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クラリネットマガジン(ハウツー編)

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クラリネットやトランペットのB管楽器でピアノやフルートなどinCの楽譜を読み替えて演奏する方法

クラリネットやトランペットのB管楽器でピアノやフルートなどinCの楽譜を読み替えて演奏する方法

こんにちはクラリネットのクズシマです。

このコラムではトランペットやクラリネットなどBの管楽器がフルートやピアノなどのinCの楽譜を読み替えて吹けるようになる方法をわかりやすくお伝えします。

読み替えができるとできることが格段に増えます。
例えば、フルートやヴァイオリンの楽譜を読み替えて演奏できる

クラリネットでこの曲を演奏したい!と思って楽譜を探しても、出版されていない。もっと人口の多いフ

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クラリネットのリード選びって要素が多くて難しい

クラリネットのリード選びって要素が多くて難しい

これだ!と決めたリードで覚悟を持って吹き切ること。
それがリード選びを正解にするたった一つの方法だと思います。

な〜んてカッコつけましたが、
クラリネットのリード選びは要素が多くて難しい。
いまだ、絶対の正解を毎回叩き出すことができない。奥深い。

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誤解を恐れずに言うとクラリネットのアンブシュアは意外ともっと締める

誤解を恐れずに言うとクラリネットのアンブシュアは意外ともっと締める

YouTubeで楽器の奏法を教える(?)動画を更新するのは怖いことだなぁと思う。

※私はYouTubeで誰かに“教えて”いるつもりはないけれど。

理由は誤解が生まれるからである。

レッスンの現場を見れば、楽器を教えるということはやり方を教えるというよりは、より良い“程度”を伝える連続だということがわかっていただけるだろう。

程度というのは、「どのくらいの息の量で」「どのくらいの温度の音色で

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ランスロの26のエチュードの次に取り組むのはどれが良いか3年間考えた結論

ランスロの26のエチュードの次に取り組むのはどれが良いか3年間考えた結論

こんにちはクラリネットのクズシマです。
クラリネットを勉強し始めて始めに取り組むエチュードは、ランスロの26のエチュードが定番でしょう。

私は中学生の時に吹奏楽部でクラリネットを始めたのですが、クラリネットを学んでいく過程の中で後悔していることがあります。

それは、基礎が出来上がっていない状態にも関わらず、難しい曲ばかりに取り組む環境にいて、初心者のうちに簡単な練習曲にあまり触れてこなかったこ

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クラリネットとピアノの名曲を紹介〜音大入学前に練習した曲編〜

クラリネットとピアノの名曲を紹介〜音大入学前に練習した曲編〜

先日、クラリネットサークルのお話会にて
メンバーの方から
「ソロの曲を全然知らなくて、どんな曲があるか知る機会がない」
というお話があったので、このコラムではクラリネットとピアノの曲を紹介していきます。

私が曲を知るきっかけは
・手に取ったCDに入っていた
・知り合いが演奏していた
・コンサートで聴いた

が多いかなと思います。

このコラムでは私がクラシックのレパートリーを本格的に勉強し始めた

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クラリネットを吹くとき喉に力が入っていないか?

クラリネットを吹くとき喉に力が入っていないか?

ズバリ、クラリネットを演奏する上での私の持つ悪い癖は
「喉に力が入ってしまうこと」

それが起こらないように、またその癖を根絶できるように日々の練習で色々な工夫をしています!癖を治すのって大変。毎日毎日、気をつけ続けないとすぐに悪い癖が顔を出します、、。

生徒を見ていても、喉に力が入ってしまって、そこから良くない連鎖が起きて身体全体が力んでしまっていたり、音が潰れたりしている状態の人をよく見ます

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管楽器の私たちも暗譜が必要なのか?メリットと必要な理由を考えてみた

管楽器の私たちも暗譜が必要なのか?メリットと必要な理由を考えてみた

ピアニストの世界では暗譜を義務付けられることが当たり前のようですが、管楽器の私たちはどうでしょう?

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音色を気にするわりに、音色作りを怠っていたのかもしれない

音色を気にするわりに、音色作りを怠っていたのかもしれない

こんにちは。
今回のコラムは自分の失敗談からのエピソードを書いていきます。

人前でステージに立つことで課題が見える

改善していく
のループはいつまでも続けるべきだし、そうやってたくさんのことに気づいてきたいなぁ〜と思いました。

自信がないのは、自信をつける努力を怠っていたのかもしれないな。と反省した出来事でした。

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雑音が多い人のアンブシュアはこうなっていることが多い

雑音が多い人のアンブシュアはこうなっていることが多い

みなさんこんにちはクラリネットのクズシマです。
2022年もうあと数日となりました。

このコラムはクラリネットのアンブシュアについて。
「雑音が多い」「発音が遅れる」「タンギングがきれいでない」と感じている方へ改善方法を提案します。

今年は本当にたくさんの方をレッスンしました。
初めましての方も多く、数年ぶりに学校のレッスンが再開した学校もあり、生徒の皆さんとクラリネットの基礎についてとことん

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しっくりくる呼吸に出会えた。もしかして腹式呼吸じゃないかもしれない

しっくりくる呼吸に出会えた。もしかして腹式呼吸じゃないかもしれない

みなさん。クラリネットを吹くときの呼吸はどんな感じですか?
どこが膨らんで、どこで支えて、、、など自分なりの答えがありますか?

ここ数年で呼吸法を変えました。大きく変えたわけではないのですが、はっきりとこう吸っているというのを言えるよう整理されたような感じです。

それの方法がなかなかしっくりきている、そして再現もしやすいので、みなさんにシェアしたいと思います。

クラリネットの基礎の基礎は呼吸

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クラリネットの音色のためにしていること

クラリネットの音色のためにしていること

「最近なんだか音色が乱れる」「思うような音で吹けない」と思ったら、原因は大きく分けて つだと思う。

2と3は似ているようだけれど、私の中で完全に対処方法が分かれるので別の要因として捉えてみました。

1.道具での改善方法結局、音色って楽器を扱う身体の具合と道具によって変わると思うのです。

「その人の音」(身体の具合)というものもあれば、
「その楽器の音」「そのリードの音、マウスピースの音、リガ

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説得力のある演奏、立体的な演奏のために|拍子と拍感

説得力のある演奏、立体的な演奏のために|拍子と拍感

こんにちはクラリネットのクズシマです。
今回は音楽の3要素の一つであるリズムに関係する、テンポ感(拍子感、拍感)について触れていきます。

拍子を刻むことは大切です。

私たちは楽譜を読み、音符を演奏していますね。

拍子は音符の枠組です。
しっかりと拍子を感じている演奏と、感じていない演奏では、説得力が全然違います。

ずっとメトロノームを使って練習している吹奏楽部の学生さんによく注意することを

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エスクラリネットの高音域のピッチ|替え指について

エスクラリネットの高音域のピッチ|替え指について

クラリネットのクズシマです。
先日久しぶりにエスクラリネットでコンサートに出演をしました。
エスクラリネット楽しいですね。
しかし、音程を取るのが難しいです。苦労しました。

クラリネットって口でピッチを操作するのが難しい。
「これ以上口ではあげられない、下げされない」という場面に多々遭遇します。だからこそ、良い音程を作る替え指が重要になってくると思います。

このコラムでは、エスクラリネットで音

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