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2023/07/18-内村鑑三とか

正宗白鳥の自伝のよいところを挙げるなら、人間の思想の流動性を認め、表した点だと思う。内村鑑三に心酔していた過去と、それを捨て去った今と。

自伝なんてつまらない自己満の成せる技だと思っていて、あまり好きではないけれど、正宗白鳥の自伝(未読破)には度々助けられるような気がする。

「自業自得」とか「因果応報」とかって仏教的な考え方であって、普遍のものではないんだよーって言ってて、わたしはこれで病気が半分治ったような心地がした。入院中の出来事だった。

なんで正宗白鳥の自伝を読んでいたかと言うと、彼自身が内村鑑三に心酔していたことがあり、また小林秀雄が彼を素晴らしい批評家と評していたことに拠る。これを知ったときは天啓を受けたようなパアァと視界が開けるような感じがした。

今日書店で見かけて涎が垂れそうになった。所持金500円だったので買うも何もなかったんだけど。

それで、なんか分かんないけど内村鑑三が好き。ついでになんか分かんないけど小林秀雄と坂口安吾も好き。
小林秀雄をヒモにしたいな。

「なんか分かんないけど好き/気になる」というのを溜め込んでいる気がする。それを解放する日は近いのかな遠いのかな。「本を読みたい」と言う前に読めばいい、というのは正しいかもしれないけど、躁鬱病の患者にはあまり当てはまらないのかもしれない。

桃のパフェを食べたいな。

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