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note一周年。

あらまあ。更新頻度も下がりましたが一年経った。どうもこんばんは。彗月はづき 漣太郎れんたろうです。今後ともよろしくお願いします。書き始めた時には小説がどうのと言っていたのに、すっかり日記帳になってらぁ。そんなこともあるさ。ついでに来月はお誕生日。今年こそはホールケーキを食べるんだ……!!


シュレディンガーの僕。

生きているんだよなあ。でもリアルでの人との関わりがうすーいから、この極上の独房で死んでいるかもしれない可能性が観測者としては心配らしく。その心配は僕の命もまあそれなりにとはいえ、物件やら手続きやらね。そういう部分もあるだろうけども。とにかく人間との関わりを持たなくてはならなくなり(そりゃあ突然死のうとする生物だからねえ)訪問看護さんやら大家さんやら宅食さんやらが代わる代わるやって来て下さるので『ほっといてくれぇ……』って感じの日常を過ごしている。自業自得だッピ。

当の僕はというと、なんというかこれまでの中毒症を片っ端から思いっきりスリップしている。酒タバコ薬過食が最近また自制できなくてちょいと悲しい。まあ酒タバコ薬はお外行かなけりゃ大した事じゃないのだが(買い物するのはネットスーパーか外出時のみなので)(それでも酒や薬の買いだめをやめているだけ前よりはマシ)出前が本当に増えちゃってダメ。そのくせ4日おきに過食+のこり3日はまともに食べないみたいな生活で色々終わってるなあ……と思いながら過ごしている。

そして病院を変えた。これまで通っていた病院、カウンセラーさん以外は本当にアレだったから(カウンセラーさんも気が合った部分があるから続けていただけで『いいカウンセラー』というよりは『好奇心が強いカウンセラー』と言った方が正しいかもしれない)行くたびに結構しんどかった。やっと転院できる!!

まあそんな感じでなんだかぼんやりと生きているくせに人と関わる事が多くて『引きこもるのも根気がいるなぁ!?』となっている。体力がなさすぎる。1日外出ぐらいなら出来るのだがその後の反動で2週間寝込む。行きたいところはたくさんあるんだけどなぁ……。

小説が下手。

これは多分そのうちなんとかなると思っているが、やはり書き続けていないといい文章は出て来てくれない。これは卑下や謙遜ではなく、自分の中にいる評定員による裁定であるので、誰かに褒めてもらったとてどうしようもないのだ。私が『クソ小説』と評価すればそれはクソ小説なのだ。

私の小説が好きな人には申し訳ない気持ちはあるのだが、皆々様の評価が相対評価制で、各々の基準で考えて私の評価値を五段階評価の5とか4で評価してくれていたとして、ここ最近の小説は私の中では絶対評価で1なのだ。(有償依頼やファンアート、きちんとした作品としてシリーズ化をしようとするものは4以上じゃなければ出せないので、力尽くで血や涙や愛液を流しながら書いている)

まあどうにかなるだろ、という気持ちではありつつ、戻らなかったらどうしよう、という気持ちも当然ある。うん。うん……。100本ノックを再開しようと思ったものの、やはり外出する機会がない、毎日知らない家の天井(いつまでも慣れないなぁ……)をみているだけではネタなんてほとんどないわけだ。それならどこかに行くなり、本を読むなりのインプットを増やさなければならないのだが、最近は受動的なインプットしか出来ず目も耳もすべすべに滑るのだ。つまり、考えるだけの脳の容量がない。

病気の症状としてそうなのか、薬の副作用なのか、単に怠けているのか。この期に及んでまだ自分が怠け者だという意識が消えない(先月末に踊りながら自殺未遂を図ったというのに!)状態で、怠けているからというところに胴体着陸でお腹にすり傷付けながら希死念慮に追われているのだからもうどうしようもない。とりあえず転院する事だし、そこで説明すればいいかあ、とひたすら時を待つばかりである。富豪になったら寝巻きのままワゴン車に乗せて、あらゆる湯治や動物園や遊園地や商店街にリアカーで走り回ってくれる人でも雇おうかな……。(着替えから疲れてしまうのだ)

