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バースデイきっぷで行く徳島【1〜2日目】

徳島にバースデイきっぷで行ったのでそのまとめ。
【3日目】はこちら。
※本記事は駅メモおでかけカメラからの引用画像を含みます。


バースデイきっぷ?

バースデイきっぷは、JR四国が販売する、誕生月に3日間連続でJR四国と土佐くろしお鉄道の全線と特急列車が乗り放題になるきっぷです。
普通車自由席用とグリーン席用がありますが、今回は普通車自由席用を使用します。
2023年10月現在でお値段12000円。

本来はJR四国のみどりの窓口や旅行代理店でしか購入できませんが、JR四国ツアーズのネット申し込みをすることで、どこにいても購入可能となります。(公的身分証明書のデータ送付が必要となります)

おでかけプラン

まず、長野県→四国島内で1日近くかかるため、三連休の前日に前泊します。

金曜午後に長野県を出発し、名古屋に前泊。
土曜早朝に岡山から四国へ上陸。そのまま高知に向かい、折り返して徳島市内に宿泊。
土曜早朝より阿佐海岸鉄道に乗車し、海陽町散策後徳島市内に帰還。
日曜午後まで徳島市内を観光し、金沢経由で帰還するものとなります。

1日目

1日目は、上田駅から名古屋駅まで北陸新幹線+特急しなので移動します。
きっぷは上田からバースデイきっぷが使用できる児島まで購入。
4日間有効なため、名古屋駅で途中下車する形となります。

GooglrMapsより。

上田駅→長野駅

まずは上田駅から長野駅まで北陸新幹線で向かいます。
乗り継ぎ割引があるため、新幹線を使った方がトータル的に安くなります。

いつものスタート位置。
あさま615号で長野へ。

長野駅

長野駅からはしなの22号に乗りますが、1時間ほど時間があるのでMIDORIで酒を飲みます。

もはやいつもの光景の長野駅。
山ノ内町の玉村本店「美山錦 縁喜」。
すっきり美味しいお酒。

酒を飲んでフラフラした後、しなの22号に乗車します。

いよいよ後継が出る383系。
名古屋まで3時間の私の城。

長野駅→名古屋駅

しなのに乗るのは久しぶりなのでテンションが上がります。

広くて座り心地の良い座席。
名前は消えてもワイドビュー。
列車から見れる最後の日本三大車窓。
383系の売店準備設備。(とされるもの)
山ちゃん看板と↓
開通進路を示す青ランプが見えると↓
名古屋に到着。およそ3時間。

名古屋駅

名古屋駅に来るのも久しぶりなので、しばらくあたりを回った後夕食にします。

名古屋到着。
お疲れ様。
記念撮影スポット。かわいい。
初めて見るHC85系。
後部標識灯が眩しすぎて異様。
中央線ホームへの階段には、WW2時に設置された夜光ガラスが残る。

名古屋市内(夜ごはん)

ようやく夕食へ。
営業終了が比較的遅い、名鉄百貨店の矢場とんへ向かいます。

ようやく改札から出て金時計。
消えたモニュメントと大名古屋ビルヂング。
世界一高い駅ビル。
ナナちゃん人形。
矢場とん名古屋駅名鉄店。
ひれとんかつ定食。シャバシャバタレが食べやすく美味しい。

名古屋市内(徘徊)

夕食の後ホテルへ向かいます。
名古屋駅から歩ける距離にあるホテルですが、ホテルに荷物を置いた後に観光し、翌朝の時間を稼ぐために、地下鉄のフリーきっぷを購入します。

名古屋市交通局の地下鉄24時間券。日を跨いで使えるので効率が良いきっぷ。
桜通線に乗車。
丸の内駅で下車。
名駅まで2駅なので、正直乗る必要はない。
アパヴィラホテル名古屋丸の内駅前。6時間くらいの部屋。

荷物だけ置いた後、早速夜歩きを行います。
まずは栄へ。

1駅くらいありそうな地下通路で再び桜通線へ。
久屋大通で下車。
登録有形文化財になった中部電力MIRAI TOWER。多分私の電気代も光ってる。
オアシス21とテレビ塔。

ここから名城線に乗り換え、砂田橋駅へ向かいます。

エビフライではないと思われる。
名城線と名港線でラケット型の環状地下鉄。
駅メモの砂田橋あきらの名前の由来となった砂田橋駅。
manacaのキャラクター(本当に名前がない)。かわいい。
ガイドウェイバスのゆとりーとラインの駅もあり、上の方からバスの音が聞こえる不思議な駅。

