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葛について

葛布づくりにあたり、まずは葛の事を調べました。


葛(くず)という植物は最も代表的な雑草の一種です。 
もともとは外来種だったそうだが今は国内で見れない所はないくらい全国に分布しています。
河川敷や空き地などによくはえていて、ススキ・ブタクサと並び日本三大雑草に数えられる事もあるそうです。

どこにでも根を張り茎を伸ばす生命力の強さから、古来中国などではその根を粉にし、漢方薬として利用されていました。 
その漢方薬を葛根(かっこん)といい、それをお湯で溶いたものがかの有名な『葛根湯(かっこんとう)』です。 
日本では葛根湯と同じような『葛湯(くずゆ)』や『くず餅』などとして江戸時代より親しまれています。

しかし葛布づくりにおいてはその根っこは使わずに、茎の部分を使います。 
地域によって異なりますが、だいたい6月~7月頃にかけてその年にはえた新しい茎を採取します。 

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