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コロナ措置対象者となりました

4月1日、日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定され、「措置対象者」になったことでわかったこと、思ったこと。

エイプリールフールの夜もふけた頃

コロナ対策の一環で「和牛商品券」が打ち出され、それに続いて「お魚券」だの「お米券」だの、はたまた「旅行券」まで出てきて、何か、この国でとんでもないことが起こりつつあると、今更ながらに暗澹たる気分になっていた。

どういう経緯でどんな効果を狙ってこのような案が出されたのか、どこのメディアも報道しないから「はっきりとは」わからないが、予想はつく。おそらく各種関係団体による族議員へのロビー活動の成果なのだろう。

そんな矢先のエイプリルフールの夜、今度は「各世帯にマスク2枚送付」なる、提案なのか決定事項なのかよくわからない施策が発表された。この、例えていうなら疲れているときにおしぼりを出してもらえるのかと思ってたら、使い古しの濡れ雑巾を顔にぐいっと押し当てられたような出来事に対して、これはもうはっきりと「NO」を言わなければならないと決心したところに、である。

私はもうひとつ、新しい情報を受け取った。それは、インドネシアの日本大使館からのメールで、私は日本政府による(対コロナウィルスの)「水際作戦強化」とやらで、「措置対象者」になったようだった。

外務省の「たびレジ」のメールから

なぜ、インドネシアの日本大使館からメールが来るのかというと、私は本来なら、ベトナムでの滞在ビザが切れる前の3月28日にインドネシアに行き、そこでまた2週間ほど滞在して仕事をする予定だったからだ。

外務省の「たびレジ」に登録しておくと、現地の日本大使館が最新の情勢や情報を送ってくれるのだが、引き続き日本で両国の仕事をする関係から、私は帰国後もメールを解除していなかった。

それによると、私は「過去14日以内に注の国・地域に滞在していた方」に該当し、検疫の対象となったことようだった。「注の国」とは、「出入国管理及び難民認定法に基づき上陸拒否を行う対象地域」のことで、「水際作戦強化」によって範囲が拡大し、ベトナムもその中に入ったことが、措置対象となった背景である。

夜が明けて4月2日、私は問い合わせ先となっている「厚生労働省コールセンター」に電話してみた。
そこで、3月23日にベトナムから帰国し、4月5日で14日が経過すること、その間自主隔離し、家族くらいしか接触者がいないこと、現状、特に症状がないことなどを伝えると、このまま経過観察ということになった。

もしも、私か同居している母が、5日までに発症したら、地域の「帰国者・接触者相談センター」に連絡するよう言われた。多分そこから検査先の病院などを紹介してもらうのだろう。

コロナの検査を受けたくても受けられない人へ


今、巷ではコロナの検査を受けたくても受けられない人がたくさんいるという。行政機関に問い合わせても、軽い風邪くらいの症状では、自宅での療養や経過観察を言い渡され、その間不安に苛まれて暮らしているという声もネット上にあふれている。

あるいは重症化してからようやく検査を受けられたけれど、陽性と診断されて入院になってもベッドや呼吸器が足りず、「医療崩壊」している現場が日本でも出現しつつあるという報告も聞く。

どんな立場の人も「コロナ」の三文字の前ではどうにもならず立ち往生しているのが現状のようだ。

私は、自分が「措置対象者」となり、場合によっては検査を受けられる立場であると知って思った。

自分がコロナかどうかすごく気になり、検査をどうしても受けたいという人は、「接触者」という立場になって検査を受ければいいのではないかと。「よく知らないで、外国から帰って来たばかりの人に会ってしまった!」と言って検査を申し込んでもいいと思う。実際にそういう人も多いのだから。 


厚労省のコールセンターの電話番号は上記リンクのサイトに書いてあるし、そこで自分が居住する地域の「帰国者・接触者相談センター」の連絡先を聞くことをお勧めする。

検査を受けないリスクと受けるリスク


ここから下は私の個人的な考えなので、あくまでも参加として読んでほしい。
コロナウィルスについてはまだほとんどのことがわかっておらず、PCR検査の精度についても大きな問題がある。検査で陽性と出ても、それがコロナウィルスへの反応なのか、他のウィルスなのか、はたまた免疫なのかさえ、判明はしないとか。だから、この検査はまだ試験段階のものであり、臨床には使わないようにという公式文書を基にしたレポートも読んでみた。

https://blog.nomorefakenews.com/2020/03/30/corona-creating-the-illusion-of-a-pandemic-through-diagnostic-tests/?fbclid=IwAR1hmUpOrssRIXrrTFdbU-UygZYrgJi_FUO0AUiaZ2wn3P_1YIOJui7NFgI

さらに、検査で陽性と出ても、治療が確立されていないのと医療崩壊を防ぐため、重症化しなければ自宅などでの療養になってしまうという現状は先述した通り。そして、検査したときは陰性でも、その場所で感染してしまうリスクもある。

言いたいのは、だから検査など意味がないということではなく、検査はあくまで検査であって、それにより負うリスクもあるということだ。

「緊急事態」に惑わされないで

今回の「水際作戦強化」によって、おそらくこれから報道される感染者数は急増するだろう。しかし、それは感染が拡大したというより、検査数が増えて、陽性と診断される人の「数」が増加している可能性の方が高いと私は思う。

そうなると何が起こるか。「牛肉券」だの「マスク2枚」だのという頓珍漢な案が出て来る無策に等しい政府を差し置いたまま、パンデミックだ、ロックアウトすべきだ、緊急事態宣言だ、とマスコミが一層騒ぎ立てるのは、今までも目にしてきた通りだ。

コロナウィルスは、発症から重症化までの期間が短く、また死亡する人もいるため、不安になる気持ちもよくわかる。
しかし、その確率はこれまでの季節性インフルエンザより低いと指摘されているが、そうしたことはテレビを中心とするメディアなどではほぼ伝えられない。

こうした状況下で「テレビや新聞が言ってるんだから本当だろう」「何だかんだ言っても、政府に従っていれば悪いようにはされないだろう」という考えはとても危険だ。

日本人の国民性には、「自分のことは自分で何とかしなきゃ」ということが自立的精神だという前提があるので、「緊急事態だ」と「自分で何とかしなきゃ」が、エコチェンバーのように響き、根拠ない危機感だけが増大していく。それが集団的に社会に蔓延していくことを私は危惧する。

そして、冒頭で述べた「政治に対してNOを言う方法」。これには選挙に出るとか、投票したい人を応援するとか、デモに行くとか、ロビー活動するとかいろいろあり、ここに書いた中では「選挙に出る」以外はすべてやったことがある。

そして、今の状況だったら、オススメは「首相官邸にメッセージを送る」だ。これは上記に書いた方法よりもはるかに簡単。在宅勤務の人は空いてる時間でぜひ。

今の政治状況のなかでは少数意見は読み捨てられるだけだが、一定数を越えれば担当者も再考を促さないわけにはいかないだろう。「マスクいらない」の一言でもいいから送ろう。

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