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自分の夢を紐解く:着ていく服が見つからない夢

今朝、こんな夢を見た。

家族カウンセリングの仕事に向かおうとするのだが、クローゼットの中にある服は季節外れのものだったり、カジュアル過ぎるものだったりでぴったりするものがない。そしてどれもぼんやりとした色である。ジャケットを見つけるがこれも古ぼけていて今ひとつである。

朝からつらつらとこの夢について考えている。ユング心理学では服はペルソナ(社会的、対人的な関係で相手に見せる仮面や役割)の象徴と考えられている。何を着ていいか分からないとは、今どんなペルソナをつけるべきかで混乱していると考えられる。
 
これは今の私をそのままである。今までカウンセラーとして30年以上やってきたが、そのキャリアの中で初めて「あれ、私は他のことをしたいかも?」と思うようになった。つまりカウンセラーというペルソナがどうも古くなってきたらしい。どうりで家族カウンセリングの仕事に着ていく服が見つからない訳だ。
 
心理以外に何をしたいのか迷いながらNoteを始めてみて、書くことに力を入れていきたいという確信は持てるようになった。それでもハワイの話を書きたいのか、心理学の話を書きたいのか、それとももっと違うことを書きたいのか方向性はグラグラだ。
 
ところで夢には夢見手の未来を見せてくれる夢もあれば、現状を見せてくれるだけの場合もある。この夢は後者のようである。「ペルソナが古くなっちゃったね」とは教えてくれるが、ではこれが新しいペルソナだよとは教えてくれない。
 
こういうとき夢の続きを想像してみるといい。目を瞑って想像してみたらすぐに答えが出た。新しいカラフルな服を探しに行くイメージが湧いてきたのだ。まだ無意識に隠れている私はその夢に出てきたようなシンプルで無難な服には飽き飽きしていて、年齢とか容姿とかに関係なくもっと華やかな色を着たいようだ。
 
もちろんこれは服のことというより生き方のことである。夢は今までの生き方(服)がもう私には合わないこと、そして背後にはラディカルに自分らしく生きてみたい私がいることを示してくれていると思う。
 
英語で”show one’s true colors(本来の自分の姿を見せる)”という表現がある。つまり自分本来の色=自分らしさということだ。この夢から連想すると、今まで無難な色しか見せてこなかった私が、本当の自分の色を見せる準備をしているらしい。

そう言えばnoteはそんなことが練習できる最高の場所だ。これからもっと自分らしさを表現することに挑戦したい。
 

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