スティルワインやスパークリングワインの醸造に使用される高酸度のジョージア品種

主要なシノニム：Shanti, Tsitsiko

起源と家系：ツィツカは、ツォリコウリやウサヘラウリ同様、ジョージア西部のコルヘティ由来の品種です。

植物学的特徴：樹勢が強く生産性が高い。発芽は中程度で、成熟は遅い。果皮は薄く比較的大きくコンパクトな房。

栽培地域とワインの味わい： ツィツカは、主にジョージア国内イメレティ地方のスヴィリ（Sviri）、ディミ（Dimi）、ペルサティ（Persati）、オブチャ（Obcha）の村で見られます。高品質の辛口テーブルワイン（モノセパージュ、或いはツォリコウリなど他の品種とブレンド）を生産し、その高い酸度（しばしば収穫時に9-12 g/l）のおかげで、スパークリングワインの生産によく適しています。果実の風味は、メロン、リンゴ、洋梨のニュアンスを持つ傾向があります。ヴァラエタルワインのお勧めの生産者は、イメレティアン・ワインズとハレバです。2004年にはイメレティ地方に2,783 ha（6,877エーカー）の栽培面積がありました。

※この文章は、「ワイン用葡萄品種大事典(Kindle版)」ジャンシスロビンソン他２名の英語版からの翻訳です。