V

もうじき国家試験の医学生。 自分らしく生きるとは何か。 もがきくるしみ、結論を出すため…

V

もうじき国家試験の医学生。 自分らしく生きるとは何か。 もがきくるしみ、結論を出すために生まれてくる言葉たちをここに植えていこうとおもいます。 Vは私のテーマ、ヴィーナス(Venus)からとりました。

最近の記事

  • 固定された記事

精神疾患は誰もが持っている

「○○ちゃんはメンヘラ入ってる」「あの人サイコパスだよね」 こういった会話は現代の若者なら一度は誰かしら言ったり聞いたりした事があるのではなかろうか。 というのも、精神疾患がより身近なものとして我々の社会と共に生きねばならない存在になってきたからであろう。 その昔、精神疾患といえば「精神分裂病(schizophrenia)」のことであった(現在の統合失調症である)。名の如く、自分の中の精神が分裂して「知らない誰かが自分をコントロールしている」「ずっと悪

    • “女医”という言葉が嫌いだ

      タレント女医。ママさん女医。女医のキャリア形成。 女医女医女医。 「女性」の「医者」というだけでこの世は「女医」と貼り付けてくる。 現代において「女性」の「医者」というのはそんなに物珍しい存在だろうか。 普段から自分自身がそうなる存在であるがゆえ感覚が麻痺しているものと思われるが、やはり世間から見たらそうなのかもしれない。 実際、本邦では未だに女性医師は3割に満たない。 それゆえか今日も「女医」という言葉は蔓延している。 しかし、私は改めて自身の立場や世論を

      • 尊敬している人たち

        生きてゆく上で「こうなりたい」「こんな生き方をしたい」 そんな存在は誰にでもいる筈だ。もちろんこの私にも何人かいる。 そしてそれを知ることによって、この人はどんな思想や価値観なのだろうという事がいくらかわかるのではなかろうか。 すでに記事を読んでくださっている方たちは、私がどんな思想でどんな人間かはいくらか想像つくであろう。 今日は、私を私たらしめるルーツ、そして生きていく上で原動力になっている存在、モデルとしている人物たちを挙げていく。 1人目は外交官の杉原千畝。

        • 医師になろうと思ったきっかけ

          決まって聞かれる質問。 「なんで医者になろうと思ったの?」 はじめましての人や入試、就活、様々な場面で幾度となく投げかけられてきた。 これを読んでくれている貴方も気になるところであろう。 理由は様々であるが、実は明確な動機がある。 この2つは似て非なる物だと思う。今日は後者について語ろうと思う。 . . . . . それは高校生のある日、Vは保健の授業の一環で産婦人科医の講演会に出席していた。 もとより医師になろうと漠然と考えていたのできちんと聞こうと思っていたが

        • 固定された記事

        精神疾患は誰もが持っている

          真面目は損だが最後に勝つ

          つくづく思う。 この世の中は真面目が損をする様に出来ている。 真っ当に生きようとすればするほど自分の首を絞めるのである。 私は自他共に認めるクソがつくほどの真面目であり、すなわち融通が効かない、嘘がつけない人でもある。曲がったやり方が大嫌いでダメな事はダメ。間違ってる事は間違っていると胸を張って言う。 この世で1番嫌いなものは「理不尽」でたとえそれが慣例や風習であろうと理にかなっていない事や法律を犯しているようなやり方を徹底的に糾弾する癖がある。 それゆえ周囲の人間

          真面目は損だが最後に勝つ

          The Solar System

          昨日は月食でしたね。 いつになっても、星達の輝きは美しいものです。 私、天体もとい太陽系には強い思い入れがあります。 そのきっかけとなったのが、あの世界的大ベストセラー、戦隊物少女漫画の先駆けとなった作品。 美少女戦士セーラームーンです。 幼いながらにセーラームーンの困難に立ち向かう姿、美しい心や仲間の絆に惹かれるものがありました。 ごっこ遊びなどもよくしたものです。 「今日はマーズやる!!明日は私がうさぎちゃんだから!」 今思えば可愛らしいですね。 小学生

          The Solar System

          ご報告

          本日、近医にて「適応障害」との診断を受けました。 現在治療を受けております。 関係する皆様方にはご心配をおかけしてしまうと思いますが、私なりに受け止めてこれから向き合っていきたく存じ上げます。 . . . . ...と、それらしい文言はこのくらいにしておきます。 ここからはいつもの執筆に戻ります。 正直、診断に至るとは思っておらず、状況が非常に特殊なので「どうにか耐えてください」で帰されると思いました。 また、私個人的に最も診断を受けたくなかったのが、がん

