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一駅員の思い出2-


むかしむかし、私は関東地方で一時期、私鉄駅員をしていたことがありまして、鉄道旅行が好きになったのもその影響があるのですが、今日は、前回に続き、駅員時代の思い出をつづろうかと思います。

駅員になると、どこの私鉄もだいたいが通勤費がわりに自社線全線有効の「職務乗車証」(職パス)が支給されまして、そのお話です。

ところで当時は、私鉄職員みな兄弟、ではないですが、自社の職パスで、よその私鉄にも乗せてもらう、相互乗車という慣行がありました。戦前、関東地方の主要鉄道が大東急たる独占企業体に吸収合併されてた歴史もあるのでしょうが、戦後大東急が解体され、それぞれの私鉄が別企業体になっても、ずーっとそれは続いていました。

無論、私が職務中、改札(自動改札機普及前)に立っていると、いろんな鉄道会社の職パスを目にしたものでした。

あと、○○手帳で改札口に来られた私服の人もいましたね。片手に弁当、背中にゴルフバッグ?背負って、、、

遠い遠い昔の話です。風の便りによれば、現在は、いわゆる「顔パス」乗車は、私鉄各社の申し合わせで、禁止されているそうです。

顔パス乗車は、即「不正乗車」として新聞を賑わすことになるそうです。

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