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近況と雑感

コロナ禍と言われるようになってから、とにかく仕事場に篭りっきりの時間が増えた。

私はバンドマンだから、ライブハウスでライブをしたりフェスに出たりしたいし、色んなところへ行きたい。

とは言え、ここ3年ほどはコロナ禍でそうも言ってられないので、こつこつと音楽制作仕事を請負っている。

私はバンドマンであると同時に、(自称)作編曲家でもあるので、来た仕事はタイミングさえ合えば、ジャンルなど限定せず引き受けるようにしている。

他アーティストへの楽曲提供や編曲、映画やアニメの劇伴音楽から起業CM用音楽、阪急電車のホームドア注意喚起音や、カフェのサウンドロゴのようなものまで、ここ数年ほどジャンルにとらわれず、かなり幅広く仕事した。

バンドのセッションから作り上げていくことが多いくるりの制作とは違って、ひとりでDAWに向き合いながら作っていくスタイルは、実はくるり『PIER』の頃から始まり、現在に至るまで取り組んできている。

ふたつの交響曲や、幾つかのオーケストラ作品も、基本的にDAWで隅々まで構築したものを、旧知の編曲家である三浦秀秋さんや徳澤青弦さんなんかにスコアリングしてもらったり、岸田繁楽団のファゴット奏者、浦田さんに演者たちを集めてもらったりしている。

ひとりの作業はそれはそれで純度は高く出来るので、なんでもDAWで完結してしまうような刹那感、というのも、それはそれで時代の潮流のような気もしなくないが、私の場合はアイデアの風通しの良さと、とことんやる集中力がだいじ。

『リラックマと遊園地』というストップモーションアニメの劇伴音楽を担当。個人的には作曲家として、音楽家として楽しく作れたこともあり、たいそうハッピー。

https://open.spotify.com/track/5kVcg9lw6p1g1O6DukqgES?si=mVYefyMIShW78gXGy8F97A


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