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プログラミングは必要?

未来の社会でイニシアティブをとるためには、必要だと考えています。

人生はとにかく先手必勝。

僕が学生のプロデュースする時に必ず伝えることがある。

「親や先輩を見て自分の将来を決めてはだめ。5歳下、できれば10歳下の子を見て決めるのがいい」

親や先輩の意見が、彼らの過去の成功体験である場合は注意が必要。だいたい間違っている。正確に言えば、今は正しいが未来には正しくない可能性が高い。大人で未来について、正しい方向性の話ができる人はごく僅かしかいない。

ということで、中高生達は、普通の大人達の考え方や動向を参考にしている暇があるなら、周りの小学生や幼稚園児達の動向を注視したほうがよい。僕はいつも彼らの動向が気になって仕方がない。

「習い事は何が人気なのか?」
「英語は何割のこどもが習っているのか?」
「スマホやタブレットを使いこなしてるか?」
「食べることに情熱を持っているのか?」

この観点で観察すればわかることは、英語力とITリテラシーは常に下の世代が優位性があるということ。中高生達はこの事を胸に留めておくべきだろう。10年もすると下の世代と仁義なき戦いが始まるのだから。

IT先進国の動向に目を向けると、英語圏ではプログラミング、非英語圏では英語力とプログラミングを最重要テーマとして取組みを始めている。アメリカなどのGDPの内訳をみていると製造業のシェアが低下して、ITや金融関連のシェアが伸びているのがよくわかる。どちらもプログラミングによって成立する産業であり、ボンヤリ見えてくるアメリカの方向性は 「脱 工業」。オバマ大統領も国民に対して非常に強いメッセージを発信しています。

「どうしてプログラミングしないの?」

現代社会で快適に暮らしていくために、私たちは意識・無意識を問わずにプログラミングの恩恵を受け続けています。スマホやゲーム機だけでなく、買い物をする・電車に乗る・ホテルを予約するのも全てプログラミング無しには成立しない。

昨今話題の、IT家電や無人自動車、介護ロボットにも高度なプログラミングが必要だし、将来的には、リアル店舗のレジ係や宅急便の配達員さえプログラミングされ無人化されるのでしょう。

これは何を意味するのか?

「全ての仕事がプログラミングによって無人化され、最後に残る有人の仕事がプログラマーになる」

この手の話を最近よく耳にする。このような社会の変化に素早く対応できるかどうかで結構人生が決まったりする。

プログラミング言語は世界共通。テクノロジーの進化とボーダレス経済圏の形成を考えれば、英語力とプログラミング力さえあれば世界中どこに行っても仕事に困ることはないことだろう。

ただし、プログラミングを覚えることで、全ての人がプログラマーになるということにはならない。

これは料理やお菓子を作れる全ての人が、シェフになるわけではないのと同じことだ。

僕は仕事柄、料理人にもパティシエにもバリスタにもなることができたが、世界一のシェフになりたかったわけではない。世界一のお店を作りたかっただけだ。

そのためには、お菓子の味1つとっても料理人に対して、求めるイメージを具体的に伝える必要があった。

「もう少し甘く」や「 もっと香りを強く」ではなく、「 ブ ラウンシュガーを30グラム増やして」とか 「バニラビーンズはマダガスカル産ではなくてタヒチ産を使って」と表現しなければならなかった。だから必死に作り続けたし、毎日食べ歩いたりもした。その頃に作った量と食べた量が、僕の料理に対する持論を作ったのだ。

料理を作るのは「料理」仕事にする人だけではない。「料理」仕事をしたい人も、実際に自分で何度も作ってみなければならないのだ。知識や理屈ではなく本質を実感するために。

プログラミングにも全く同じことが言える。
「プログラミング」仕事にする人だけでなく、「プログラミング」仕事をする人もプログラミングはできた方が良いのだ。

「もう少し様子を見てから判断したい」

うーん、気持ちはわかります(わかりません)が、東進の林先生にはこう言われるでしょう。

「今でしょ!」

日本の義務教育課程では、最近「生きる力」がテーマになっていますが、僕は「生きる力」を次のようにとらえています。

『直観力とリスクテイク力』

これがあれば生きていけます。ホントに。

ではどうすれば磨けるのか?

『直観で決断してリスクテイクして実行する』

これだけです。

ちなみに僕はプログラミングはできませんが、プログラミングはこれからの子供は学ぶべき。と決断はできます。呼吸するが如く。

子供向けのプログラミング教室もチラホラ出現。経験上、ブレイク前夜の香りがしています。公文式とかと相性が良さそう。まだ先だろうけど。

N高等学校でも、バンタンアカデミーと共同開発したプログラミングを学ぶコースを用意している。興味のある方は、個別説明会や体験授業に参加することもできます。

先ずは体験という方はこちら

やるなら本気でという方はこちら

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