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1杯のラーメンができるまでを、0から、原材料を作るところから見てみよう

ラーメンって、日本にいると特に珍しくもないですよね。
私がアメリカに英語研修行ってた時、夢を語れ(Yume Wo Katare)という有名なラーメン屋さんが目と鼻の先にあったんですが、結局行かずじまいでした。
人間2ヶ月くらいはラーメン食べなくても生きられるみたいですっ(n=1)。

…ここで問題ですっ! その、1杯のラーメンって、どうやってできてるでしょーか!
わたしたちは、実際にそれを追いかけてみました。当たり前の裏にあるものを探しに行きます。キーワードは「15ヶ月と5974km」です。

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まず、やっぱり欠かせないのは麺ですよね。麺は、小麦粉で作りますよね。

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2019.6 もうすぐ刈り取りの小麦

写真は、私たちが、実際に畑で育てた小麦です。ぜひ記事もあるので! 読んでいただけると嬉しくなっちゃいます!!

動画もありますんで、もしCOVID-19で家で小麦でも育てようかな、という方は、ぜひ参考にしてください!

考えることと、知っていることと、経験することってほんとにばらばらなんです。

この動画の裏には、実は思ってもみなかった脱穀の大変さや、 えらい少ない収穫量とか、事件が勃発しまくってました。

あとは… 中華麺とうどんとかの麺を分ける、とっっっても重要な要素があるんです!

それがかん水です。その正体は、アルカリ塩水溶液とゆーものだそうで、なんのこっちゃちんぷんかんぷんですが、とにかく中華麺の風味や色は、かん水によるものだそうです。

わたしたちは、拾ってきた海藻を燃やして出た灰で作りました。

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2019.11 海藻を燃して、かん水を。

これ燃やしてたとき、なっかなか灰にならなくて。あたりがだんだん暗くなるんですね。おひさまがおやすみになると、11月なのですっっっっごい寒くて、めっちゃ震えながら燃え尽きるのを眺めてました。

あと、黄色くなる予定だったんですが、なぜか麺は灰色っぽくになりました

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ラーメンと言えばっ!! スープですよ、スープ!
スープも麺も、欠けちゃだめなんです。

わたしたちは、シンプルな鶏塩ラーメンを作ることにしていたので、スープにはニワトリと、と、昆布があるとなおよし、みたいな感じで作りました。

ニワトリ? ええ、もちろん卵から孵しましたよ。一連の記事があるのでぜひ、興味があれば!

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2019.9 感動の、ひよこ誕生。

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2019.10 ニワトリの最期の勇姿

記事にもありますが、有精卵を手に入れるのがほんっっっっとうに大変で、まさに珍道中、野宿中にGに遭遇したりとチームメンバーが大変な目にあっていたらしいです、ヒエーッ!

そんな大変な思いをしたのに、最後、育てたニワトリを絞めなくちゃならなくて、なんとも不思議な感覚でした。当時の感想はこちらにあるので、ぜひ!

あとは塩ですね。塩は広島、瀬戸内海に藻塩を作りに行きました。

藻塩ってなんだ?、という方のために、ここにくわしく書いてあります!

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2019.3 広島にて、藻塩づくり

あとは、北海道の利尻島へ昆布を採りに行きました。
採ると行っても、こればかりは勝手にとるとまずいし、育てるのも時間がかかるので、えびな水産さんというところにお世話になって、養殖昆布の収穫体験をしました。

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2019.7 利尻島、えびな水産さんのもと、昆布漁体験

利尻島の自然の雄大さと、悠久の時を感じたこと、いまでもあの感覚が忘れられません。本当にいい体験でした。水産業の大変さだったり、すごく貴重なお話もたくさん拝聴し、この活動の1つのキーになったと感じています。

えびな水産株式会社さん、ありがとうございました。

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しかし…本当に、原材料を作っただけで満足してしまっていいのでしょうかっ? 

それは、0からではないですね、はい。わたしたちの0からは、道具も作ります

まずは包丁。

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2019.5 福井・いわいさんのもと、包丁づくり

福井まで、車ぶっ飛ばして夜な夜な包丁作りに行った記事はここで読めます

いろいろ事件も勃発したいたり、メンバーの個性が出た包丁ができたようで、面白かったです。

鍛冶工房いわいさん、どうもありがとうございました。

あとは、器、ですね。ラーメンには丼が書かせません。

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2019.5 東京・高橋さんのもと、どんぶりづくり

陶芸体験も、ちゃんと使う器は私は始めてだったので、いろいろ難しいポイントが沢山あって、なかなかどんぶりにならず(平皿化が止まらなかったです)、大変でした。

MG陶SPACEの高橋さん、ありがとうございました。

(あとは箸とかも作ってるんですが…割愛します!)

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さてさて… いよいよ、集まった材料で、1杯のラーメンを作るときが来ました。

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2019.11.29 0からラーメン

15ヶ月と5974km、わたしたちは日本中を動きまわり、ラーメン屋さんで800円出せば食べられる「あたりまえ」を、ついに、1杯のラーメンとして完成させました。

生きることや、お金のこと、価値のこと、命のこと、本当に多くを考える活動でした。

えっ、でもこれでは終わらないんですって!? な〜に〜、それはたいへんだ、今後の活動が気になる人は公式Webサイトを要チェックだ!

Twitterなどもよろしくおねがいします!

おわり

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