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継続は力なり。

継続というのは本当に力になる。継続力のある人間はどんな分野においても基本的に成功する。継続力のない人間は何をやっても失敗する。ものすごくシンプルだが、これを理解しているのと理解していないのとでは大きな差が生まれる。

では、継続力とはどのようにすれば良いのか?という話なのだが、1番継続力がつくのは、「耐えがたいくらい屈辱的な経験をして、悔しいという感情を経験すること」だと僕は思っている。


僕は人生で耐えがたい屈辱は2つある。


1つ目は、中学生の時の野球だ。夏だったと思う。夏特有の打ち上げの時に酔っぱらったコーチに、「お前下手くそだけどなんで野球やってんだ?」と言われた時。自分ではめちゃくちゃ練習してるつもりだった。

なのに、それを全否定されて、「お前なんのために野球やってるんだ?」と言われた瞬間に人生で初めて怒りと殺意を覚えた。コーチがそんな言葉を吐いて良いものなのか?と本気で思った。


もう1つははじめた東京に出てきた時のこと。当時マッチングアプリで経験人数が200人を超えて調子に乗っていた。自分はモテると勘違いしていた。そんな時に、キャバ嬢やラウンジ嬢を口説き落としまくっている経営者にキャバクラに誘われた。

人生初めてのキャバクラだ。周りはブランド物で身を固め、いかにも東京にいるイケイケの男だった。そして彼らと共に席に座ったのだが、その席で僕は全員の前でこう言われた。

「お前全くモテないだろ?w」

いくらネットナンパで女性とデートをし、抱いてきたとしても、決して自分はモテる男ではなかった。それを言い当てられたのがすごく悔しかったし、何よりも自分よりもはるかにモテる男たちの前、そしてキャバ嬢という女性の前でそのセリフに「モテないです」としかいえない自分が恥ずかしかった。


僕が人生で屈辱的な経験だったのはこの2つだ。過去にいじめられていたことはあったが、それはまた別の話なので割愛する。とにかくこの2つが僕は人生で悔しいことだった。

ただ、人間というのはものすごく不思議な物で、野球の時はその日からコーチの顔面を素振りで打つイメージを持って1日に300回の素振りをした。辛くてやめようかなと思ったこともあったけど、その度に「お前下手くそだけどなんで野球やってんだ?」という言葉がよぎった。

その言葉が蘇ると悔しくて悔しくて「絶対に見返してやろう」という気持ちになった。そして頑張って素振りができた。結果として僕はレギュラーを取ることができた。でも、あの言葉がなかったら僕は多分レギュラーじゃなかっただろう。

人間が継続するのには絶対にきっかけがいる。そしてそれはマイナスのエネルギーを使うことの方が多いように思う。要するに屈辱とか悲しさとか、そういうものを正のエネルギーに転換させていくのだと思う。


「お前モテないだろ」と言われた時もそうだった。悔しかった。それに、恥ずかしかった。恥ずかしくて死にそうだった。でも、そのままで終わるのは絶対に嫌だった。

だから、次の日には服を買った。全財産は50万円だったけど、30万円分服を買った。人生で初めてブランドで全身を固めた。でも俺はモテたかった。髪の毛も、カットとカラーで会計が2万円する美容室で切った。

意味が分からないと思った。でも、モテるためだったらなんでも良いと思った。また誰かに「お前モテないだろ」と言われて惨めで恥ずかしい思いをするくらいだったら、金なんてどうでもいいと思った。


僕が求めるものが手に入るんだったら別にその他のものはいらないと思った。そうして継続していった。全ては悔しかったから。全ては見返したかったから。僕はそうして一歩ずつ進んできた。

僕は凡人だという自覚を誰よりも持っている。自覚しているからこそ、普通の人間がやらない選択を意図的にとってきているのだ。本当に自分のことを凡人だと自覚しているのなら、クレイジーな選択ができる。


でも、その選択ができないのだとしたら、自分のことを凡人だと思っていないのだと僕は思う。心のどこかで「俺はすごい」とか、「俺はできる」とか、そういうことを思っているのだと僕は思う。

要するにプライドを持ってるんだよな。気持ちはわかる。でもそんなものはさっさと捨てた方が良い。そんなものは何にもならない。何者にもなれずに人生を終えていくだけだから。

僕はそれが嫌だったからお金も時間も払ったし、頭を下げて学んだ。これから先も学んでいくし、行動していくし、継続していく。だって他の人よりも僕は何もできていないから。


まだまだ学んでいかなければならない。この世の中のことで知らないことが1つもないくらいに僕は貪欲に学び続けるし継続していく。

自分の人生が最高の人生なんだと胸を張って言えるように僕はなる。

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