20代で海外起業する方法

僕の海外起業デビューの話。
かなり昔話なので鮮度が怪しいが、そこは若い発想と情熱で『今』に置き換えて自分なりにクリエイトして欲しい。

では始めます。

【準備するもの】
●ワーキングホリデービザ
●野心
●アイデア
●好奇心

【僕が選んだ職種】
タイヤキ屋

【海外起業の動機】
①一度海外に住んでみたかった。
②誰もやったことがないことをやるポリシー。
・ワーホリビザで前例のない実店舗経営。
・北米で初めてのタイヤキ屋。

【タイヤキ屋を選んだ理由】
生地はパンケーキみたいなもの。あんこはアジア人向け、チーズとチョコはカナダ人向けにすれば絶対受けるという自信。インパクトある魚のビジュアルと実演販売のパフォーマンスで大ブレイクを確信。

【カナダを選んだ理由】
本当はパリで開業したかったのだが、ビザの問題で断念。代わりに選んだのが北米のパリとよばれるモントリオール。人は迷って初めてその道を知る。今ではどっぷり。

【店舗探し】
冬の寒さ厳しいモントリオールでは、10月頃よりアイスクリームショップが春まで一斉に閉店することを知る。そのお店に対して営業をかける。街中を回ること1ヶ月半、交渉店舗は70を超えた。遂にダウンタウンの一等地で契約にこぎつける。

【営業方法】
タイヤキ屋開業のためのオファーを記した英文。A4用紙1枚。日本で事前に作成。タイヤキの実演製造動画。以上2点が営業道具。あとは出たところ勝負。

【開業資金】
開業に使った資金は運転資金を含めても30万円。タイヤキを焼く機械は、当時の僕のクライアントからプレゼントされたもの。空輸で送ってくれた。

【家賃】
家賃は8万円。月に一度現金で払ってた。貸主はイラン系カナダ人。賃貸形態はサブレットといういわゆる又貸し。大家さんが了解すれば可能である。借主は営業しない冬場の家賃に頭を悩ませていたので、大家さんを必死で説き伏せた模様。

【仕入】
日本と同じシステム。業務用卸先を探して、FAXで注文。翌日キチンと納品された。ちなみに納品先は、近所のパン屋とお菓子屋に聞いたら詳しく教えてくれた。

【広告・宣伝】
開業の直前に日系コミュニティ紙を発行。モントリオールで初めての日本人向けの情報紙。領事館を始め、街中の日本料理店がフリーペーパーを設置してくれた。お陰で、開店直後より賑わう。さらに、噂を聞きつけたカナダ最大の日系新聞『日加タイムズ』が大々的にタイヤキ屋を取り上げてくれたので、カナダ中から来店。現地のお客さんがこれに加わり大繁盛。

【売上】
4ヶ月間の営業。週6日営業。定休日は月曜日。月の売上は100万円位。

【語学力について】
5段階で1か2。まあ僕より話せない人は殆どいませんでしたね。そして勉強しなかった人も。僕の目的は語学学習ではなく、海外起業だったので。ちなみにモントリオールの公用語はフランス語。

ワーキングホリデービザは1年限定とは言え、れっきとしたワークビザ。これ何気に凄いこと。これに気づくかどうかが分かれ道。30歳を超えるとビザ取得の難易度は一気にあがります。取得はかなり難しい。

現在、日本国とワーキングホリデープログラムを締結している国は12カ国。魅力ある国がいっぱい。僕の頃は、3カ国だけでした。今の若者恵まれてるなぁ。

【日本ワンキングホリデー協会HP参照】

あなたが海外での暮らしを一度経験したいのなら、参加してみてはどうでしょう?

2か国、3カ国をハシゴするツワモノも珍しくなくなってきています。どうして参加しないの?って感じです。本当に。

アンダー30世代は、僕の考えもつかないアイデアがいっぱいあると思う。たまたま僕はタイヤキ屋にしたが、職種の可能性は無限大。是非トライしてみて欲しい。必ず、その後の人生にプラスになるはず。

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