ニューロンはバグるのか(傾向と対策)6. 麻痺

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新たな異変に気付いたのは4月中旬のことでした。
いつものように(それが日常になってしまっているのはどうかと思いつつ)頭痛と眩暈でふらふらしながら自宅と最寄駅の間を歩いていると、左の脚が重いような、あまり上がらないような、そんな感覚がありました。が、特に思い当たることもなかったので、気のせいだろうとスルーしたのです。しかし、翌日も、その翌日も、左足は重いままでした。じわじわ悪化していることに気付いたのはさらに数日経ってからのことで、その頃には駅から自宅までの10分ほどの距離ですら休憩を数回挟まなければ辿り着けない状態になっていました。足が重いというのも勘違いで、実際には「力が入らない」が正しかったのです。
ほぼ同時に左手にも違和感を覚えました。指先に力が入りません。軽い痛みや痺れもあります。
つまり、左手と左足に軽度の麻痺が出たのです。

みるみるうちに歩けなくなってしまい、仕事場に行くことも難しくなってしまったので、杖を買うことにしました。せっかくならば見た目がよろしいほうがいいと思い、ネットで探してみたところ、楽天に良さげなそれがありました。買いました。3000円ほどで。替えの部品も数百円で売っていて、数ヶ月に一度くらいのペースで交換しているので、コスパも良いのではないかと思います。
業者さんがすぐに発送してくださったので注文2日後の夜には届いており、翌朝から使いはじめました。杖というものを持ったこと自体が生まれてはじめてだったので、さすがに最初の数時間は難儀しましたが、そのうちスイスイ歩けるようになりました。

ちなみにこの麻痺は現在進行形でゆるやかに進行しており、これを書いている2018年2月中旬の現状としては

・左膝・左足首・左足指が全滅。動かせなくはないが筋力と感覚が大幅減。膝と足首にサポーターをつけないとグラグラしてしまう。サポーター装着と杖の併用で歩行可能。電車で座れない時などはかなりの気合いをもって踏ん張る。
・左肘・左手首・左手指が全滅。動かせなくはないが筋力と感覚が大幅減。軽度の痺れと痛みあり。コピー用紙の1枚もつまめない、お皿を洗っていて落として割ってしまう、Ctrl+C等のキーボードショートカットを押すだけで指が痺れる、など影響大。できることはやるができないことは諦めるか右手に任せる。
・左肩と左足の付け根は今のところはセーフ

といった感じです。利き手側ではなかったことは幸いでした。(右利きです)

そうこうしているうちに次のX大病院の診察の日がやってきました。しかし、手足の麻痺は耳鼻科で診て頂けるものなのでしょうか……?

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