バカになって。

さすがに1周年記念の記事がこれなのはどうかと思うので、この間すりぃ氏の『バカになって』を観ながら考察したことでも書いて、まあそんな時代だよねって話でふわっと軟着陸していこうと思う。

ここ最近でちょっとかなり好きな曲である。もちろん考察が間違っていたら申し訳ない。すごーくざっくりとなので(MPがね……ないのよ……)考察というほどの内容でもないし、うろ覚えで話す。

登場人物はざっくりと魔法少女の陣営と、悪役の陣営(ペルセウスというアカウントらしい)である。魔法少女の陣営にはピンクブルー、イエロー、ウサギ男、ネコのぬいぐるみ。悪役の陣営にはいわゆるショッカータイプの黒の全身タイツ(その中でもストーリーとして素顔が出ている人物が2人いるので、それらを茶髪、黒髪とする)、ボブ髪の女がいる。

ピンクとブルーは同じ学校の学生(多分魔法少女になるまではあまり仲良くしていなかった?)である。黒髪は4人きょうだいの父か、5人きょうだいの長男(母か妻の遺影がある)である。明示はされていないが、恐らくは茶髪もピンクとブルーの学校の学生だろう。(ピンクとはお互いに顔を知っているであろう描写が見られる)

(後で見直したが電車が同じなだけだったし、ピンクから茶髪へ目線を送ったように見えたシーンは電車内の出来事ではなかったので、知り合いではない。ただし、後述の理由からピンクが魔法少女であることは茶髪に限らず全校生徒に知らされている可能性はある)

正義の味方である魔法少女の陣営は悪を倒す様子を配信しているらしい。(爆発背景にイエローのシルエットとウサギ男の自撮り)それに憧れてピンクは魔法少女になったようだ。ブルーの経緯はわからない。

ピンクの家庭は裕福そうだ。家具がちょっと高そうなのだ。だが、他の家族と少し離れて食事をしている。さすがにあからさますぎるとは思うので心理的な距離かもしれないが、他の家族が背筋を伸ばして食事をする中で、一人だけ自信なさげな姿勢をしている。直後に映し出されるビリビリのテストの点数は0点〜81点とバラツキがあるのでそれが理由だろうか。

ブルーは他の学生と比べるとかなり身長が高い。その部分か、あるいは赤面や多汗といった悩みがあるのかもしれない。いわゆるぼっち飯(体育倉庫で一人でお弁当を食べている)をしており、友人らしい友人はいない。こちらも他の生徒との距離がある。

茶髪はタコパする程度の友達はいる。充実しているように見えるが、なんとなく闇バイトのノリで悪の戦闘員を始めてしまったようだ。Twitterのようなものでバイトを始め、悪そうなアロハヤンキーに手渡しで給料を受け取っている。また、タコパのタイミングでも実は(おそらく)未成年飲酒をしている様子がある。そんな良くも悪くもそこらへんの迂闊な人間だ。

黒髪のバックストーリーは前述した以外にさほどないが、まあ一人で4人を養う(黒髪の次に年齢が高い長女らしき子供はまだ学生である)ために割り切って悪の戦闘員をしているのかもしれない。何せこの仕事は入りたての学生でも日当2万円なのだ。(この世界のお札がどんなものかはわからないが、まあ日本だとして、『簡単・日払い・高(収入?)』と書かれているので2千円や4千円、1万円ではないだろうお札の色も黄色っぽい)

その他の人物の情報はほとんどないのだが、イエローの存在が異質である。ピンクはイエローに憧れや尊敬の意思があり、なんの因果かイエロー直々にヒロインになるための変身スプレーを受け取っているのだが、その後の描写でイエローは人間ではなく、ネコのマスコットが本体であるようだ。

