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ロティ・チャナイ、バナナとアイスクリーム

突然ですが、ロティ・チャナイというデザートをご存知でしょうか。

薄い生地を揚げ焼きにした、マレーシアの料理です。

食事としていただくのが一般的ですが、私はこれのデザートバージョンが大好き。

バナナが入っていて、熱々とろとろのやつ。

これと冷たいバニラアイスを一緒にいただきます。

ラササヤンという福井にあるマレーシア料理店でいつも注文しています。

もちろんナシゴレンやグリーンカレー、唐揚げなど他にも美味しいマレーシア、中華料理が揃っているのでついつい頼みすぎてしまうけど

このロティ・チャナイはどれだけ満腹でも必ず食べるほどの美味しさ(笑)

それだけ私がこよなく愛するロティ・チャナイなのだが、これの作り方が難しいそうで。

その理由が生地がすごく薄いということ。

ピザ職人のようにくるくるまわしながらどんどん薄くしていく。

本当にペラッペラ。

この工程はプロの技だなぁといつもオーナーを見ながら思っています。

注文してから調理しているのに数分で提供され、材料はとてもシンプル。

でも背景にはオーナーの長年の苦労がある。


人の努力は見えないし

努力の結果、成功した人たちを見ていいなぁなんてよく思ってしまうけれど

それはセンスや才能、育った環境なども関係していないとは言えないけれど

確実に苦労の上で成り立っていることを忘れたくないなと最近思いました。


先日参加した国際交流イベントで、ネイティブではないのにとても綺麗な英語を話す台湾の方がいました。

明るく朗らか、親しみやすくて可愛らしい人でした。

あー、これだけ楽しそうに英語を話せたらな、、なんて

私は英語に関しては真面目に向き合ってきて

留学先で発音記号を一つ一つおぼえ、何度もスピーチを繰り返し、現地の人に話しかけて習ったフレーズをアウトプットし、、

観光地に回れないほど勉強してきました。

でも未だに時制を間違えたり、発音間違えたり、冠詞が抜けたり、、、

だめだなぁと思うことも多く。その交流会では結構文法ミスしていました。

だからより彼女が輝いて見えた。

あんなふうに話せたら、、。


地元の友達と話していると、英語を話せるようになりたい人がチラホラいて

「てか、結構英語で交流してるよね?」

「どうしたらそんなに話せるようになるの?」

「どうやったか教えて〜!」

なんてよく聞かれます。

だから私は言語交換のイベントの参加を促したり、留学経験について話すのだけど

「でも私話せないし、、」

って結局みんな言う。

そして最後に

「留学行けたからいいよね〜!」

と。

いやいや、違う違う。

たくさん知っています。私よりも長い時間海外にいても英語話せない人たち。

確かに留学に行って私の英語力が飛躍的に伸びたのは事実。

でもそれは留学に行ったからではなくて、留学先ですごく頑張ったから。

遊んでる日本人留学生を横目に必死で練習し続けてきたから。

恥ずかしいとか間違えるのが怖いとか

そんな気持ち捨てて1人で初めての海外へ飛び込んでいったから。

それを盾に誰かを責めたりはもちろんしないけれど

タラレバを言ってても英語を話せるようになるわけがないのは明確で。


なんて考えてたら

あの台湾の彼女にも長くて濃い英語奮闘記があるんだろうなと思いました。

悔しくてゴールが果てしなく先にあってたどり着けそうになくて

でも毎日コツコツ勉強と練習を繰り返して。

だからこそ見える景色があるんだろうなと。

私もタラレバだったなって思いました(笑)

負けてられないよね、英語がんばります!

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