名城線を一周しようと思ったのですが、この時点で23時過ぎであり、翌日も早いので戻ることとしました。
他にも見たいところはありましたが、また今度名古屋に来る理由として残します。

ホテルに着いたのは23:40ごろ。
手早く風呂に入り、寝ようと思ったのですが……

アパでたまにもらえる試供品。

ホテルにチェックインした際にポテチを貰ったのですが、リュックに入らないので急いで食べたのでした。海苔感がよくで美味しい。

2日目

2日目は5:00に起床。
名古屋からひかり531号で岡山へ。そこから高知まで南風3号に乗車、折り返して阿波池田から剣山8号で徳島まで向かいます。

駅メモより。移動経路がわかって便利。

名古屋駅(丸の内駅)→岡山駅

まずは、昨日購入した24時間券を利用し、地下鉄で名古屋駅まで向かいます。歩ける距離ですが、新幹線に乗り遅れると予定崩壊なため安全第一で移動します。

5:30の地下通路。誰もいない。
名古屋駅太閤口。すでに新幹線改札待ちの長蛇の列ができていた。
シャチホコ化したN700S。
乗車するのはN700Aでした。西日本車。
大川さんから見た誰かの後頭部
のぞみが先発したのでまばら。
いい日旅立ちが似合う。
新大阪付近で瑞風を発見。
梅田の街。
明石で初めての瀬戸内海。
気づけば岡山に到着。

岡山駅

岡山駅では30分ほど乗り換え時間があるため、少し回ってみます。

なんでも仕事するキティさんの模型。
昨日長野駅で見た人たちの西の親戚方。
見れると思っていなかったやくも。
よく見るとなんか新しくなってるところのある気動車。

岡山駅→高知駅

岡山からは、南風3号に乗車します。
バースデイきっぷは児島から使用可能になるので、岡山から児島までは自由席特急券を使用します。

アンパンマン列車ということもあってか、自由席に長蛇の列ができていました。

やってきた南風パンマン。
車内は天井までアンパンマン。

今回、なんとか座ることができましたが、最終的にはデッキから立ち客が溢れるような乗車率でした。

岡山駅から四国に行く場合、バースデイきっぷとは別に、最初の下車駅までは乗車券と指定席特急券を購入しておく方が安全かもしれません。

瀬戸大橋を渡る。奥の空間は新幹線建設時に在来線を移設するスペース。
宇多津(うたづ)。気づけば四国に上陸。
黄色の南風パンマンと遭遇。
2700系は振り子特急なので、カーブでは全力で傾いて飛ばしていく。
大歩危渓谷。なんとなく寝覚めの床っぽい。
大歩危(おおぼけ)駅で多くの外国人観光客が降りたものの、未だに立客が多い。
橋のど真ん中にある駅。
山を降りて街が見えてくる。
高架区間に入ると高知市内。
高知に到着。
乗ってきた南風。

高知駅

高知では、お昼ご飯+ちょっとだけ観光する予定ですが、その前に駅を見物します。

アンパンマン列車だろうが容赦なく変な繋ぎ方。
高知駅は木のドームが印象的な高架駅。
高知駅前。架線柱がないので開放的。
四国の列車をちゃんと見るのは初めて。
岬の名前。岬の名前です。
べろべろの神様。酒飲みなので家に招きたい。
高知駅前の3志士像。実は期間限定のはずだったらしい。

高知市内(お昼ごはん)

高知駅前からは、2区間だけとさでんに乗車します。
市内は1乗車200円均一で、乗り換え駅で乗り換え票をもらうとそのままの運賃になる模様。

駅前にある電中八策。
蓮池町通で下車。
乗ってきたのは、名鉄岐阜市内線で走っていた車両。
路面電車は結構な頻度でやってくる。

事前に調べておいたお店は満席だったため、仕方なく別のお店を探します。

なんか歩いていたらすずめの戸締りでモデルになったらしい商店街に遭遇。
幕末の志士に言われたら守らざるを得ない。

商店街を歩いていると、良さそうなお店を発見。
値段も予算内であったため、入ることにしました。

土佐ノ國 二十四万石さん。落ち着いた雰囲気でおすすめ。
お店の前の土佐犬像。強そう。
キス天ぷらタタキセット。このモリモリで900円。
キスの天ぷら。
鰹のタタキはタレに漬けられていて苦手な人も食べやすい。

