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息苦しさを感じたら

『沖縄旅行で訪れた阿嘉島での話』

沖縄本島から船に乗ること約1時間
阿嘉島という島がある。

慶良間諸島に属する島で
人口は約260人程度と小さな島だ。

観光客も多くはないので
島の雰囲気を存分に楽しむことができた。

とても透き通った透明な海。
見たのことのない色鮮やかな魚たち。
人懐っこい野良猫。

耳をすませば波の音が聞こえる。

自転車で回れる小さな島だから
車もそんなに走っておらず静かな島だ。


私はお昼前にこの島に着いた。

念願のシュノーケリング。

海に顔をつけた瞬間
すごく感動した。
その感覚は今でも忘れない。

私が見たのは
海の中に広がる別の世界だった。

それはどこまでも美しく
壮大で
自由だった。

夢中になった海中散歩。
私も海の世界の一員になれた気がした。

自然に触れると、
地球を感じることができる。

この感覚は
テレビや本で見ただけでは味わえない。
本当に良い体験をした。


地元の人が
「少し離れたビーチにはウミガメがいるよ」
と教えてくれたので
自転車でそのビーチに向かった。

運が良ければ見ることができるらしい。

絶対に見たい
と言う強い気持ちで自転車を漕いだ。

ビーチに到着。
さてウミガメはいるのか…

私はウミガメに会いたくて再び海に潜った。

1匹もいない…
しばらく潜ってたが現れない。

でも諦めずにウミガメを待った。

私たちと同じように
ウミガメを待つ人たちも何人かいた。

諦める人は一人もいなかった。

しばらく潜っていた。
すると向こうの方が慌ただしくなったので、
そちら目掛けて急いで泳いだ。


やっと出会えた…

まだ子供くらいのウミガメが
海の世界で自由に泳いでいた。

しばらくしたら
深い海に戻って行ってしまった。

少ししか一緒に泳げなかったけど
すごく感動した。

この感動を言葉で伝えるのは難しい…

あの時見たあのウミガメは
今もあの海で泳いでいるのだろうか。


人は、自分たちの暮らしを重視して
自然を壊し
街を発展させてきた。

便利な都会で暮らす人ほど
悩み
苦しみ
心が病んでしまう

人は疲れると自然を求める。
その自然や生き物に心癒されパワーをもらう。


こうして私も自然とウミガメに
パワーをもらったわけだが。

考えてみると
人間の為に絶滅した
生き物や自然
はたくさんあるはず。

私たちは
地球への感謝を忘れてはいけないのだ。

壮大な話になってしまうが
地球のパワーは本当にすごいと思う。

この気持ちと感動をしっかり心にしまい
日々何事にも感謝をしながら
私らしく生きていきたい。

そしていつかまた
あの海の中で出会った
ウミガメに
会いに行きたい。

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