知恵の本1冊1P 「大人の道徳」西洋近代思想を問い直す 古川雄嗣

画像1 求道学の正しさと、加えるべき道徳的な認識の示唆に富んでいた。
画像2 自分の中にあったモヤモヤが一気に解消された「大人の道徳」
画像3 古代ギリシア哲学から中世キリスト教を経て、ルネサンス。そして科学革命、産業革命、市民革命を経て、近代へ。
画像4 道徳の本質は、近代国家成立過程における「市民」の誕生を促す社会契約にある。 圧倒的な権力を持つリヴァイアサンたる国家に対して、革命権を担保する憲法を制定した市民は、「自らに服従し、自らを保護する」。それは「全ての市民は、すべからく国家防衛の義務を負う」事を基本になる。 この理由のためにルソーの社会契約論は戦後日本で消された。何故ならアメリカがリヴァイアサンである本当の事実を巧妙に隠す必要があったからだ。この戦後レジームの上で育った日本国民は、公的な活動を軽視し、私的利益の追求に邁進することになった。

ご愛読いただきありがとうございます。 テーマごとにマガジンにまとめていますので、他の気になる記事も読んでいただければ幸いです。