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「わたし」から大きな観点へ

どんな人にも悩みがあります。
生きることは悩むことに等しい。

わたしもう5キロ痩せられたらいいのになあ
わたしホスト行きたいのに金がないよ〜、風俗やろうかな…
ああ、わたしいつも仕事でお局さんにイビられる
わたしの彼から連絡がないけどっ?浮気してるの!?
友達が毎回マウントしてくるの、わたしマジだるいんだけど〜

悩みは必ず「わたし」という観点で思考しています。
悩みは個人的なものなので、どうしても「わたし」という意識にならざるを得ません。

でも、ここに落とし穴があります。


なぜ考えても考えても、悩んでも悩んでも何も解決しないのか。
それは、「わたし」という観点があるからです。


「わたし」という観点から離れる


だって悩みってわたしのものだからわたしって考えるに決まってるじゃん。確かにそうですが、その観点は変えられるのです。
つまり、「わたし」ではなく「一般女性」「日本人」「会社員」選択できるのです。
自分自身をどの観点から捉えるか。
「わたし」は同時に日本人であり、人間であり、女性や男性であり、哺乳類であり、2024年に生きる地球人です。
このように視点を変えると、あれだけ苦しんでいた悩みは消えます。
問題を解決する必要は、実はないんです。

さきほどの例でいうと…

標準体重よりもう5キロ痩せられたら、見た目が少し貧相になってしまう
一人暮らしで彼氏なしの30代女性がホスト行きたいのに金がないとき、風俗やろうというのは自暴自棄かもしれない
部下をいつも仕事でいびる上司は人格的にかなり問題がある
彼から連絡がないとき、その恋人が浮気していると妄想する傾向は行き過ぎている
毎回友達にマウントしてくる女性は、自身にコンプレックスがあるのだろう

という感じで、「標準」や「30代女性」「部下」「恋人」「友達」など、「わたし」という視点から離れて大きな観点から問題を改めて捉えると、問題が相対的に考えられて解決方法も出てきます。
それだけ悩む課題ではなかった、という新たな視点が出てくるのです。

これは一つの思考のトレーニングであります。
「わたし」から主語を変えることで、八方塞がりだった問題に光が刺してくることがわかると思います。
他人を加害者にして被害者になる前に、主語を変えることをやってみてください。

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