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乱読のススメ
私の人生で一番長く続いているのは、本を読むこと。
物心がついてから今まで、本を読まなかった日は1日もないんじゃないかと思うくらい、読書は私の生活に当たり前のように染み込んでいます。
年を追うごとに冊数も増え、昨年は150冊くらい読んだのではないかと思います。
ただ一冊一冊をじっくり読んでいるわけではなく、読み飛ばしたり途中で辞めたり、かと思えばふとひっぱりだして再読したり、だいたい同時並行で5冊くらい読んでいます。
それもある時期に興味のある分野の本を読み込むこともあれば、ビジネス書から小説までまったく関係ないジャンルを行き来することもあり、その時の気分によってまちまちです。
個人的にはこの乱読スタイルが一番しっくりきていて、傍目から見るとめちゃくちゃでも本人にとっては理にかなっていたりします。
短期間に大量のインプットをすることで頭の中に様々な断片が入ったカオス状態ができ、ちょっとしたきっかけで化学反応が起きてそれぞれの本に書かれていた共通項やこれからの世の中の流れなど大局をつかみやすくなるのです。
例えば昨年書いた「透明な存在であれ」はまさに2つの書籍を同時に読んでいたことで共通項を発見したもので、他にも1冊ではなんとなく腑に落ちなかったことが別の本を読んだことで「そういうことだったのか!」と気づくこともあります。
もちろんじっくり丁寧に読みたい作品もたくさんありますが、何かを学ぶ・吸収するという意味では一通りざっと目を通して気になったところをメモしていくという一連の作業を早く回すことで、気づきの幅がぐっと広がるように思います。
有名なスティーブ・ジョブスの「コネクティング・ザ・ドッツ(点と点をつなげる)」のエピソードも、一見関係ないようなところまで風呂敷を広げて学んだからこそ起きたこと。
自分は何がしたいのか、どこを目指すべきなのか、そう迷う時期こそとにかくあらゆる分野の本を読み、自分の世界を広げてみるとこれまでの点がまるで惑星直列のようにぴったりつながる瞬間がくるのだと思います。
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私にとって "本を読む"とは過去の偉人との対話です。
自分よりはるかに優秀な人たちが先回りして考えたこと、経験したこと。
一過性のHow toではなく、これまでもこれからも変わらないであろう不変の真理を学ぶこと。
本の海を進めば進むほど世界は広く、知らないことがたくさんあるのだと気づきます。
ひたすらにインプットして、考えて、まとめたことをアウトプットする。
"自分"を作り上げるのは、こうした繰り返しなのかもしれません。
(Photo by tomoko morishige)
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