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スカッド構成と若手抜擢について

私はトッテナム・ホットスパーのサポーターなので、スパーズを例に書きます!

他のチームにも少しは当てはまると思うので、もしスパーズに興味なくても読んでいってください!



若手選手がチームに定着するためには、運やタイミングが影響するとも言われるが、今回はそこを少し掘り下げて考えてみた。

スパーズの新SDや新監督には、
ぜひ参考にしていただきたい内容です!(チラッ



日程の問題


スパーズなどの「BIG6」と呼ばれるクラブは、

  • プレミアリーグ

  • FAカップ

  • EFLカップ

  • UEFAコンペティション

基本的にシーズンで4つの大会を戦うことになる。3つの場合もあるらしい。

そのため、シーズン前半から週に2試合こなすことが多くなる。
シーズン後半は、カップ戦の勝ち上がり次第で変わっていくイメージだ。

つまり、シーズン前半は試合数(日程)が確定しており、シーズン後半は不透明だ。



スカッドの問題


プレミアリーグとUEFAの大会では、選手登録の細かいルールは異なるものの、大雑把にいうと「25人の登録メンバー」+「21歳以下の若手」が出場できるという仕組みになっている。

こういった事情から、「25人+@」の人数でスカッドが構成されるケースが多い。

また、シーズン中の冬の移籍市場にも、クラブや選手の様々な事情によって、スカッドの入れ替わりが発生する。


今回は、近年のスパーズの冬の移籍市場の動きに着目したい。


近年のスパーズの冬の移籍市場


ひとまず、冬の移籍市場では毎シーズン退団のほうが多いことがわかる。

各々の退団に関しては、シーズン前半の出場機会やパフォーマンス、今後のキャリアなどから総合的に判断した結果だろう。

ただ、私が問題提起したいのは、そもそもシーズン開始時のスカッドの大きさは適切だったのかという点だ。




若手の抜擢の問題

ここでいう若手とは、
単純な年齢の若さだけではなく、
プロとしての実績や経験も加味している。




近年スパーズでは、シーズン後半に怪我人が多発するケースが続いている。
これは勤続疲労などの影響を考えると自然な現象とも言える。

そういった状況から、シーズン後半にU21の若手がベンチ入りするものの、ほぼ起用されることはなく人数合わせになってしまうということが起こっている。
(21/22のホワイト、22/23のデヴァインなど)



また、ロドンヒルスペンスサールといった他クラブでレギュラーとしてプレー経験のある若手が、なかなか試合に絡めないケースもある。


つまり、
若手をスカッドの中で機能させられていない。


そう考えると、若手を起用するには監督の勇気や胆力も必要だろうが、チームとしてタイミングや状況を作り出すことも必要なのではないかと思う。
(選手の実力が足りていないという意見もあるだろうが、それならそもそもスカッドに残すべきではないと思うので、スカッドに残した以上は実力云々は無視する)



個人的な結論


最初に日程について触れたが、シーズン開始時は、過密日程に備えて大きなスカッドにしようとする傾向が強い気がする。

ただ、1試合に20人までしかベンチ入りできないことを考えると、若手はまず20人に入るという壁をクリアしないと試合に出場できない。

シーズン後半は、冬の退団や怪我人の発生によってスカッドが手薄になり、ベンチ入りのチャンスが回ってくることが多い。

しかし、順位争いが佳境に入ったリーグの終盤戦やタイトルが見えてきたトーナメントで若手を起用できるだろうか。

正直、なかなか難しいだろう。
逆に言えば、シーズン序盤のほうが、余裕を持った選手起用や采配がしやすいはずだ。



このジレンマを解決するためには、

シーズン前半のスカッド構成を見直す

というのが私なりの結論である。



シーズン開始時のスカッドをもう少し小さくすればいいと思うのだ。

現状、スカッドをフルに活かせていないのに、有事の際に備えすぎている。
シーズン前半に不測の事態が発生したら、若手を抜擢するタイミングだと思えばいい。

多少スカッドに余白を作っていいのではないか。
この余白は、スカッドの伸びしろとも言えると思う。


若手の台頭や冬の補強でスカッドが完成する
くらいでいいのではないか。


大きなスカッドでシーズン開幕
→冬にスカッドを縮小
→シーズン後半に怪我人が多発
→若手を使える状況でもないから、疲労困憊ひろうこんぱいのメンバーを酷使

こんなシーズンを繰り返しすぎている。



カップ戦の結果次第でシーズン後半は試合数が減るかもしれないが、だからといってスカッドを縮小するのではなく、重要度が高まる時期に向けてスカッドの厚みが増していくくらいが理想的なスカッド構成なのではないか。


決して、若手を使うためにスカッドを小さくしろと言いたいわけではない。
シーズンのどこにピークを持っていくかを逆算したほうがいいのではないか。その中で若手が絡めるタイミングはいつなのかという話だ。


どうでしょう?
楽観的過ぎますか?



ご質問やご意見、お待ちしております。
匿名でも可能ですので、ぜひ。
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#サッカーを語ろう #プレミアリーグ #トッテナム #スパーズ #スパーズブログ


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