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団塊の世代

私は戦後のベビーブームの時期に生まれました
いわゆる団塊の世代です
団塊の世代は人口が多くて小学校中学校などは
5クラス位はあったように思います
私が小学生低学年の頃にはまだ復員兵の方を
町などで見かけました

そして私の青春時代は大学紛争が激しい時期でした
京都の大学に行っていた先輩などはセクトには
属していないのですがデモにはよく参加していたようです
あの頃の学生は何らかの情熱に動かされて熱気があったように
思います
それが良いか悪いかは別にして少なからず共鳴はしていました

1970年は大阪の万博があった年でもありまたフォークブームの
時代でもありました
私は養護施設の保育士をしていて夜勤明けの朝にはフォークの
「戦争をしらない子供達」のレコードをマイクを通して流して
子供達の朝の支度の景気付けにしていました

映画ではアメリカンニューシネマの時代で反体制的な映画の
良作が沢山上映されました
私はそれらの映画を夢中になって観ていました
「俺たちに明日はない」「真夜中のカーボーイ」
「イージーライダー」などは心に響くものがありました

本は五木寛之さんとか今は苦手にしている芥川賞作家さんの
作品をよく読んでいました

私の青春時代は色々な出来事があって今までの保守的な考えから
革新的な考えが芽生えた時期ではなかったかなと思います
ただそれは一時的な事で今の時代には引き継がれてはいないのが
ちょっと残念ではあります

我慢を強いられているコロナ禍の現在にあの頃の熱気を望む事は
出来ませんが心の中ではいつも何かしら熱い物を持っていたいなあと
団塊の世代の私は思ったりしています
ただもう人生の黄昏の時期にもあるのでゆっくりと人生を
振り返るのもいいのではないかなとは思います





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