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母親がひっくり返る。

当たり前だけど、産まれたての私が初めて接する女性って母親である。
割と最近まで、私の母親は、人付き合いも波風立たせずに、慎ましくできる人で、気配りが過剰なほどできて、正しい人と思っていた。

子供は親を、正解と思いたがってるもんだと思う。

その親が間違ってるって、なかなか思いづらい。
でも、その時は突然やってきた。
家族以外の第三者に母親の話をしたとき「お母さん、余計なこと言わなきゃいいのに」って、言われて、その時突然思ったのだ。

私が家族の中でも、空気を読めず、浮いた存在で、勝手に孤独を感じ過ぎて、ヒリヒリしてた10代を過ごして、今は多少落ち着いたけど、もしかして…コレって逆なのかも。

母親が空気読めなくて、私が普通の思考だったんだ!って、突然ひらめいてしまったのだ。

家族と言う世界の中では、自分一人が異物であると思い込んでたけど、視野を広くグイーんと、上から眺めたとき、異物は家族のほうであるという逆転。

なんだろ…人生折り返しで、とてつもなく世界がひっくり返る思考にたどり着いて、凄い目が覚めまくった。
母親との関係が引っかかる、その逆転の発想。
言葉にすると、何処にでもある言葉で状況かもしれないのだけど、これは体現してみないと分からない思考の逆転なのだ。

問題が、引っ掛かりが、砂糖が溶けるみたいに、サーって無くなるこの感覚。

こんな一瞬で裏返って、気持ちがフラットになるなんて。

気付くことの、いかに大事か。

久しぶりにびっくりして、気持ちにスペースが出来た感じです。ふ〜

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