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鉄を熱いうちに打たなかったツケの支払い~タントラマンへの道(第65話)

下りエスカレーターを逆走中

「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、本当にその通りだなと。
現在、健康・運動・能力開発、等々、あらゆる面でこれまでの悪習慣を改めて、良い習慣を身に着け、それなにの成果を上げるために奮闘を開始したわけですが、冷めてしまった鉄を打ち直すのは大変なことだなぁと実感しています。

成長期を終えた時点以降は老化が始まるわけなので、何の対策もとらなければそのまま歳を取って死に至ることになるのはわかりきったことです。

エスカレーターに譬えるなら、成長期以降はだれもが下りエスカレーターに乗らざるを得ない。

でも、下りエスカレーターに乗り換えた直後から、逆走して登る努力を始めた人は一番下(死)までの時間を稼ぐことができます。

自然の流れに身を任せて、下りエスカレーターを楽しむ生き方ももちろんあるかと思います。

ところが、僕のように、「もうすぐ一番下に到着しそうだ」という時になってから、「あっ! 忘れ物した!」と気づいてしまうこともあります。

その場合、
・諦める
・取りに戻る
のどちらかでしょう。

僕は、これまで書いてきたように「取りに戻る」ことに決めました。

しかしながら、一番下から上を見上げてみるとやはり困難を感じますね。
登山なら一歩一歩着実に進んで行けばやがて頂上にたどり着けるのですが、
下りエスカレーターは常に下り続けているので、下るスピードよりも速く登り続けないと頂上には絶対にたどり着けないという厳しい現実があります。

でも、必ずしも頂上にたどり着く必要はない、というか、どれだけ早期に逆走しはじめたとしても頂上に留まり続けられる人など、これまで存在していないのもまた事実。

それに、忘れ物は必ずしも頂上にあるとは限りません。
頂上にたどり着く前に、途中で見つかるかもしれない。

なので、時には下りスピードよりも速く登れる時もあっても調子に乗り過ぎることなく、下りスピードに負けてしまって打ちのめされても悲観しすぎることもなく、登り続けていられることを楽しんでみたい。

なにしろ、下るままにまかせていたら、あっという間に最下段に着いてしまうのですから。




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