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【100円ノート】アドラー心理学で時代を読む!「夏休みの自由研究」完結編

こんにちは!かんばやしです。

9月2日、例年通りだと学校の最初の授業ですね。

どこの学校もこの日に自由研究の発表をするので、完結編の投稿をこの日にしました。

今年は一週間ほど前倒しして始まったらしいですが、私は私のノスタルジーに沿って投稿します(`・∀・´)。


では本題に入る前に前回の話のおさらいを。

前回では

時代はテーゼとアンチテーゼのように移り変わる

だからといって次に来るものを当てるのは難しい

しかし個人の時代の先を読むことはできる

ということでした。


前回の話はコチラ↓

ではなぜ個人の時代の先を見ることができるのか。


話は単純で、これ以上単位が細分化できないからです。

考えてみてください、次代の担い手は

国家→企業→個人へと細分化されていきました。

もうこれ以上細分化できる単位はないのです。DNAまで細かくしたい人はいるかもしれませんが、それは個人の趣向の範囲でしかないので(笑)


さておき、集団から個人へと分割されていった結果、もうこれ以上分割できないところまで来ました。

だったら集団に戻るのではないかと思う方もいるかもしれませんが、それはないでしょう。


例えば今年に入ってからのコロナ騒動だって、

マスクの着用や外出自粛や店を休むといったことまで、国民や世界中の人がみんな同じ行動を取ることはなく、

例えばマスクをいつもつける人、屋内ではつけて屋外では外す人、つけない人様々です。


テレワーク可能な会社だってテレワークの導入するところとしないところで別れたと思います。

もちろんそれぞれに事情があるのだから当然です。


それってつまり

どんな物語をもってしても、それぞれの事情を捨てる、脇に置かせることはできなかった


ということ。


良くも悪くも一つの物語で誰もが一つの方向を向くことはできない時代に入ったのです。


様々な時代を経て、みんな個人・自分の方を優先させることの味を覚えたということです。

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ちなみに外国でマスク着用への反発などのデモが起きてますが、「それって団結じゃないんですか」と思う方もいるかもしれませんが、

あれは個人の権利への侵害として団結しているのであって、つまり各人への共通の敵が現れて、仕方なく手を組んだということです。


バトル漫画で言えば主人公とライバルに共通した敵・困難が現れた時の「共闘」ってやつです。


敵がいるから、困難があるから共闘をするのであって、やっつけた後はそれぞれの所に解散していきます。



では個人の時代の次はどうなっていくのでしょうか。


それはそれぞれがどう生きるかを選ぶ時代になっていくと思います。


「君たちはどう生きるか」、リアルに我々が問われる世界です。


順を追って説明しましょう。


おそらく今回のコロナによって一つの物語が定着すると思います。それは


人と一定の距離を取って生活すること。


コロナが終息した後も、秋になれば体調管理への注意喚起と共に、

冬になればインフルエンザやノロウイルスへの警鐘と共に、

春になればこの時期にコロナがありましたねという振り返りと共に、


天気予報の時間にメディアはソーシャルディスタンスを保つことをバンバンに促すでしょうし、それはいいことなわけですから我々も受け入れます。

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企業の方も今までのようにとにかく客をすし詰めに入れてとにかく稼ぐというやり方では、

事業そのものが頓挫しかねない横っ風があることを知ってしまいました。


おそらく徐々にテレワーク、リモートワークは普及していくと思います。


携帯電話もガラケーやPHSのさらに前は重くてデカい鞄くらいの大きさのものを「最先端」と言ってごく一部のお金持ちの人が使っていました。


それが今や小型化して一家に一台どころか一人で何個も持つ人までいます。

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どんなに素晴らしいテクノロジーも設備が整っていなければ使えません。

テレワーク期間の終わりを嘆く人がいますが、むしろこれからいろいろな設備を整えていこうとしていると思います。


その設備を整えないと、感染症による事業の継続の困難というリスクを知ってしまった以上、優秀な経営者ほど対応できるようにしておくでしょう。


俺たちのリモートはこれからなのです(笑)

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要は再び新型感染症の流行があっても、緊急事態宣言が出されても運営をしていけるようにすると思います。

