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ヒメボタル撮影2023

今年、はじめてヒメボタルを撮影したのは5月25日。それからおよそ1ヶ月半、森へ通いました。真っ暗な森の中でじっと待つのがヒメボタルの撮影。なかなかハードな撮影です。ヒメボタルが飛びはじめるまでの時間に蚊の餌食になるのはもちろん、ときに野生のキジの攻撃されるということもありました。

最初の写真がこれ。竹林の中を飛ぶヒメボタルです。
雨上がりの日、道の水たまりの上を飛んでくれたらいいなぁとセットしてみたら狙い通りに飛んでくれました。おまけにゲンジボタルも参加してくれました。
まさに光の絨毯ができました!
山の斜面を下から煽りで写すとこんな感じになります。ただ広角で狙うと空の明るい部分がどうしても入ってしまうので暗く仕上げないといけなくなりますね。
オールドレンズ、SuperTakumer55で撮ってみました。
望遠でチャレンジしてみた写真。
こちらも望遠です。森の子(杉の芽)のまわりで戯れる姫蛍。
シーズンラストの一枚。また来年会えることを願って!

ヒメボタルの撮影はカメラ1台で一晩に一枚しか撮れません。元の写真は100枚くらい撮りますが比較明合成で出力されるのは1枚だけです。なので毎夜毎夜通う人が多いんですよね。ネットでヒメボタルの撮影方法をググるとレンズはf1.8かf1.4とかがいいと書かれていたりしますが、いまのミラーレスカメラならf4のレンズでも十分撮れます。明るいレンズの方が当然ノイズも少ないし綺麗に撮れますが、そうでないレンズでもISOをあげて撮ることは出来ます。実際に私もf4のレンズでも撮っています。なので「明るいレンズを持っていないから」と諦めないで下さいね。Canonのカメラの場合、一眼レフはミラーレスに比べて高感度にしたときのノイズが多いような気がするのでカメラはミラーレスがおすすめです。
私の場合、レンズがf1.8ならISO=3200、f2.8ならISO=6400で撮影しています。露光時間は20秒。たまに車の通過で光が入ってくることもあるのですが、20秒くらいにしておけば被害はまだ少ないです。短かすぎると写真枚数が多くなりすぎて後が大変。
そうそう、蛍撮影での必需品を書いておきます。
黒のマスキングテープ:カメラの光る部分を隠すため
⚪︎三脚:当然ですね^ ^
⚪︎長靴:森にはいろんな生き物がいます
⚪︎リモートレリーズ:カメラのインターバル機能を使うより楽です
⚪︎蚊が止まらないパーカー:要ります!
⚪︎懐中電灯:基本、使いませんがいざというときのために
⚪︎ハンカチ:カメラに載せておくとファインダーの光漏れを防げるし、真っ暗な森でカメラを探すときに助かります。

カメラには初級機と中上級機がありますが、古い初級機の場合には背面の液晶が暗すぎてピントが合わせられないということがあります。私もEOS Kissを使っているときにそういうことがありました。液晶自体の性能なんでしょうかね。初級機こそこういうところの性能が必要だと思うんですけど。それが理由でEOS Kissからステップアップしました。ご参考まで。

また、気づいたことがあったら書き加えます。

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