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0128「シカオ兄さん」

完全に風邪を引きつつ、朝5時に起きて東京とMTGして、日中はニューヨークの実装仕事をしながら夜に行われるプレゼンの準備をしつつ、東京が起きたら打ち合わせ4連発という状態で、なんかずっと働いていて気が休まらない。いつもこの状態が続くわけではないので良いのだが、体調が悪いときにこの24時間営業状態が続くとさすがに応える。完全に疲れた。眠い。横臥したい。

こういう、もうあんまり余力がないときには、YouTubeで「プロフェッショナル・仕事の流儀」のスガシカオの主題歌を聴くと、瞬間的にものすごくやる気が出る。今この辛い時間に前に進んでこそ自分は本物のプロフェッショナルになれるのだ。プロフェッショナルとは、「途中で投げ出さない人」のことだ。中村勇吾さんも、真鍋大度さんもみんな、めっちゃ頑張っていたじゃないか。自分だってできるはずだ。前に進むんだ。

などと言って、瞬間的にすごい頑張って仕事をすることができる。スガシカオすごい。で、その後何が起こるかというと、強烈な疲労感が来る。スガシカオ効果で無理してモチベーションを上げると、最終的にすごい虚脱感に襲われて結局ダメな感じになる。

いつぞやこのことをツイートしたが、この感じは恐らく覚せい剤に近い。覚せい剤も、打ったら元気になって働く気になって、しかし覚せい剤が切れたらグダグダになってしまうらしい。ギフハブだ。

ヒロポンがまだメジャーだった頃は、かの八代目桂文楽師匠も寄席の楽屋でいつも注射を打っていたらしい。落語家なんて、文楽師匠レベルになると本当に代わりがいないから、相当なプレッシャーもあったのだろう。

ともあれ、スガシカオは、疲労困憊した心身を鞭打つ上で非常に効果的だ。しかしこの文章を書いている今の状態は、今日の日中一通りスガシカオを流して無理やり仕事をした後で、かなりの虚脱状態にある。「オクレ兄さん!」ならぬ「シカオ兄さん!」状態だ。

しかしまあ私は自分の会社を自分の責任でやっているわけなので、なんていうか、最悪店をたたむか誰かにお願いすれば良いという選択肢があって、そういう意味では自分で判断で良い状況にあるので大変に楽だ。

会社員だった頃を思い出すにつけ、こういうレベルの忙しさとコンディションの悪さがそれなりの強制力をもって発生している状況というのは本当にきついし、あんまり良いこと無いよなあと思う。

こんなこと書くなんて、自分は脱社畜サロンの炎上まとめを読みすぎている気がする。こういうものをマンハッタンの真ん中で読んでいると、本当に何しに移住してきたのかなと思う。

みんなにも読んでほしいですか?

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