ロボットがモードチェンジするように状況に合わせてフォルムを変えていくイメージです。


テレワークやテイクアウトメニュー中心への移行はそうしたリスクへの対応の一環でこれからも行われ、徐々に世の中に定着していくでしょう。


そうやって人と人との間に距離ができ、その中で生存し、生活していけるようになった時、どう生きていくか問われてくるのです。


人と人との間に距離ができる時、それでも人と関わる人と、人とかかわることなく生活していく人に分かれるでしょう。



ではどういう人が人と関わっていくのでしょうか。


それは人とうまくやれる人です。


今までは嫌々かかわっていた人とも関わらずに済むということは、人から敬遠されている人には連絡しないでしょう。

逆に人気のある人には、物理的に距離ができても仕事のやプライベートの誘いなどが来ます。当然ですよね。


そして人とうまくやれる人、人付き合いが苦でない人も、そういううまくやれる人を優先して連絡をすると思います。

自粛期間中にどういう人と連絡を取ったか、または連絡があったか思い返してみるとわかると思います。


要するにつるめる人同士でつるむ、固まっていくのです

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では人とあまり関わらなくなった人はどうなるでしょうか。

ここが2パターンに分かれるところです。


人と顔を合わせずに仕事ができるようになった。

連絡を取ってみようかと思うけど人に合わせることが苦手で疲れてしまう。

そしてこちらから連絡しない限り連絡もない。


そういった、人と付き合うことが苦手な自分を受け入れる。

そして好きなことに時間を使う、没頭する。

人とのかかわり以外に自己価値を見出して生きていくのです。


もちろんそもそも人付き合いに興味がないという人は自然とこの生き方をするでしょう。


自分の意思によって選ぶにせよ、環境に適応するようにその生き方をするにせよ、

人と関わることがなくなったこと、人と関わるのに向いていない自分を受け入れて生きていく。


つまり自分とうまくやっていくという生き方です。

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最後に残るのが自分とも他人ともうまくやれない人です。


人からお呼びがかかるような人望はない、

しかし一人で没頭するような趣味や仕事もない。すなわち自分とうまくやれるタイプでもない。

そういう人が人と突っかかったかかわり方をしてしまい、人ともうまくやれない。

そして喧嘩別れや解散を繰り返してしまう。


まさしく承認欲求と課題の分離を繰り返すタイプです。


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個人の時代の先、個人がどう生きるかという時代になったら、

人(他人)とうまくやっていく人

自分とうまくやっていく人

人とも自分ともうまくやれない人


この3パターンに分かれると予想しています。


そういう時代になっていくのは、去年まではAiが台頭し、人の仕事が置き換わっていく頃、早くても20年後くらいからだと思っていました。


しかし今年に入ってコロナによってその準備ともいえるリモートワークへ、徐々にではなく一気に舵を切ることになりました。


そもそもなぜAiに仕事が置き換わったり、リモートワークで人の分断が起こるのかと言えば、社会に参加する場が消滅するからです。


学校だって「各自の習熟度に合わせる」ことがさらに進むと、通信制やオンライン登校が主流になり、

クラスという集団は形骸化し、顔を合わせるのは月に数回体育の授業で登校するくらいになるかもしれません。


今までは出社や登校をして人と会って会話したり、大げさに言えば生存を確認する場がありました。

それがリモートになり、ロボットが働くことで人が働かずに生きていけるようになったら、

自分で連絡をして、自分を受け入れてもらわなければ人と関わることはできなくなります。


仮に全員が生活の面倒を見てもらえるようになっても、専門家以外に心の面倒を見てもらえる人は限られてくるのです。


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そういう未来は科学が、テクノロジーが進歩する限り確実にやってくるでしょうし、科学の進歩が止まることはないでしょう。


そして、おそらくそれは都市伝説で語られるような黒幕がいてみんなを不幸にするための陰謀の結果としてやってくるのでなく、

ただただ我々がよりよい社会、より便利でより楽に生きていける世界を望んだ結果やってくるのです。


もし世界の黒幕やフィクサーのような人がいたとしたら、案外善意で投資をしているのかもしれません(笑)


個人の時代が行き詰っても個人主義から抜けることはなく、それぞれがどういう生き方をするかが問われる時代になってくる


これが僕の未来予想、時代を読んだ仮説です。


結局のところ、これは「アドラー心理学で時代を読む!」を通して考えてきたことと合致します。


ですので過去の投稿と合わせて、ぜひ自分はどのタイプなのか、どうすれば心身を安定させて生きていけるか、

そうした未来に備え、考えるヒントになれば幸いです。


ここまでのお付き合いありがとうございました。

それでは、また。


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