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【#1】ビリヤードを始めるために【道具編】

本格的にビリヤードを始めてみたい!
だけど、ビリヤードってどんな道具があってどのくらいかかるのか?
また、どうやって道具を選べば良いのかわからない。
そんな人向けに連載でまとめていきます。

今回は「どんな道具があるの?」というテーマでまとめます。

ビリヤード道具一覧

・プレイキュー(ポケット、スリークッション、スヌーカー、4つ球)
・ブレイクキュー
・ジャンプキュー
・マッセキュー
・チョーク
・グローブ
・タップ
・テーブル(ビリヤード台)
・ボール
・メカニカルブリッジ(レスト)
・ラックシート(トライアングルラック)

代表的な道具はこのあたりです。他にもメンテナンス用の道具やトレーニング用の道具などもあります。ちょっと細かく見ていきましょう。

(1)キューと呼ばれるもの

一覧に「プレイキュー」「ブレイクキュー」「ジャンプキュー」「マッセキュー」とありますが、球を撞く為の道具が「キュー」と呼ばれるものです。
 
「キュー」は基本的に2分割の構造になっており
「シャフト」と「バット」の2つで構成されています。

ビリヤードキューメーカーも沢山あり、各社様々なメソッドでキューを開発、販売しています。驚きなのは、「個人」でキューを作る人もいます。

キューの構造は上記の通りですが、一覧に4種類のキューが登場しました。

プレイキュー」はその名の通り、普段プレイするために使用するキュー。
手玉(白色のボール)を撞く為の道具です。
大体は「ポケット用」のキューを指しますが、「スリークッション用」や「スヌーカー用」といったゲーム性の違うビリヤード用キューもあります。

ブレイクキュー」はゲームの始まりに使用するキューです。
ひし形や三角形に組まれたカラーボールに対して手玉を
「ドカーーーン!」とやるあれです。気持ちのいいヤツ。
その名の通り、形を組まれたボールを「ブレイク(割る)」キューです。

ジャンプキュー」は手球をジャンプさせる為のキューです。
プレイキューやブレイクキューとは違い、少し短めに作られています。
※プレイキューですくい上げてジャンプする行為はファール(違反)です。
ボールやキューを痛めることになるのでやらないこと。

マッセキュー」はトリックショットなんかでよく使われるキューです。
キューをほぼ垂直くらいまで立てて手玉を撞くことでものすごい量の回転をのせることができます。フロリアン・コーラー氏の動画でよく出てきます。
※テーブルを痛める可能性が非常に高い為、やるときはお店の人に許可をもらいましょう。

(2)ビリヤードにおける消耗品

「タップ」「チョーク」「グローブ」これらの3つは最も交換頻度や買い足しの必要性が高い消耗品で価格もピンキリです。

キューの構造で「シャフト」と呼ばれるものがありましたが、そのシャフトの先端に接着されているものが「タップ」と呼ばれるものです。
手玉と接触する箇所で、一番摩耗が激しい部分です。こちらも「プレイ用」や「ブレイク用」などがあり、樹脂や動物の革で作られています。
 
「チョーク」は先程のタップに塗る「滑り止め」の役割をしています。
ボールに回転を与えるようなショットをする際に「チョーク」を塗っておかないとボールとタップが滑って「カシャン!!」という音とともに手球があらぬ方向に進んでいきます。基本的には撞く前に必ず塗る必要があるものです。
 
ビリヤードに「グローブ」っているの?と思うかもしれませんがこちらは使用している人と、使用していない人にわかれます。
主に利き手の反対側に装着しますが、湿度の高い日などにキューが手の上で滑らなくなってしまうので滑りやすいようにグローブをします。

(3)実はお高いお店の設備

・テーブル(ビリヤード台)
・ボール
・メカニカルブリッジ(レスト)
・ラックシート(トライアングルラック)
こちらの4つはお店の設備としてまとめましたが、結構なお値段します。
使用料として僕たちはプレイ料金を支払っていますが、間違って破損させてしまうと高額な弁償になるので注意しておきましょう。
 
「テーブル(ビリヤード台)」は、ポケット、スリークッション、スヌーカー、4つ球と分けて様々な種類があります。
よく見かけるのは「ポケット用」のビリヤードテーブルです。
スリークッションや4つ球のテーブルは「ポケット」と呼ばれる穴がありません。また、スヌーカーはポケットと同じく穴が6つ空いていますが、テーブルのサイズがポケットテーブルの約2.5倍ほど大きいテーブルです。

テーブルにも様々なメーカーがありますが、新品で購入すれば100万円をゆうに超え、中古品でも4,50万円はするものです。
ものをぶつけたり、飲み物をこぼしたりしないように注意です。

「ボール」も、ポケット、スリークッション、スヌーカー、4つ球で使用するものが変わってきます。テーブルに合わせてセットされていますが、球同士がぶつかり合ってだんだんと摩耗してすり減っていくのでこちらもある意味では「消耗品」です。また、傷などが付くと球の転がりなどに影響するので落としたりしないようにしましょう。
「消耗品」とはいえ安いものではなく、15個のセットで5万円程です。

「ラックシート」はその名の通り「ラックを立てる」商品です。
木製のトライアングルラックから進化してラックがより綺麗に立てれます。
ブレイク後の球の動きですり減ったり、折れ曲がったりするのでこちらもある意味では「消耗品」のい部類です。

「メカニカルブリッジ」は自分の背丈や身体の伸びでは届かないところで撞くために使用します。簡単そうに見える道具ですが、ある程度ビリヤードができるようになってくると「嫌いになります」 笑

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ビリヤードで使用する代表的な道具をざっくりとまとめ上げてみました。
野球のグローブでも、キャッチャー用やファースト用などがあるように同じ「キュー」と呼ばれるものでも使用用途が違ったりします。

道具の種類と使い方を覚えておくと、ワンランク上のビリヤードができるかもしれません。
 
次回は、実際に購入するとなったら何を買えばいいのか、どのくらいかかるのかを掲載したいと思います。

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