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QRL Playlist#51「名演」

1.ブレーメン(アンコール)
2.黒い扉
3.東京(もしもしver.)
4.
5.かごの中のジョニー
6.奇跡
7.琥珀色の街、上海蟹の朝
8.ARMY
9.踊りませんか次の駅まで
10.尼崎の魚

あくまでも個人的チョイスですが、録音時(特にベーシックトラック)にこりゃ最高ですな、となったものをチョイスしてみました。

言わずもがな、1は横浜での伝説的なライブの伝説的なアンコールなので、くるりが演奏した様々なテイクのなかでも素晴らしいものの一つです。難しい御託は抜きにして、最高の演奏でした。なかなか出来るもんじゃありません。

アルバム「アンテナ」はライブレコーディング的な作り方をしたので、ベーシック録音はかなり緊張感のある雰囲気でした。故に名演が多く、どの曲も素晴らしいですが、バンドならではの演奏が、このような長尺曲で聴くことができるということは、とてもいい演奏だということでしょう。あ、2のことね。

3のレコーディングは、まだ曲のアレンジや構成をしっかり決める前に録音し、メンバーもそれぞれ演奏技術が拙い頃のものだということもあって、相当拙い録音ではありますが、バンドならではの不思議なマジックを感じるもので気に入っています。

4や8も緊張感のあるライブレコーディングでした。6で聴くことのできる高田漣くんのスティール・ギターソロや、5での三柴理さんのピアノ、7でのユカリちゃんの歌など、脇を固めるプレイヤーたちの名演も光ります。

9はあまりくるりが演奏しなさそうなアイリッシュ・トラッド的な生演奏ですが、大した練習もせずにパッと録れました。くるりはこういう演奏がわりかし上手なんです。プロっぽいでしょ。

10は、自他共に認める最高の録音だと思っています。(岸田繁)

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