「世界観」は、非常識を常識にする

この2、3ヶ月は「世界観とは何か」を考えることにハマっているのですが、調べれば調べるほどやはりディズニーという帝国は恐ろしい場所だなと思う次第です。

最近は特におそろいの衣装を揃えてパーク内で写真を撮るのが流行っているようで、もはやディズニーランドというのは壮大なスタジオなのだなと思います。

(▼特に「シェリーメイコーデ」というのが流行っているらしい)

こうした変化を見て改めて考えたのが、2年ほど前に書いた「これから洋服を売るために必要なのは、"ハレ"の場をどう作っていくかなんじゃないか」という話。

ディズニーでおそろコーデを楽しんでいる子たちのほとんどが、このために一緒に洋服を揃えて、アクセサリーやグッズまで買い揃えていることがほとんどだと思います。

もちろんそれらの洋服は普段使いもできるものを選んでいるのだと思いますが、買う動機はあくまで「ディズニーでおそろいがやりたいから」。

ディズニーは今、日本中のどんな場所よりも若い女子たちが着飾って行きたい「ハレの場」なのだと思います。

では、どうすればディズニーランドのようなハレの場を作り出せるのか。

私は、それこそが『世界観』の力なのではないかと思っています。

単に見た目がかわいいとか写真映えするというだけではなく、非日常性を当たり前に楽しめる場所。

その相反する2つの特徴をもっていることが、すなわち『世界観がある』ということなのではないかと思うのです。

例えばディズニーでは多くの人が耳をつけていますが、他の場所で耳をつけて歩いていたら、道行く人全員からギョッとされるでしょう。

それはコスプレのようなおそろコーデも、ポップコーンのバスケットを首から下げて歩くのも同じこと。

『ここでは当たり前だけど、外の世界では非常識』という数が多ければ多いほど、そしてそのルールが暗黙知であればあるほど、その空間は世界観が確立していると言えるのではないでしょうか。

さらに世界観が確立している場所は参加者にとって "ハレ"の場なので、特別に着飾ろうとする人も増えるはず。

ディズニーの例はかなり特殊ですが、人の変身願望とその変身を肯定できる世界観づくりは、今後人を集める上で必要不可欠なことのように思います。

ここでは着飾っていいという安心感と、着飾って行きたいと思う特別感。

この2つを醸成するためには具体的に何が必要なのか、引き続き考察してみたいと思います。

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今日のおまけは、「ディズニー以外に強い世界観をもつ場所は?」を私なりにいくつか考えてみました。

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最所あさみ

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最所あさみ

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