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私大パイロットコース受験対策


はじめに

パイロットを目指す皆様
私は、今までにパイロット受験に15回挑戦し、現在パイロット訓練生をしているものです。
私は受験時代、ネットで出来る限りの情報を集めて対策を練っていました。終わった今振り返ると、偽情報の多さに唖然としています。
今までの受験から得た経験を共有すべくNoteを書いております。
後半は私の個人的な情報も載せていますので、500円の有料設定にしておりますが、センター試験の結果やパイロット入試特有の面接対策も載せていますので是非参考にしていただけたらと考えております。

早速ですが、エアラインパイロットをめざす上で、訓練方法は大きく分けて3つ存在します。
一つ目が、私立大学のパイロットコースに入学し免許を取得する方法。
二つ目が、航空大学校に入学し免許を取得する方法。
三つ目が、航空会社に自社養成パイロットとして入社し、免許を取得する方法です。

今回は私大パイロットコースを目指す高校生、大学生、社会人向けに目指す上で重要なこと、とるべき対策をお伝えします。

筆者は私大パイロットコースを3校受験し、合格をいただきました。(崇城大学、東海大学、千葉科学大学)
崇城大学は、パイロット特別入試、履修証明プログラム、一般入試を受け、前者2つは不合格、一般入試に合格しました。
パイロット特別入試と、履修証明プログラムは番外編で経験談をお伝えします。
東海大学は入学方法が一つでセンター試験+身体検査+適性検査で合格、
千葉科学大学は一般入試とセンター利用両方受験し、両方で合格しました。
受験体験談も交えて準備するべきことをお伝えできたらと考えていますので、是非参考にしていただけたらと考えています。
出願時に必要な英語能力証明があります。各大学条件が異なりますのでお早めに確認し受験をして下さい。私個人的にはTOEICがおすすめです。

身体検査

早速ですが、私大のパイロットコースは願書を出願する前に越えなければいけないハードルがあります。身体検査です。多くの学校は第一種身体検査の基準を満たしていると証明できる書類の提出を求めてきます。各校の募集要項を参照してください。航空身体検査を受けることできる医療機関は認可を受けた指定医療機関です。
 桜美林大学は指定医療機関の中からさらに医療機関を指定してきます。締め切り前になると予約枠が埋まりますので、早めの予約が必要です。
 東海大学は、第一種ではなく独自の事前検査を求められ、2次試験で本格的な身体検査を実施します。事前検査に「運動負荷心電図」がありますが、これをしている医療機関or求められる検査をすべて実施している医療機関が私が確認した中には小原病院しかないので予約枠の確保のためにも早めの受験が必要になります。私は予約が間に合わず、眼科と内科両方を受診し、眼科の検査結果を診断書を書いてもらい内科で記入してもらうという方法になりました。この方法は、内科のクリニックに事前に電話で確認してOKをもらってから診察に行きました。最終手段にするべきだと思います。
 その他大学も脳波検査をできる設備がない病院なども多く、想像以上に指定された基準を満たせる検査を受けるのに、時間がかかりますので早めの準備をおすすめします。
↓指定医療機関一覧です。この中の、航空医学研究センターは一般の人の身体検査には応じておらず、2022年の段階では、帝京大学医学部付属病院では航空身体検査を実施しておりませんでした。

https://www.mlit.go.jp/common/001622059.pdf

受験準備(勉強編)

航空身体検査にパスしたらあとは受験勉強です。まず最初にやってくるのが共通テストです。高校生の方は問題ないと思いますが、大学生、社会人の方は自力で出願する必要があります。どこの大学でもいいですが、大学まで行き出願書類を受け取る必要があります。期限に気を付けて出願してください。東海大学は受験科目に指定がありますので、誤った科目選択をしないようにお気を付けください。

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