結果的に辿り着けてよかったお店でした。
雰囲気も静かでおすすめです。

昼食後、高知市内を歩きます。
駅から少し離れた商店街にも、人がたくさんいるのが印象的な街です。

アーケードの奥にまで人が溢れている。
隣の商店街。ここも人がいる。
日本三大ナントカ(らしい)はりまや橋。
現代のはりまや橋はコンクリートの永久橋。
細路地は撮ってしまう。
ここにもアンパンマン。
高知駅まで戻ってきた。

高知駅のお土産屋さんでは、仙頭酒造場さんのぼっちりを購入。
720mlボトルを購入するととんでもないことになる気がしたので、おとなしく360mlボトルを購入します。

すでに乗車する南風16号が到着しているので、改札内に入ります。

常にディーゼルエンジンの音がする駅。
南風16号。これが本来の2700系の塗装。カッコ良い。
やっぱり変な繋ぎ方される。

高知駅→阿波池田駅

高知からは、徳島方面への乗り換え駅となる阿波池田駅まで折り返す形で乗車します。
何も考えなくても乗れるのがフリー切符の良いところ。

高知駅を出発。手を振ってる人たちがいたので振り返し。
ごめん。駅。

ごめん駅こと御免駅を過ぎると、列車はカーブで車体を傾けながら山へ挑みます。
途中車掌さんの切符確認があり、目的地を聞かれました。どうやら、阿波池田駅での乗り換え客の有無を確認していたようです。

途中で岡山から帰ってきた黄色の南風パンマンと遭遇。

山の中をぐんぐん進み、大歩危駅に到着。
山の中の駅ですが、景勝地とあって乗車される方が多くいました。

大歩危駅。小歩危駅もある。
ボケマート。
大歩危渓。

阿波池田駅に到着後、乗り換えの剣山はすぐに発車するので急いで跨線橋を渡ります。

南風どうしでの行き違い。ディーゼルエンジンの排気の良い匂いがする跨線橋。

阿波池田駅→徳島駅

乗り換えた剣山8号はキハ185系。人生で初となる国鉄型の気動車です。
そして、この列車にはアンパンマンカーなるものが連結されていました。

剣山8号。多分国鉄型気動車最後の生き残りのキハ185系。
背もたれが低いのと、窓ガラスが大きいので眺めが良い列車。
どこまでものどかな景色が続く。徳島線の特急は停車駅が多め。
途中四国っぽい気動車と遭遇。
徳島市のシンボルの眉山が近づく。

剣山は南風に比べて停車駅が多く、ちょっと良い有料快速列車のような雰囲気でした。

1時間半ほどの乗車で、徳島駅に到着。
徳島は2日間の拠点となります。

徳島駅の駅名標。
よくみたらヘッドマークがアンパンマン仕様。(それ以外のアンパンマン要素がアンパンマンカーと始発終着のアンパンマンのセリフのみ)

徳島駅

せっかくなので、徳島駅を観察します。
ホームからも、奥の運転所からも、そこかしこからディーゼルエンジンの音が聞こえてきます。

とても県庁所在地駅に見えないホーム。とはいえ必要十分で、高架化計画もあるので手をつけられない。
江戸時代に藍染で四国一に経済成長したほどの特産品らしい。
もちろん有人改札。利用者数的には、篠ノ井駅と上田駅の間くらい。
こんなところまで東日本の社○ボックス……と思ってよく見るとJR四国バージョンらしい。
駅前の阿波踊り像。
徳島駅の外観。中とのギャップもまた魅力の駅。

徳島市内(駅→ホテル)

ホテルに向かうまでの間、観光案内所で翌日の情報を集め、徳島市内を散策します。

名前が定まらない例のアレ。徳島は関西圏にかかっていても大判焼らしい。
単線新幹線の話も出ている四国新幹線。
徳島の街並み。
椰子の木が植えられている。
新町川。海まで3kmでも潮の匂いのする川。
至る所に阿波踊りをモチーフにしたものがある。
東新町商店街。人は少なめ。
漆器蔵いちかわさん。徳島るとの遊山箱。
他には観光案内所にもある。
やっぱり細路地に惹かれる。
阿波尾鶏ではなく土佐鶏。

