年度: 2006 国: アメリカ＝イギリス 公開日: 2006年8月12日

ズシーン！とくる体験です。
映画というより、同乗体験。

不明な部分は、不明なままに、
なるべくリアルに、
機内からかけられた電話や通信記録などの
確かな記録から脚色なしに
事件のままに製作されたという意図が
ストレートに伝わってきます。

ふつうの人々が、
「歴史」に巻き込まれたときに
どう対応するのか？

つまり歴史とは、敵対勢力に相互の
自分のための「正義」が、
対立側のふつうのひとびとに
「悪意」となって向かうという
事実の集積なのだと体感した。

自分が「歴史的瞬間」に巻き込まれたら
どうするのか？

その疑問だけがズシーンと残る。