          ご報告

          卒業試験終了

          2ヶ月半に渡って行われた卒業試験がようやく終わった。長かった。疲れた。 大学卒業時は卒業論文を提出することによって学位を修める事が一般的だと思うが、医学部の場合は大抵どの大学も卒業試験に合格することで学位を修めるのである。その代わりに卒業論文は課されない。 私の大学の場合、毎週月曜日に一単元分の試験があり、火曜日から金曜日まで次の単元の講義があるといったスタイルで、全12単元分の卒業試験をクリアする必要がある。 大抵は国家試験に準じている内容なので、コツコツと勉強を続け

          卒業試験終了

          出世する人の特徴

          勤労学生としてしか働いたことのない身だが、いくつかアルバイトを経験して思う事がある。 「出世はやる気や実力で決まらない」 6年ほど、アルバイトとして働いている会社がある。社員の方達ともお仕事させていただいているわけだが、これほど長くいれば社員も毎年のように変わっている。 変わる理由としては異動・退職などであるが、異動の場合は「○○さんは優秀なので他部署に引き抜きになった」というケースがほとんどであった。 アルバイトや社員とはいえ同じ仕事を協力してこなすわけだが、引き

          出世する人の特徴

          愛に生きるということ

          小室圭さん、秋篠宮眞子様 がついにご結婚なさった。 心より嬉しく思う。 愛し、愛され愛を育み大団円に終わったと。 私個人的にはそう思っている。 だが世はそう思わないようだ。 兼ねてから報じられている小室圭さん母の金銭トラブル。 皇室に相応しくない相手だと。 遠慮のない言葉達が彼らを数年にわたって苦しめ続けた。 当初は私も「え、眞子様そんな人と結婚する気なの…」と思っていた。 しかし、時が経つにつれてそれは世間が勝手に作った偏見に飲み込まれているだけではないかと疑うよ

          愛に生きるということ

          犯罪と承認欲求

          京王線でのハロウィン無差別刺傷事件は世の人々に絶大なインパクトを残した。 逃げられない、止まらない、殺されるかも… 極限における人間の心理状態を引き起こし、被害に遭われた方はみな強烈なトラウマを植え付けられたはずだ。 今もなおPTSDに苦しんでいる人もいるであろう。 どうか、心に負った傷が1日も早く癒える事をお祈りします。 さて、今回の被害者というのは無差別殺生をされかけた電車内の人々であるわけだが、真に1番傷を負っているのは実は犯人ではないかと思う。 人間は理性が

          犯罪と承認欲求

          間違った心の傷の癒し方

          「お前なんて生まれようが生まれまいがどっちでもよかった」 これはある日母から言われた言葉であると共に、今もなお私の心に住み着き、末長く離れてくれない傷痕である。 じゃあなんで産んだの? 生まれなかったら私は堕胎されていたの? 望まれない子であったの? 自身を否定する言葉たちが薄ら笑いを浮かべながら心でこだましていく。 この苦しみから解き放たれるにはどうしたらいいの? 生まれてきた意味をどうやって証明すればいいの? 苦しみを掻き消す策を必死に探していく。 そしてあ

          間違った心の傷の癒し方

          一人称と性

          「私」「僕」「俺」「うち」「わし」「拙者」 日本語にはさまざまな一人称がある。英語では「I」のみが自分を表す唯一の言葉である。そのほかの言語も大概一人称を表す言葉は一つか二つ(男性形・女性型)である。これは世界的にみて大変珍しい文化なのではないだろうか。 もちろん日本人でも多くのひとは男性なら「僕、俺」女性なら「私」を使うと思うが、なにを使っていい使ってはいけないという決まりは実は存在してないのである。ただ普通はそうするという習慣があるから多くの人が

          一人称と性

          結婚は不幸への入り口

          常々思う。「女性は愛する男性と出会い子供を産むことが人生のゴール」は真なのか。太古の昔から、男性は外へ出て狩りをし、女性は家と子供を守る。現代社会においては、男性は社会人として稼ぎ、女性は家事育児をして旦那を支える。これらが「世の常」として今日に蔓延している。ましてや「婚姻制度」がそれらを事実らしくするための最たるものであり、女性が男性の家庭に入るという事が常識として世の人々に浸透している。 だがそのためにどれだけの犠牲が払われているか、目を瞑っている人間が多すぎるのではなか

          結婚は不幸への入り口