普通に行けば徒歩10分かからない距離を、寄り道しつつ30分ほど歩き回ったところでホテルに到着。

駅近のホテルが空いていなかったため、少し離れた東横INN徳島駅眉山口が2日間の拠点です。

もう何泊したかわからないいつもの東横イン感。
この安心感のある広さが東横。
まさか700km離れたホテルで、1年以上放映されてる地元を見るとは思っていなかった。
部屋からの景色。反対側は眉山が見えるはずなので、上層階はどちらも当たり部屋。

ホテルに荷物を置いた後、周辺を散策してそのまま鳴門に夕食へ向かいます。

徳島市内(ホテル→駅)

眉山の麓にある天神社さん。
眉山の麓の阿波おどり会館
お土産店、阿波踊り常設公演、ロープウェイの駅となんでも揃う。
阿波踊りの傘をイメージした東屋。
かも。
満潮に近かったのか、橋の下の通路は水浸し。
ここにも阿波踊り。
徳島駅の横のポッポ街商店街。
2階も通路になっている商店街。
商店街の距離は長め。2階も見通せる。
駅の西の踏切を渡って、徳島の車両所へ。
徳島城跡へ向かう杉並木。
道を警備する徳島城猫。人馴れしているのか、近づいても動じない。
徳島城跡に保存されている8620型蒸気機関車。
駅メモの徳島るとのモデル。
徳島駅を模した保存。
553台目の製造機。ボイラは382台目から受け取った模様。
まだまだいる徳島城猫。
この二人は警戒している。
蜂須賀家政公。徳島の産業を推し進めた大名。
ラジオ塔。これは戦前製。
駆逐艦追風のマスト。
昭和七年に設置された模様。

鳴門駅へ行く列車の時間になったので、徳島駅へ向かいます。

徳島駅→鳴門駅

徳島駅で待っていると、いろいろな列車がやってきます。

3両繋がった気動車。
徳島線と高徳線。
アンパンマンのいない剣山。

鳴門駅へ向かう列車は、キハ40。やはり初めて乗る国鉄型の気動車です。
ちょうど通学時間帯なのか、高校生に混ざり鳴門駅へ向かいます。

115系より狭いボックスシート。足元の謎配管で窓側は更に狭い。
エンジンはガラガラ、揺れともに車体がキュッキュ鳴る。

鳴門駅

鳴門駅で運転士さんにバースデイ切符を見せたところ、バースデーカードをいただきました。
運転所の皆さんで作ったカードということで楽しそうにお話ししてくださり、今回の旅での良い思い出となりました。

鳴門駅に到着。
ホームとの段差が激しい。
鳴門駅。無人駅らしい。

鳴門市内

夕食は徳島ラーメンをいただきます。
事前に探しておいた、駅から近い徳島らーめん ふく利 鳴門店へ向かいます。

徳島ラーメン。茶系と言われる豚骨醤油ベースのラーメン。

京都で徳島ラーメンを食べて以来、本場で食べることが夢でした。
東大のラーメンに慣れていましたが、違う徳島ラーメンも美味しいものです。

帰りの列車まで1時間ほどあるので、近くのスーパーで翌朝の朝食などを購入。
この時点でiPhoneのバッテリが一桁となってしまったので、写真の数が激減します。

ロウソク看板のベンチ
マンホール。梨も名物らしい。
1時間ほどふらついて駅に帰還。

鳴門駅→徳島駅

帰りの列車もキハ40でした。

こんどは四国色。
鳴門駅の駅名標。
こっちにも扇風機がある。見るからに冷房ダクトが後付け。
扇風機のスイッチ。
スーパーロングシート。
足元灯。
何を考えて設置したのか、設計者に1時間くらい話を聞きたい席。

その後、写真撮影をおさえつつ、なんとか徳島駅まで戻ったのでした。
おさえた割にはかなり写真が残っていますが……

徳島市内(夜)

徳島駅到着後、思いのほかバッテリーに余裕があったため、少し回り道をしてみます。

猫が飲んだくれている。
ライトアップされていた新町橋。
こちらもライトアップ中。
魚のオブジェ。
川辺でドイツ料理イベントが行われていた。
夜が賑やかな街。
銀座通り。
歓楽街。人が絶えない。

一通り歩いた後、ホテルに戻って翌日の支度を行います。
その後、鳴門のスーパーで購入した酒タイムに入ります。

徳島の木頭ゆずチューハイ。明日通過する阿南市の商品らしい。

めちゃくちゃ甘いわけではなく、ゆずの香りもする程よい甘さのチューハイでした。おすすめ。

翌日早朝の列車に備え、寝るのでした。

続く。

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