女戦闘員

さて、戦闘員なのに戦闘に参加しない女戦闘員さんについて。
まるで野球部なのに野球をしないマネージャーみたいな表現ですが、具体的な活動はというと諜報や潜入が主だそうなので補助要員ということですね。
昭和ライダーでは女戦闘員と呼ばれてましたが、令和になってシン・仮面ライダーでは女性戦闘員と呼ばれるようになり、これも時代を感じます。
セーラームーンに男がいたら男セーラームーンになる、ということですね。
そんな昭和な彼女らのコスチュームはレオタード＆網タイツがセクシー路線で、これでバイクに乗ったり諜報活動や潜入作戦を企てるとかなかなかやります。
なんというか、悪い女＝夜の裏街＝お父さんの趣味＝子供にとっては良くないもの、的なところで採用されたコスチュームだったのでしょうか。
もしくは単に監督や脚本家の趣味だったりしたのかもしれませんね、知らんけど。
女戦闘員は暗殺作戦のおいては毒針（ダーツ）を使っており、命中してしまった標的は泡になって消滅してしまうのですが、TRPGでPC相手にそれをやるとちょっとアレなのでこれは対NPC用武器ということにしました。

白戦闘員（科学者）

続いては忘れられがちなショッカー科学者たちです。
改造人間やスーパーテクノロジーの研究開発に日々没頭して運動不足な彼らも、実は白戦闘員と呼ばれる戦闘員だったりします。
てか戦闘員って呼称は結局「その他大勢」って意味でしかないんやねえ。
黒や赤に対して白。
うーん、実にシンプルで分かりやすい。
そんな彼らの活動は人間x動物や人間x植物といった異種族同士のハイブリッド改造人間を作ったり、ありえないほどの威力兵器を製造したりすることで、これぞまさに悪魔の所業というやつです。
なので正気度は低めです。
〈ショッカー忠誠度〉というスキルですが、ショッカーにはマッドサイエンティストしかいないので基本100%にしました。
「いやいや、緑川博士という裏切り者がいるじゃないか」と言われるでしょうけど、ベーシックシステム的には緑川博士の離反行為は忠誠度判定でファンブル（否むしろクリティカル？）をダイスロールした結果だと見なしてよいと考えます。
だって何十人何百人もいる白戦闘員の中でひとりしかいない裏切り者ですからね。
TRPGシナリオに登場させる場合はマッドサイエンティストか脱走者かでしょう。
ショッカーから最新化学薬品ドリンクを奪って逃げた美女が、医学と昆虫学とエネルギー分野に精通した白戦闘員で、しかもそれが２年前に失踪したはずの憧れの女性だったらどうしますか？
まあ、白戦闘員なのでちょっとだけ正気度低いですけどね。
そして肉体的窮地に陥った探索者を救える唯一の手段がそのドリンクだったなら？
もしかしたら探索者は正気度と引き換えに皮膚が裂けてバッタのような肉質ボディに変貌し、驚異的な跳躍力と顎の力を手に入れてしまうかもしれませんよ。
驚異的な変身も回数を重ねるうちに常習性や効力低下がありえますね。
あれ？ちょっと待って。これ面白いかも。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

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