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花曇り、川を臨む、安易な旅

3月下旬の平日。午後。
堂島川を見下ろすホテルの部屋でのんびり、というかぐったりしている。
体調不良をおしてやって来た、大阪は花曇り。暑くも寒くもなくて助かる。

チェックイン直後、ちょうど始まったラウンジのティータイムに行ってみた。
窓際の席に案内される。
品数は多くないが品のいいスイーツビュッフェで、パンナコッタやガトーショコラが美味しい。
堂島川と中之島を背景に、スイーツを乗せたお皿に焦点を合わせスマホで写真を撮るが、勢いでSNSにアップするのはやめた。
平日なのでさほど混雑もなく、静かな時間。なかなかいい。

金額の高いフロアの宿泊者限定のラウンジサービスというものが、ある。いつからあるのか、「流行りの」と言うのが正しいのか、どれくらい流行っているのかもわかっていないのだが、最近利用するようになった。
そもそも「ホテルステイ」なんて無縁な人生、ホテルと言えばビジネスホテル。4つ星や5つ星ホテルというものは、ごくまれに、ひとの結婚式に招待されて見学に行く所だ。

その「ホテルステイ」をちょくちょくするようになったのは、コロナ禍のプチ旅行が発端だ。旅行に罪悪感がつきまとっていた時世の、小さな息抜き。
旅行サイトをのぞけば、「クラブラウンジあり」のホテルが意外にたくさんある。
地方の旅行支援のおかげで、宿泊費の割引と地域クーポンまであり、お得感がすごい。これを利用しないわけにはいかず、今回もやってきた。

夕刻からのカクテルタイム。
さっきと同じ窓際で、徐々に暗くなる空に吸い込まれるように、まずシャンパンから。
アルコールも多種。おつまみメニューが新たに準備されている。
ティータイム同様、見た目も味も悪くなくじゅうぶん楽しめるが、あとちょっと感が強い。
想像するに、これ以上良かったら長居して飲み過ぎるお客もいるだろうし、時間設定や品数がほどほど、このさじ加減が絶妙ですごい。
体調不良と言いながら、けっこう食べた。

翌朝。
朝食はちょっと残念だった。ほどほどではなく、完全に品数が少ない。え、どうした?と声に出しそうだった。
食レポは以上。笑

高層階の眺望と、ふだんと同じ無駄話をしていても妙にゆったり流れる時間。それがあってのスイーツやお酒。
若い頃のわたしが見たら、「しょうもない散財するなよー」と言いそうだ。安易な旅だけど、これも肯定したい。次はいずこへ。



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