きゅーた

生きるの下手くそ属オタク科

きゅーた

生きるの下手くそ属オタク科

マガジン

  • 身辺雑記

    思ったことをつらつらと脳直で書いてます。

  • 誰得レビュー

    誰が得するわけでもなく、わたしが思いを整理したいだけのレビューたち。

最近の記事

当事者かつ、支援者でいつづけるということ。(発達障害当事者転職エントリ)

 この記事を書いたときの私のことを思い返すと、この時は、なんとか必死にその仕事に食らいついていたんだな……ということをしみじみ感じてしまって、なんとも言えない気持ちになります。  さて、現在の私ですが、その職場から転職して、現在は就労支援の事業所で働いています。  2022年1月に、心身に限界がきて休職。そこから3、4ヶ月くらいの記憶が、少しあいまいです。先に上げた記事を書いた時は、まだなんとかなると思っていたのですが、今思えばあの時には結構もう追い詰められていた気もしま

    • 空白への言い訳(「#FFFFFF」について)

       最近、このようなコンテストを目にしたので、参加してみました。 書き上げたものはこちら。  楠木ともりさん。  知ったきっかけはラブライブ!で、個人でのアーティスト活動をしていることも存じ上げてはいたんですけど、じゃあどんな作品があるんだろう?と思った時に聴いた「Forced Shutdown」のティザーで、「あ、この作風は絶対に刺さる」と思い、そこから意図的に、めちゃくちゃ避けていた、という経緯があります。  物語に情緒を揺さぶられるのは、好きです。でも、やはり限界と

      • ただ歩くだけの話。

         ちょっと歩こう。そう思った理由のうちの半分はマックのてりたまが食べたかったから。 もう半分は、今日は明け方にとんでもない悪夢と金縛りに遭って、睡眠の質を良くするにはちょっと身体を動かしたほうがいいな、と思ったからだった。  自転車に乗れなくなって、2ヶ月が経つ。  耳管開放症が悪化して、結構な頻度で目が回る。自転車に乗ってる時に平衡感覚を失って崩れ落ちること2回。自分が怪我する分には構わないけど、万が一車道に倒れて他人の人生を引っ掻き回したらやばいな、と思って、当面乗るの

        • 妄想してたものが東京ドームで現実になった話(MOIW2023のレポのようなもの)

           「アイマスライブの現地、今日が初めてなんだよね……」  そう言った時の同行者の驚愕の表情が忘れられない。  元々はミリオンライブのオタクでした。  仲の良かったオタク仲間が、ちょっと忙しくて会えなかった間にミリオンライブ沼に転がり落ちていて(多分それこそMOIW2015がきっかけだったんじゃなかったかな)、「ミリオンはいいぞ」しか言わない妖怪になっていたので気にはなっていたんですけど、たまたまニコ生でミリオン2ndライブの無料配信がされるっていうことで、まあ無料だし今日

        当事者かつ、支援者でいつづけるということ。(発達障害当事者転職エントリ)

        マガジン

        • 身辺雑記
          5本
        • 誰得レビュー
          9本

        記事

          3LDKの悪夢。

           睡眠に関しては、この数年はほとんどずっと睡眠薬に頼っている。早く効果が出る分効力が短いものと、ゆっくり効いてくるが長く効いてくれるものを組み合わせて、8時間ほどの睡眠が取れるように調整している。主治医と相談した上である程度自分で分量を調整できるように処方してもらっているので、その日の自分の体調や疲労度その他諸々と相談しながら、毎晩薬を飲んで眠る。  睡眠薬に限らず薬というものは、血中濃度のピークが効き目のピークで、濃度が下がれば効き目も落ちていく。睡眠薬で言えば、濃度が下

          3LDKの悪夢。

          大人になれば、なんとかなると思ってた。(映画「マイ・ブロークン・マリコ」を観た)

          (大いにネタバレしてます注意)  大人になれば、こっちのもんだと思ってた。  大人になって、自分でお金を稼いで、自立してしまえば、呪いを振り切って、楽しく生きていけるんだって信じていた。わたしが、大人がいなくても生きられるようになれば、息がしやすくなるんだって、本気でそう思っていた。  “子ども”を相手にする仕事をしているわたしは、本当は今だってそう思っていたい。自分の力で生きられるようになれば、自由になれるって。そうしたらずっと生きやすくなるって。  でも、イカガワマ

          大人になれば、なんとかなると思ってた。(映画「マイ・ブロークン・マリコ」を観た)

          「MAKEOVER」名古屋と、ササクレ。

           『自分自身が「ネタバレ回避過激派」のクセにツアー終わってないのにレポあげちゃうのはどうなの?』という自問自答の結果、全てが終わったところで今更ながらMAKEOVER名古屋の感想、そして配信で見た千秋楽のこと(主に「ササクレ」のこと)をばーっと書いてみました。   6/19 MAKEOVER名古屋公演  体調を崩してたのもあって、実家以外の遠出は久々で、新幹線の中とかすごいわくわくしたし変なテンションでした(その変なテンションの産物がアレです)。 ライブ開演前に呑気に

          「MAKEOVER」名古屋と、ササクレ。

          音だけで、水に溺れる。(音声作品「イルミラージュ・ソーダ」感想)(追記:溺れた先の話)

