見出し画像

茶碗蒸し(873字)


始まりはこの方の記事から。
なんとレンチンでお手軽にアノ(どの?)茶碗蒸しが作れるらしいのです!
蒸すと言う調理技術を体得していない自分に茶碗蒸しは高嶺の花でした。
あのプルプル感は、玉子と出汁と蒸しにより実現すると思っていたのです。

おふくろの手作り茶碗蒸しを最後に食べたのはいつだったろうか。
出されたものの姿と味も覚えています。
ほうれん草がいっぱい入っていて、鶏肉が入っていたように思います。
でも外で食べることが増え、その方が明らかにうまいのですよ。
でも「茶碗蒸しがおいしいもの」と教えてくれたのは、おふくろの茶碗蒸し。
そんな記憶を常に抱え、回転寿司でも最初に頼むのは茶碗蒸しとかっぱ巻きなのです。

で、「あなたでも茶碗蒸しは作れるの」の声を勇気に、チャレンジしました。
とにかく第三者が「茶碗蒸し」と言ってくれる程度のものは作りたいので、味は適当です。
だし汁はほんだしのみ。
先達の指導に従って、だし汁とたまごを混ぜます。
具はエビ、ほたて、ほうれん草、しいたけ。
基本は「600wで2分半から始める」なので、2分半で固まってしまうと具に熱が入らないのではないかと先に少しずつ加熱しておきました。
どんぶりにたまご液を入れ、無造作に具を投入。
「おいしくできますように」と祈りながら。

まずは2分半。
ぜんぜ〜ん固まらない。
さらに1分。変化なし。さらに1分変化なし。
急速に加熱するとすがはいるとあったから、根気よく短い時間単位で加熱します。
たぶん合わせて10分くらい加熱したと思います。
ゆすっても揺れなくなった。
けどまだ表面に出汁が浮いていたから、さらに30秒。
固まった!
カチカチになると食感落ちるから、この程度でやめておこう!
進む勇気、とどまる勇気、だ。

さて実食!
プロの食感には遠く及ばないが、おいしい!
初めてにしては感動するほどでした!
電子レンジと藍生さんに感謝です!

「茶碗蒸しは作れる」ことは証明できました。
次にはおいしい出汁を用意しなければならないでしょう。
ほんだし単体でもおいしいけれど、もっと茶碗蒸しにふさわしい味があるはず!
それを求めてまた挑戦します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?