(ピンクに変身スプレーを渡した後、黄色いネコのマスコットに魂を移したと思われる描写があるし、ネコのマスコットと人間体の扱い方の差異(クッションに仰々しく抱えられているマスコットと床に崩れ落ちたまま放置される人間体)を考えるとおそらくそうだろう)

次に電車の描写について語っていく。咲き方、色、葉の形から見るにオタクの大好きな花(クソデカ主語)のリンドウを持っているように思われる。リンドウの花言葉は『勝利』『正義』『誠実』である。(ちなみに『悲しんでいるあなたに寄り添う』という花言葉もある。なぜ知っているかというと、うちのこのイメージ花の一つだからだ。この花は正義とかのその他の意味だけじゃなく、この曲のコンセプトでもあるのかもしれない)なぜピンクと茶髪がこの花を持って座っているのかはわからないが、制服であることから学校行事か何かでもらったのだろうか。

ピンクはどこか誇らしげに花を持っているが、茶髪はおそらくこの花を捨てている。もしかしたらだが、ピンクの持っている花束にはイエローのツインテに付いているリボンが巻かれているように見える(偶然かもしれないが、茶髪の花束の同じ部分が隠れているので何かしらの意図があるように思える)事から、ピンクとブルーが学校から選出された祝いか何かで、全校生徒になんかしらの祝辞でもあったのかもしれない。全国大会か?

ピンクとしては魔法少女というトロフィーをもらったのだから、居場所がなかった家にも堂々と帰れるのだろう。最高の気分だ。ただ、茶髪は当然、敵対組織であるので気分はよくない。花を捨てたのはおそらく茶髪だろう。(ブルーも別に捨てる理由はないだろうし、学校で配られたとしたら黒髪は花束自体をもらってないだろう)

この後に悪の組織の視点に移るが、この時点で歪みが発生している。爆破をしているのは恐らく魔法少女側(イエローの配信)(こういう時は大体悪の方がドカーンとされるものだ)で、ガレキの片付けをしているのは悪の組織側である。タイムカードめちゃくちゃきっちり押すなぁ……(遠い目)。中には過労かなにかで倒れるものもいて、倒れた者は奈落のような場所に投げ捨てられる。危険な仕事だ。落ちてくるガレキもある。それらを飲み込みつつもなんとなくやめられないでいる。

そんな中、ピンクが(おそらく自分達が開けた大穴に)落ちそうになる。ピンクの正体をおそらく知っている茶髪が、一瞬戸惑いを見せながらも駆け寄り、危険を省みずピンクを助ける。落ちて来たガレキで血を流し、仮面は割れ、全身タイツも別にそんなに強い素材ではなく目元が伝線している。(タイツなのに目元が伝線するってのは斬新だな……)これまで相手を『全身タイツの怪人』としか認識していなかったピンクはここでようやく、魔法少女が戦っている相手人間であることに気付く。(茶髪かどうかまでは知らないままかもしれない。2回目の電車のツーショットの後の横を見る動作はよくよく見ると、多分寝巻きか何かに着替えているので時系列が違う)自分の中の正義や勝利が、本当に正義だったのか、正しい勝利だったのかということに疑問を抱く心境が、誇らしげに飾っていたリンドウが萎びていく様子に重なる。

つまるところ、その瞬間まで相手が誰なのか考えた事もなく、無責任に爆発した跡地にも気を止めずにドヤ顔していたピンクも、闇バイトのヤバさに気付きつつも、お金は稼げるからと命が蔑ろにされているような現場にずっと身を置いていた茶髪も(そしてブルーや黒髪も)ずっとバカだったのだ。

そうしてどうしたか。ピンクは悩んでいる。ノートに『私たちって 何と戦っているの? 何のために 戦っているの?』と書いてそれをぐちゃぐちゃに塗りつぶし、持たされたチャチぃ物理ボタンの変身ステッキを握りしめ、本当に正しいことなのか、次に悪の組織と対面するその瞬間まで悩んでいる。