          (※ネタバレにはある程度配慮しましたがちょっと自信はないです。ちょっとでも不安でしたら閉じてとりあえず作品聴いてみてください)  何の心の準備もなく、突然プールに突き落とされたことがある。  耳元を過ぎていく水の感触、着たままの服がたちまち水を吸って重たくなっていく。水面越しの真夏の青空。布が纏わりついて重たい手足で掻い潜る水の感触。  数年前の、一瞬の出来事。だけど、最初のトラックを聴いた瞬間に、一気に肌に、視界に、蘇ってきた。  ただ、音を聴いただけなのに。 (ちなみ

          音だけで、水に溺れる。(音声作品「イルミラージュ・ソーダ」感想)(追記:溺れた先の話)

          「女性」主観で楽しめるASMRまとめ(とりあえず全年齢版)

           書こう書こうとしたところからもう1年経ってました。こっわ。  もともとASMRって、私の認識が正しければ昔は咀嚼音とか耳かきの音とか、いわゆる「音フェチ」向けにそういう音を集めているものだったのが、現在のASMRは声優さんの存在が不可欠というか、「ASMR=声優さんの囁き+環境音」という作品が増えているんだと思います。かくいう私も、ASMRを知った当初は「そういうもんだ」と思ってた人間です。  ある作品(後述)でどハマりしてから、結構短期間でいろんな作品を聴いてきて、好

          「女性」主観で楽しめるASMRまとめ(とりあえず全年齢版)

          雨の夜からハレノバまでーーネタバレ回避勢が見るコンポジット発売前夜編

          いよいよ明日に迫った、夏川椎菜さんの2ndアルバム「コンポジット」 ラジオで新曲が解禁されたり各所でインタビューが読めたりしています。  そして、アルバムの中から「ハレノバテイクオーバー」が先行配信され、MVもショートバージョンが公開されています。  あっけらかんとした快晴のもとを走り回る夏川さん。夏川椎菜さんのソロ活動のビジュアルの中では珍しい風景だな、と思いました。クラクトリトルプライド、ファーストプロット、ワルモノウィルは屋内だったし、アンチテーゼは雨。パレイドも

          雨の夜からハレノバまでーーネタバレ回避勢が見るコンポジット発売前夜編

          膝枕で耳かきされてきた(30代・女性)

           有言実行レポです。  12月16日。その日はとにかく疲れていた。  ここ1年くらい、就寝時の標準装備は、眠剤と耳かきASMRとホットアイマスクだった。  耳かき ASMR というものの存在自体は数年前から知ってはいたけれど、知ったその時は「ふぅん、そういうのもあるんだ」くらいの感覚だったのが、自分の性癖にドンピシャ刺さる作品に出会ってしまってからは、DLsiteやYoutubeを巡回しながら、自分の琴線に刺さる作品を見つけては買い漁って過ごしてきた。最近はあまり新しいもの

          膝枕で耳かきされてきた(30代・女性)

          発達障害を持って、子どもに関わる仕事をして、考えていること

          https://news.yahoo.co.jp/articles/4bef76c595f80728cf51624d071d3cd6f4d6b8d1 この記事を読んだら、全く他人事ではなかったので、少し思いの丈を整理しようと思って書き始めました。 ①そもそも何者だお前は。 臨床心理士と公認心理師の資格を持って、ADHDの診断を受けてて(服薬中)、現在放課後等デイサービスで指導員やってます。児童発達支援教室にも関わったり関わってなかったり。ちなみに前職は児童福祉施設でした。

          発達障害を持って、子どもに関わる仕事をして、考えていること

          パレイドとわたし

           2018年7月18日、声優・夏川椎菜さんが「パレイド」という楽曲をリリースした。それ以前にもそれ以降にも、夏川さんは素晴らしい楽曲をたくさん出しているのだが、殊に「パレイド」はもはやわたしの人生のプロットポイント といってもいいくらい、わたしにとって意味の大きい楽曲になっている。そのことをこれを機に書いてみようと思う。  2018年のわたしは、ほぼ生ける屍だった。ちょうどその半年ほど前に、うつ病の診断を受けていたのだ。  仕事をしている時は必死でどうにか普通に振る舞えても

          パレイドとわたし

          夏川椎菜「Ep01」誰得レビュー

          Ep01 EP= 「Extended Play」の略 ep= episode Log lineーPlot pointーEp.01 毎度おなじみ誰得レビューです。本人のインタビューは、まだネット上で読めるものがなかったので、気になった方は声優グランプリや声優アニメディアの最新号にそれぞれグラビアとインタビューが掲載されているのでそちらをどうぞ。  まずこのEP盤が発売されたのが、9/25。ナンちゃんのはじめてのソロツアーがスタートする日であったことに大きな意味があるのだ

          夏川椎菜「Ep01」誰得レビュー

          夏川椎菜「ログライン」誰得レビュー

          ※これは2019年4月にツイロンで書いたものを転載したものです。 ログラインとは、物語の内容を要約した短文のこと。 “いい子でいたいだけのボクが ワガママを覚えてジシンをみつける物語” というわけで、夏川椎菜さんの1stアルバム、「ログライン」の全曲誰得レビューを書いていきます。120%主観だけです。ご本人が語る「ログライン」についてはナタリーなどでインタビューを読んでみてください。(https://natalie.mu/music/pp/natsukawashiina

          夏川椎菜「ログライン」誰得レビュー