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【妊活】つらかった不妊治療

久しぶりのnote更新です。
今回は昨年取り組んでいた不妊治療について、まとめようと思います!
とてもつらかった不妊治療、誰かの参考になればとも思います。

私達夫婦の妊活は自己流のタイミング法から始まりました。
最初は整理管理アプリのルナルナを見ながら排卵日を予測し
タイミングをとる、という方法です。
数か月試しましたが、なかなかできなくてどうしようと思っていた矢先
友人から排卵チェッカーなるものがあることを教えてもらい、試してみることにしました。
ちなみにこの排卵チェッカーですが、薬局などで市販で売ってるものもあるのですが、毎日使うのでお高いと中々ハードルが高いのも事実
私はラッキーテストというHPから海外製のものを購入していました。
https://www.luckytest.jp/

排卵チェック方法は、毎日の尿に検査シートを数秒つけて陰性陽性を確かめる、という方法です。
陽性が出たらその14~28時間以内に排卵する可能性が高いということがわかり、そこからタイミングをとります。

早速チェックしてみたところ、ルナルナの排卵予想日と全然あっていない事に気づきました。私はどちらかというと遅めに排卵していました。
後々知ったのですが、ルナルナの排卵予測日というのは全体集計の中から計算された日付なので、個別カスタマイズされていない理由で個々人の排卵日とはずれている事も全然あるということでした。

タイミングが合ってなかったから妊娠できなかったんだ!
と安心して排卵チェッカーを活用しながらさらに数か月妊活を続けるも一向に妊娠しませんでした。

そんな時にたまたま知り合いで不妊治療を経て妊娠した話を聞き、ついにクリニックに行く決意をします。
ここからが本当につらかったです…

まずはクリニック選びでとても迷いました。
不妊治療は2022年の4月から保険適用になったのですが、体外受精等は保険適用回数に制限があります。
勿論治療は頑張りたかったのですが、予算も無限にあるわけではない、となると最初から質の良い治療を受けたい、と思いクリニック選びは真剣に行いました。
検討する時に参考になったのはこの記事です。
来院患者数と生産率がわかるので、ここからよさそうな病院をいくつかピックアップしました。

最終的にクリニックを決める際に重視したポイントは下記です。
・実績の数が多いか
・成功率が高いか
・google等の口コミが良いか
・立地
不妊治療はすべての来院スケジュールが排卵日ベースで決まっていくので仕事と両立するのがなかなか大変でした。
例えば土日から通い始めても明後日来てください、などどいわれ仕事の前にクリニックにいく、ということも頻繁にありました。
比較的朝早い時間(7:00くらい)からあいてはいるのですが、保険適用になってから来院患者も増えていて、待ち時間もすごいです。
朝6:00くらいに家を出て、7:00にクリニックについて3~4時間くらい滞在してそれから仕事に向かう、という日が何日もありました。
となると、クリニック選びにおいて立地もとても重要なポイントでした。
後から考えると
・クリニックが自費治療の方針か、保険治療の方針か
も事前に確認してクリニック選びができるとよかったなと思いました。
というのも私が最初に通ったクリニックは自費治療の方針だったため費用がかなりかさんでしまったためです。
勿論自費治療の方が最新の良い機材等をつかった治療が受けれるのですが、最初からそこまで必要かどうかわからなくて、私は体外受精にステップアップするタイミングで保険治療の方針のクリニックに変更しました。
なので、これからクリニック選びをされる方には治療の方針も受付等に聞かれることをお勧めします。

そんなこんなで私が最初に選んだクリニックは日本橋のNatural Art Clinicさんです。
初診では血液検査と内診を実施しました。
血液検査はホルモン値を見るためです。
内診は子宮の状態と卵胞の大きさを測るためです。
先生はとてもプロフェッショナルな感じの先生で博士の様な方です。
こちらから積極的に質問すれば答えてくださりますが、質問をしないと先生のペースで診察があっという間に終わってしまうので、もし行かれる方がいらっしゃる場合には事前に確認したいことなどを整理してから行かれるとよいと思います。
初めての不妊治療という事ではタイミング法からでよいのではという先生のアドバイスもあり、まずはフーナーテストという検査を受けてみることにしました。
また、この日から基礎体温を測ることも指示されます。

フーナーテスト自体は排卵日にタイミングをとった翌日にクリニックに行き、子宮頸管粘液を採取して運動精子がどのくらいいるかをチェックする検査です。
クリニックでこの検査を受ける意思を表明すると、次の生理から〇日後に来てくださいと言われそこから治療が始まります。
来院時には毎回採決と内診。ホルモン値と卵胞の大きさを見ながら先生が排卵日を予測してくれ、指定された日にタイミングをとります。
来院しても卵胞の大きさ的にまだ排卵しなそうであれば2日後に来て、など指定を受けることもあり、1回の周期で3~4回ほど来院が必要でした。
実際のフーナーテストの日には粘液自体の透明度や伸び、粘液内の精子の量や運動状況などを見て、課題を指摘されるという、という感じでした。
私は2回ほどこの検査を受けましたが、妊娠できず、「精子検査も受けた見たら」とアドバイスをいただいた事をきっかけに精子検査へとステップアップしました。

