いいチームには、「指摘」の文化がある。

先日「事業の失敗」について話していたのですが、その時失敗の要因のひとつとして「お互い遠慮して指摘できなかったこと」を挙げられたのが印象的でした。

特にフリーランス同士で集まってプロジェクトを手がける場合、雇用者・被雇用者という関係ではない分、進捗確認やクオリティチェックがしづらく、マネジメントが難しいという話は非常に納得しました。

お互いのリスペクトはチームを組む上で必要なものですが、クオリティや納期に対して遠慮してしまうと全体に大きな影響がでてしまい、1人許すとどんどんその空気が伝染していきます。

社内のチームも同じで、年上だからとか自分にはないスキルや経歴をもっているからという理由で意見を出すことを遠慮してしまうと、誰も幸せにならない結果を招いてしまいます。

仲良しグループではないからこそ、それぞれの立場で意見すべきところは意見する。

納期やクオリティの担保など、最低限のことがクリアできていない場合は指摘し合う。

大人になるほど叱られる機会は減っていくものですが、人は弱いものなので、自分で意識して悪いところを指摘してもらえる環境づくりをしなければなりません。

私自身、これまでオウンドメディアの記事はほぼ人の目をいれてこなかったのですが、最近赤入れをしてもらうようになり、この「指摘してもらう」効果を強く感じています。

これまで曲がりなりにも文章を書いてきた身としては、「この日本語はおかしい」「この説明では初見の人には伝わらない」という赤が入るたびに、ショックと反発心が合わさった複雑な気持ちになるものです。

しかし、指摘を受けて修正した文章を読み直したら自分でもよくなっているのがわかるし、何より数字としてちゃんと効果がでるので、時間が経って冷静になると書き直してよかったなと毎回思います。

その時ただ言われた通りに書き直すのではなく、「ここはこういう意図をもってこの表現にしたので、ここは残してこっちをこう修正したいと思いますがどう思いますか?」「この言い回しだとリズム感が損なわれるので、こういう表現にしてみました」など、書いた意図や自分のこだわった部分を伝えることで、お互いに文章への理解が深まり、よりよい文章に仕上がっていると感じます。

「指摘する」というと、上から下へ一方的に与えられるものだと思われがちですが、従来のやり方がどんどん通用しなくなっている今、上下に関わらず対等に意見を交換することが重要だと思うのです。

それは文章だけでなくあらゆる分野に言えることで、感じたことを素直に口に出せる、心理的安全性が確保されたチームは強いものです。

そしてそんな空気を作るために重要なのは、お互いをプロフェッショナルとして心から信頼し、尊敬することです。

尊敬や信頼がない中で指摘だけ受けても、心のどこかで「アイツの言うことは間違っている」と思ってしまうものですし、相手も「意見を心から聞きれてもらえない」と敏感に感じとるものなので、どんどん心理的な隙間が広がる悪循環が始まってしまいます。

だからこそ、チームメンバーを選ぶ時には「この人からの指摘ならいくらでも受けたい」と思えるほど、リスペクトをもてるかという観点が重要なのだと思います。

そして一度チームとして動き出したら、人と事象は分けて考えて、お互い感じたことは正直に指摘しあうこと。

そうやって、みんなで力をあわせてひとつのプロダクトを磨いていくことが、チームの意味なのだろうと思います。

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(Photo by tomoko morishige)

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最所あさみ

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