閑話。あまりにも物理ボタンがチャチぃし、ガレキ撤去もやたらアナログだ。魔法のスプレーの効果は服を変えるだけじゃないだろうか?というのも、魔法少女も悪役もマップで現場を把握しており(もちろん『緊急指令!』みたいに事故後に情報を知らされるかもしれないが)、爆破が恐らく魔法少女側に委ねられているとしたら、このボタン、魔法のステッキでもなんでもなく『ただの爆破ボタン』の可能性すらある。それぞれの組織の上層部(ウサギ男(と、ネコのぬいぐるみ)とボブ女)がそもそも連携していて、出来レースになっているかもしれないというのは、雑考察だろうか?

話を戻す。茶髪が悩んでいるのかはわからない。コンビニ弁当を食べながら次の現場の確認をしている。ここで先ほどの歪んだ構造になってくるのだが、あくまでも悪の組織として活動しているものの、底辺バイトは(鉄砲玉もやるとは思うが)かっこよく戦うことはない。ぐわぁ〜!とか言うのは花形だろう。(恐らくバイト達の中にもある程度序列があり、それは全身タイツのラインとかで示されるのだろう。知らんけど)茶髪を含む下っ端は戦うのが仕事ではなく、裏方のガレキ撤去が仕事なのだ。魔法少女が人間でもそうじゃなかったとしても茶髪はガレキ撤去をする事に多分変わりはないし、それが悪かと言われると『魔法少女陣営に比べたら罪悪感は少ない』のだ。

だからそんな茶髪がラストサビでセンターで踊る時。この時にはもう恐らく茶髪の心は決まっている。というか、花をゴミ箱に捨てた時点から恐らくあまり変わっていない。『このまま何も見えないフリでバカになろう』なのだ。ただし、ここまでただ何となくやめられずにバカをやっていたのとは違う。それまで魔法少女だけが踊る時に出していたエフェクトが、茶髪の全身を巡るのだ。そして、

『このまま何も見えないフリで
騙し合おうぜ』
『目に物見せつけて
演じよう』
『その日まで僕ら
バカになろう』

という決心があったのだ。そして、ピンクも再び悪の組織と対面した時、八の字の眉から決意の眼差しへと変わる。『その日まで僕ら
バカになろう』と。

言ってしまえばこの曲は、現代の『ええじゃないか騒動』みたいなものかもしれない。情勢不安で先も何も見えない、いつもしんどいニュースが流れている。辛い辛い、痛い痛い、そんな世界でとりあえず生き延びて生き延びて、それでも今が最愛であるため、そしていつか最高になるまで生きて、報われるまで、バカとしてこのままお互い生きていこうぜ。そんな感じの曲なのだ。と解釈した。パッと聞いただけの印象では若者たちの諦観を歌ったような、しかし実態としては、消し損ねた火種のような、前向きに待つ曲だった。ええじゃないか騒動も情勢不安に対する抗議としての意味合いがあったという。(※諸説あり)疲弊して辛くて痛くて、もう頑張れない。そんな人たちに向けた、『がんばれ』じゃない形のエールのような曲だな、と思った。だから、とても好きだ。

細かいところだが、手汗が気になっているのか、ブルーはピンクの手ではなくステッキを握っているのもいいなって思う。そういう、「そんなの気にしなくていいのに」というような事さえ怖くて仕方ない気持ちも肯定してくれる【人間の鎖】だなって思ったよ。考えすぎかもしれないが。というか手汗を気にしているかも勝手な考察だけどね。

ほしい物リスト。

表用に作った。ので、ください。(五体投地高速スピン)

くれたからといって何か利益があるわけでもないですけど366日24時間受付中です……。(いつも下さってる方々も本当にありがとうございます……ナンデェ……アリガト……)

次回予告。

色々……色々書きたい文はあるんだ……。あと何気に『今年は星新一賞に応募する』というのを目標にしてみたのでちょっと何か書き始めるかもしれない。

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