精子検査を受けた結果、精子の質が良くないからと体外受精を勧めていただきました。
本来ステップ的にはタイミング法→人工授精→体外受精の順番にステップアップしていきます。
あまり時間をかけたくないので、人工授精の工程をスキップすること自体は私も賛成だったのですが、ここで突き当たるのが予算の壁です。
体外受精は治療としては非常に費用が高く、保険適用でも1周期数十万するという様な費用感です。
そしてこちらのクリニックは基本的には自費治療方針だったため、自費治療で体外受精をするとなると膨大な費用がかかることがわかりました。
一方で1回で成功する保証もなく、成功する確率等もなかなか名言してもらえず、踏み切ることができませんでした。
※保険適用で治療ができないわけではないです、が、クリニックとしては自費治療を推進されていて、そちらで治療される方の方が多いというだけです。

そこでセカンドオピニオンを検討し始め、不妊治療の最後の砦と言われている加藤レディースクリニックさんに一度相談に行きました。
こちらでも一応初診として内診と血液検査、さらには精子検査を受けました。
その結果、AMHの値には問題なし、そしてなんとこちらのクリニックでは精子にも異常がないという結果でした。
年齢的にももうちょっとタイミング法とかも試しても良いかもだけどどうする?と親切に相談してくださる様な診察でした。
長期戦でゆっくり治療してもよかったのですが、妊活続きで少し疲れてきていたため、私は体外受精を選びました。
また、これだけ人気のクリニックなのに、患者さんのほとんどの方が保険適用範囲内で治療しているという事を聞いて治療の量・質に安心して転院を決意しました。

そしてやってきた採卵の周期
排卵を誘発するためにはホルモン注射剤を使う方法と薬を服用する方法があるのですが、私は自分で自分に注射できる自信がなかったので、薬を服用する方を選びました。
服用した薬はクロミッド。指定された日に飲みます。
卵胞の発育具合を診ながら、採卵日を決めていくのですが、採卵日が決まると点鼻薬を処方されます。
こちらは必ず忘れずに実施しないと採卵できなくなる場合もあるので、緊張しながらやりました。
こちらのクリニックは自然派のクリニックなので、全体的にあまり体に負担をかけない治療を心がけてます。
ゆえに採卵も無麻酔で実施するのですが、痛みに弱い旨も事前に伝えていたら、私の場合は当日の座薬も出していただけました。
準備万端で挑んだ採卵日でしたが、とても緊張しました。
クリニックについて受付をした後は自宅から持参した精子をまず提出します。
その後採卵室に向かい、オペ着に着替えて順番が来るのを待ちます。
実際の採卵はオペ室で実施しますが、ここがドラマに出てくるような暗いオペ室でとても緊張しました。
採卵自体はチクっという感じで、針が刺さるのはわかるのですが、我慢できる範囲です。
採卵後は体を少し休めて、出血状況などを確認して大丈夫であれば帰宅、という流れでした。
私の場合、子宮内ポリープの疑いがあったため通水検査を実施しました。

結果、採卵できた卵子は2つ、両方受精し、きちんと発育もしてくれました。
口コミ等でもよく見かけますが、加藤レディースクリニックさんの採卵技術、培養技術は本当にすごいと思います。
無事ここまでの治療を無事に終えれた事に本当に感謝しています。
受精卵に関してはクリニックのアプリで画像も見れたりするので、とてもいとおしい気持ちになりました。
また、精子提出や採卵など絶対に患者ミス等が許されない治療に関しては静脈チェックでしっかりと管理してくださっていたので安心感もありました。

私の場合、子宮内ポリープの大きさが大きくて、着床障害を起こしてしまう可能性もあるとのことで胚移植の前にポリープの手術をすることをアドバイスいただきました。
大きさによってはクリニックで手術もできるとのことでしたが、私の場合少し大きかったので、自宅の近くの病院で手術をしました。
なので受精卵はいったん凍結、となりました。
ポリープも摘出したので、自然でできないかなぁと2回ほど自己流タイミング法を試した結果、奇跡的に妊娠できて今に至ります。
手術のアドバイスをくださったクリニックにも感謝しています。

補足情報ですが、クリニック体制も文句なしの体制で、長い待ち時間を有効に過ごせるようにアプリでの呼び出しがあったり、ワーキングスペースがあったり、クレジットカードをアプリに登録しておくと自動で精算してくれたりと色々と工夫されているのがありがたかったです。

不妊治療中は仕事との両立が本当に大変で、どうして私だけこんな思いをしないといけないんだろうと嘆く日々でした。
治療中に周囲の人の妊娠報告を受けて、素直に喜べないことも何回もありました。
今思い返しても辛い日々だったなと感じます。
でも人生の中での大きな出来事の1つだったので、記録を残しておこうと思って書き記しました。

長い文章読んでくださってありがとうございます。

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