部下の皆さんには幸せになってもらえるように心がけたいと思います。

 部下の方が幸せにならないと、組織って、成果出ないですからね。。。
 そして「人を動かす」の気づきを与えてくれたのがこの本。私は単行本のシリーズで読みましたが、新書が出ているとは知りませんでした。

 そして、在宅勤務はもっと生産的にしたいですね。コミュニケーションも、気を付けるべきポイント違いますし。

 ヘッドセットも、このマイク付きイヤホンが本当によくて、気に入っております。

おしまい。

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