私が憧れる大人の共通点。

ロールモデルというとおこがましいけれど、年を重ねたらこんな大人になりたいなあ、と思う理想の女性。

私にとってその筆頭は、小泉今日子と山口智子、そして小林聡美です。

全員若い時から女優として活躍していますが、年を重ねれば重ねるほど人間的魅力が深まり、50代となった今でもファンが増え続けている存在です。

ふとこの3人を並べてみて気づいたのは、全員「さっぱりした孤独感」をもっているということ。

3人とも子供がいないという要素も大きいかもしれませんが、妻や母というステータスにこだわらず、「私は私」というスタンスで軽やかに生きている姿に憧れをもたずにはいられません。

特にキョンキョンと小林聡美の2人は離婚を経験して現在独身ということもあり、孤独と距離をとりながらもつかず離れず、絶妙な距離をとりながら過ごしているような印象があります。

でもそれはきっと今家族がいるかどうかに関わらず、様々なことを経験してきた結果たどり着いた境地だと思うのです。

20代〜30代にかけて女性が結婚に対して焦りを感じるのは、世間体や同調意識だけではなく、自分の人生を預けて楽になりたいという願望が少なからずあると思います。

「仕事はそこそこ楽しくて好きだけど、一生この働き方でいいのだろうか」という迷いや、「自分一人で背負う荷物を、一緒にもってくれる人が欲しい」という疲弊した気持ち。

そうした願望の行き着く先が、わかりやすく「結婚」につながっているんじゃないかと思います。

永遠に変わらない、いつもそこにある拠り所。そんなものを求めて。

でも、結婚したら逆に相手の荷物を肩代わりしなければならない場面もあるし、子供だっていつかは自分の手を離れていってしまいます。

だからこそ、自分を自分たらしめるもの、永遠に変わらないものは、人に求めるのではなく、自分とひたすら向き合いつづけるしかないのだと思います。

女性が書いたエッセイを読んでいると、「なにもかも失ってボロボロになったとき、仕事があってよかったと心底思った」という描写に出会うことが多々あります。

女性の方が感受性が強い人が多く、恋人や家族、会社での人間関係に心乱されることが多いと思うのですが、苦しくてもちゃんと自分と向き合って、自分の仕事を積み重ねてきた人はやっぱり強い。

自分の手で積み重ねてきた心の拠り所をもつ人は、倒れてもまた自分の足で立ち上がる力をもつ人だと思います。

私の好きな3人の女性たちは、エッセイやインタビューで結婚生活を語る時も淡々としているし、子供がいないことや離婚について、50代で直面する「孤独」を自然にさっぱりと受け止めています。

それはやはり彼女たちが、ひとつひとつの仕事やキャリアの悩み、人生の迷いに逃げずに立ち向かってきたからだと思うのです。

もちろんパートナーや周りの人に頼ったり、甘えたりすることも自分が健康であるために必要なことですが、相手にすべてを任せてしまいたい気持ちをグッとこらえて、自分の道は自分で選びとる覚悟こそが、最終的に安定をもたらすのだと思います。

どんなに心通わせても、いつかは独りになるものだから。

何かに身を委ねてしまえば一瞬楽になれるけれど、その誘惑に負けずに自分の足で歩く覚悟をもって「さっぱりした孤独」をうまく自分の中に内包できる人間でありたいと思います。

「いつかふたりになるためのひとり やがてひとりになるためのふたり」(浅井和代)

※ここから先は、「さっぱりした孤独」について個人的な話を。
 今回の文章を書くに至るまでのぐちゃぐちゃとした思考の変遷、記事として削ぎ落とす前のリアルな感情を記録用として書きました。

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最所あさみ

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最所あさみ

Retail Futurist / curator。「知性ある消費を作る」をミッションに掲げています。 将来は世界一の店舗メディアを作る予定。noteの有料マガジン「余談的小売文化論」とコミュニティマガジン「消費文化総研」もよろしくどうぞ!

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